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特になし  作者: サムさん
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目まぐるしく変わる時の流れは、川のように滞りなく。


というわけにはいかない。


岩にぶつかり木々にせきとめられ・・・・


その流れに飲まれる者も多数いた。だが、その中にも己の信念を何年と貫いてきた奴らがいる。


その中には平穏を信念とするものもいたのだった。


縁川と轟と番。湖で語る三人はここ最近の出来事でピリピリとしていた。


猫飼と白尾も草原でまたひそかに話していた。


そして影で動き始める狂い音達。お互いにお互いの腹をさぐるように動いていた。


そのうち縁川は一人で護世隊というものに会いに行く。


意味深な会話を交わしたまま、その素性はおろか明らかなことはなにもなかった。


その後、縁川は番と守也に出会うが、その二人にもなにも言わなかった。


一方、猫飼と白尾のところへ一人の男があらわれる。


全くわけがわからない発言を繰り返し、縁川という言葉だけを残す。


猫飼はその足で縁川の元へと向かった。


その頃縁川は番たちと離れ、森林の中である男とあっていた。


その男こそ、猫飼の所に行った男。護世隊の安藤だった。


縁川を見失った番と守也は、今の神の世の動きについて話していた。


猫飼の敵など・・まだ不可解なことが多く、こちらもまた、縁川を探し始める。


一足早く猫飼達は縁川の所へたどり着く。


護世隊の正体と、目的を応えるようにつめよる猫飼に飄々とした態度でながす二人堪忍袋の緒が切れた猫飼と白尾は、二人に斬りかかる。


しかし、気を乱した猫飼達に勝機はなく、縁川達には逃げられてしまった。


守也たちはその様子を木の上でひそかに眺めていた。


そこへ一人の男が来る。


そいつはいきなり番を追いまわす幸い、戦闘にはならなかったものの、その男は強い気を秘めていた。


そののち、猫飼の元に来たオーガは三年前の悲劇についての情報を猫飼に伝える。


悲劇を起こした者は猿川。


統治権を独り占めするために、聖霊を皆殺しする必要があったと。


そして10年たった今、再び統治権を我がものにするため、聖霊の頭になろうとしている。


それは猫飼にとって非常に目的の邪魔となる

「また、敵が増えた・・・・・」そう小さくつぶやく。___


なんだ?自宅で猫飼が見たのは、クッキーと赤い指輪。


そして僕は死んでしまう というレイブンの手紙だった。


創世区域で真紅郎を見ていた猫飼。苦しむ真紅郎を藤崎が助けようとしていた。


そこへ励というものが猫飼の前へ現れる。


励は猫飼の事をしっていたのか、そのまま攻撃をする。


猫飼も迎え撃とうとしていた。


しかしその二人を何ものかが止めた。


そのものは、闘う意思はなかったものの、励への怒りで戦闘を開始する。


その様子を見ていた猫飼は、神殺しの居場所が分かったと聞き、その場を放置し退いた。一方、番と守也に仲間にならないかと聞いていた縁川。


二人は曖昧な返事を残した。


それをきいた後縁川は、ある場所へ走り出す。


それは、今まさに励と闘っているもののところだった。


「バルクさん!」


そう叫んで二人の間に飛び込む。


縁川のおかげでその場は終息を迎えた。


その頃、猫飼は洞窟で牙というものとあう。


その牙こそが神殺しであった。


猫飼が話をしていると、そこへもう一人の者があらわれる。


そのものの名は猿川。10年前の悲劇の張本人であった。


猿川は猫飼に言った。


「10分間耐えきったら牙を渡してやる」と。


後を追いかけてきた蛭子とともに牙と猿川に向かっていく猫飼。


それを嗅ぎつけた縁川は番と守也を連れて猫飼い達の元へ向かう。


猫飼達は攻撃の乱舞に苦戦を強いられていた。


猫飼の左翼は砕かれ粉々になってしまった。


そんなとき、縁川や守也、番が猫飼達の元へつく


縁川、番、守也、蛭子、猫飼の五人はその洞窟の中で、異様な光景を目にすることになる。


猫飼が炎を使い、応戦しようとしたときだった。


猿川が使ったのは、なんと人間だった。


神の世に人間がいるはずがない。


そもそも神と人間がかかわることはあり得ない・・・タブーとされているはず。


次々と道具のように殺される人間たちを見て、守也と番が戦闘に加わる。


人間を助けようとするものの、猿川は人間達とともに牙をつれその場を後にした。


洞窟はその後崩れ去り、縁川達と猫飼達は散り散りに逃げた。


洞窟を出たところで、番は縁川と守也に、記憶が戻ったと話す。


粉々になった左翼をみて思い出したのだった。


その時、守也は言う。人間を守るべきだと。


だが人間界に行く方法もわからないのに、守るもなにもない。


そこで縁川の知り合いから人間界行きのバッチを受け取った。


森林へと逃げた猫飼と蛭子はお互いに武器の事を話していた。


砕けた左翼に噛みちぎられた刀。


創世者なら何とかしてくれるはず・・・・・。と創世区域に向かった。


そこでは、ボロボロな牙がいた。おびえて猫飼達を信用しない牙。


だが、疲れ果てたその体は悲鳴を上げ、倒れてしまう。


何を思ったか、猫飼は武器を後回しにし牙を家へと連れて帰る。


道中、不思議な者があらわれ 人間界行きのバッチを渡される


「番君、守也もいくからのぉ 平等にじゃ・・・」人間界には一体何があると言うのか・・・・


牙を傍に置いた猫飼は蛭子と家にいた。


そこへは聖霊の轟が来る。


完全に猫飼の下へとついたことを示すようであった。


さて、人間界に行きたいと守也に言う番。


しかし守也は時をうかがっているようであった。


行きたい行きたいとだだをこねる番の前に縁川があらわれる。


人間界に行く方法を教えに来たのだ。


その方法とは、額にバッチを当て「我、守ることを誓わん」ということ。


その誓いとともに、二人は人間界へと行くことになった。


人間界についた守也たち。初めて生の人間界を見るのか、はしゃぎっぱなし。ところが神の世のお金が通じず、食い逃げと間違われ、ふんだりけったり。


そんな二人をよそに、猿川は別ルートで人間界に来て、ある中学校で、また人間を集めていた。


何の因果か、守也たちもその中学校へと潜入し、そのまま猿川を捕らえるはずだった。


・・・・選んだ中学校が間違っていた。


その名も「破れ被れ日本海都立中学校」そこは何もかもが人間の常識を超えていた。


目からビーム?当たり前。3mのゴキブリ?日常茶飯事。


一言でいえばそんな破天荒な学校だった神の力を使えない猿川や、守也たちはたじたじ。


潜入どころか手ゴマのように・・・さぁそんな人間界でどうする?!


守也たちが人間界で大奮闘しているころ、神の世では少しの変化があった。


一人で佇んでいた猫飼のもとへ懐かしい客人がやってくる。


それは洗脳されたままの衛だった。


攻撃して来ない衛に猫飼は語りかける。


二人の間の関係を。


「歪な関係だった。近くて・・でも遠かった。」


まだ記憶があったころの衛にもらった指輪を見せながら。


それは衛の手に同じようにはめてあった。それでも思い出せない衛に、また思い出したらでいい・・・。


と背を向ける猫飼。


しかし何を思ったか、衛は引き止め名を訪ねる。


「夢亜。猫飼夢亜だよ。お前の主人から殺せと命令されていた女だ。」


それを聞いて、衛は臨戦態勢に入る。


しかし衛の頬に一筋流れるものがあった。慌てる猫飼に衛は言う。


「何故か、僕はあなたを前から知っていたような気がする。」


それを聞き、教授に衛の洗脳を解くように行動する猫飼。


すると簡単に教授は洗脳をといた。なぜかと問う猫飼。


教授は真の目的が、猫飼と真紅郎の相殺だと言い放った。


殺そうとおいかけるも姿は消え、衛と久しぶりに相対した。


「この指輪の意味をまだ聞いてないな。」猫飼は衛をからかう


「僕はあなたが大好きです」・・・・歪な関係を終えその先へと進んだ二人。


神の世では少し幸せもあっていいのです。


真紅郎を殺そうと動く影。迫る狂気。彼は・・・河上幽斉

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