ヒロイン絶賛絶望中
「「どうしてこうなった??」」
平民の女子生徒とこの国の王太子は言った。
ただいま学園の卒業パーティ開催中でパーティフロアの真ん中にはイケメン達に守られる様に立ってる女子生徒。
そしてその隣には先程冒頭に出てきた絶賛絶望中の二人組。
「殿下、さあ今こそ殿下が真に愛するイリーナ嬢と私達が愛するローズマリー嬢の仇をとるときです!」
「そうです、あの卑劣な目狐に断罪を!!」
「王子様ぁ、がんばってくださぁ~い。」
取り巻きイケメンと守られてる女子生徒ことローズマリー嬢がおのおの絶望中王太子に訴える。
そしてその者達の目の前には卑劣な目狐こと王太子の婚約者であるこの国の公爵令嬢ヴァイオレット嬢が全てを悟ったかの様に絶望中二人組に微笑んで立っている。
その姿はまるで女神のごとく。
「おい、イリーナ嬢どういう状況だ?なぜ、ぼく……私が婚約者を断罪しなくてはならないのだ??」
「申し訳ございません、私も気が付いたらここに居たので全く把握しておりません。」
(なんでこうなった?!誰か教えて!!
お姉さん絶賛絶賛絶望中なんですけどぉ?!)
◇◇◇
処女作です。
悪役令嬢が主役ばかりでヒロインがヒロインしてないのが気になったので自分で書いてみました。
コメント待ってます!