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お題シリーズ5

見逃し 誤字

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私は記事を書く仕事をしている。


 そんな仕事で、やっかいなのが誤字の存在。


 記事を執筆している時、それは呼んでもないのによく出てくるから。


 きちんと確認しないで出すと、読みにくいと言われてしまうから、しっかりと見つけて正しい字になおさなければならないのよね。


 見逃してしまうといけないから、執筆した文章に何度も目を通すんだけれど。


 けれど毎回、気が付いていない誤字があるのよ。


 編集長に指摘されてから初めて気づくものがある。


 文章を書くのは好きな方だったけれど。


 この仕事に向いていないのかしら。


「きあじあがあであきあまあしあたあ。かあくあにあんあをあおあねあがあいあしあまあすあ」


 おっと、つい母星の喋り方で言ってしまった。


「すみません、つい故郷のなまりが。きじができました。かくにんをおねがいします」

「おう、ってまた「あ」が文章の中にまぎれこんでるぞ。しっかりしろよな」


 気を抜くとついなれた言葉を使ってしまうから、難しいのよね。


 私は宇宙船の中にある宇宙新聞部の一室、自分に用意されたデスクに着席してため息をついた。



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