プロローグ
読む価値ないと思います
「はぁ、これで35通目のお祈りか」
郵便受けから何時ものように封筒を取り出しため息をついた。
中々決まらない就職に嫌気がさしてきているが現状はまだ諦めれない。
そう、僕の後ろには家族がいるんだから。
僕は物心着くころから物覚えが早く人より早く成長していた。
精神の成長は同い年のやっている幼児性を鼻で笑って見下していたが関わる気はなかった。
人間という生き物は必ず輪からはみ出した奴を叩く習性を持っている。
それは成長が早い僕にも言える事だった。
だから僕は輪に外れないように浅く付き合っていた。
大学生まで続けた結果がこれだ。
人の顔色を伺い相手の好まれる回答を答える。
よく出来た人間だと思っていた。
だか、それは何も経験をしていない学生相手にだけ通じただけで社会を長年経験している面接官には僕の相手を汲んで答えた回答は見抜かれていた。
ーー本当にお前はそう思っているのか?ーー
ーー何故そう綺麗事ばかり並べる?ーー
ーーそんな上辺からの答えが通じるとでも思っているのか?ーー
そう僕に問いかけている眼差しをいつもひしひしと面接官から感じていた。
本当はこんな事したくない。 やりたくなんかない。
だけど僕は家族の為に諦める訳にはいかないんだ。
5年前に両親と妹は交通事故に逢いました。
両親は下半身が完全に機能しなくなり妹は目が見えなくなった。
両親は仕事も退職になり妹は普通科学校から障害者学校に移った。
「僕が魔法使いだったら世界は平和になるのに……」
そう呟いた僕の頭に向かって強く何かが撃たれた。
現代魔法師の物語がはじまる。
つまらなかったでしょ?
以降はスルーでいいですよ