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エース殿と部長または宙と武の物語

宙の心霊スポット巡り 函館編

作者: 高里奏

 こんにちは、森嶋宙です。

 我がオカルト部は只今旅行、じゃなかった合宿で函館に来ています。

 函館はかなり有名な心霊スポットが多いですから非常に楽しみです。

 カメラはカラー、モノクロ、デジタル、赤外線と各種取り揃え、勿論レコーダーも持ってきています。

 当然観光のためのものではありませんよ。

 これは合宿なんですから。

 いろいろ記録しなくてはいけません。


 「立待岬…綺麗な場所ですね……」

 眺めは非常に美しいです。

 ここ、自殺の名所とかよく言いますね。

 時々飛び込む人が見られるようです。

 結構断崖がすごいです。

 「海が綺麗だなぁ」

 とりあえず写真に収めて次に行きましょう。


 「うわっ、本当にあった……」

 赤い墓石って気持ち悪いなぁ…

 武将の墓とか新聞配達のおじさんの墓とか色んな説があるけどなんでこんな色にしたんだろう……。

 僕なら絶対嫌だな。


 さて、写真も撮ったし……。

 外国人墓地も行きたいけど時間がないから今回はあきらめるか。

 やっぱ函館にきたらラッキーピエロ行かなきゃ損だしなぁ。

 腹ごしらえが優先だ。

 「その後は五稜郭だよね? リディ」

 別に観光じゃありませんよ。

 日本の歴史に触れるのです。


 

 「アイスひとつ下さい」

 夏場はソフトクリーム屋が多いです。

 ついでに函館山周辺の教会巡りもしたいのですが、やはり観光客で込んでいますね。

 「冷たい……」

 ひんやりとしたアイスが妙においしく感じます。

 五稜郭公園は桜の木でいっぱいですね。

 ああ、藤棚もありました。

 「藤も終わってしまいましたね…あの桜は春に幽霊でも出ると楽しいのですが…」

 写真を撮って見ましょうか。

 「おや、もう時間ですか?」

 さすがに日帰りはきついですね。

 次は泊まりで来ましょう。






 写真が現像できました。

 「…つまらないですね」 

 一枚も心霊写真がないなんて拍子抜けです。

 さぁ、次はどこに行きましょうか。

続編なんか無い。

心霊スポットの写真を見ながら書いていたら吐き気がしてきたので、続編を書く気力はありませんが、道内スポットのどこかに行くことがあれば書くかもしれません。

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