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意味が分かると怖い話

俺の娘

作者: ノアン

初めての投稿です。

少しでもゾッとして頂ければ幸いです。

俺には娘がいる。

嫁は数年前から出ていったきり戻ってこない。


でも、俺は娘と一緒に暮らしてるだけで幸せだから別に気にしてない。


だが、娘はあれから少し元気がないみたいだ。口数も少なくなり、大好きなハンバーグも食べなくなった。


日に日に弱っていく娘をみて俺は言った。

「いつまでも昔の事でくよくよするのはやめろ。悲しいのも分かるがこれが現実なんだ!」

つい、強い口調で言ってしまった。

娘は泣き出してしまった。

俺のこういう怒りっぽい所が嫁が出ていった原因かもしれない。

「ごめんな。」

そう言うと娘は小さく頷いた。

もう家族はうしないたくないと思い娘を抱きしめた。

「私も…ごめっ…んなっ…さいっ…っ…」

泣くのをこらえて言っていた。俺は娘に辛い思いをさせてしまった。


その日から徐々に娘は前より食欲も回復し口数も多くなった。俺は娘が元気になって嬉しかった。


そんなある日、近所で誘拐犯が潜んでいるとニュースでやっていた。誘拐された行方不明中の女の子の写真も映っていた。少し娘に似ていていた。もしかしたら俺の娘も誘拐されるかもしれない。怖くなった俺は、娘の事を第一に考え遠くの田舎に引っ越そうと思った。空気は美味しいし都会よりのんびりと暮らせるし何よりここなら人が少なくてみつかりにくいからな。



解説

誘拐犯から遠ざけたいなら人が少なくて見つかりにくい所じゃなくてもいいはず。つまり、誘拐犯ではなく人目を気にしていた。なぜなら誘拐犯はじぶんだから。嫁が娘と一緒に出ていったのでじぶんの娘と似ている子を誘拐した。元気が無かったのは嫁が出ていったから元気が無かったのではなく誘拐犯を怖がっていたから。「ごめんな。」と言ったあと、誘拐犯は抱きしめたのではなく首をしめたから、女の子ははっきりとごめんなさいを言えなかった。その後は、殺されない為にゆう事を聞くように頑張っていた。行方不明中の女の子が少し似ていたのは行方不明前とは別人のように衰弱していたから。

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