表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

過去は消せないけれど、それをどう捉えるかで、女性脳と男性脳が明確になるという理屈

作者: 秋葉竹


過去は、消せない。


なにか不快な思いをさせたとする。

その、不快な思いをした相手が、それ以外にもこちらからすれば大昔の、こちらが相手を不快にさせた事柄を持ち出してきて、

「あのとき、あなたはどう思っていたの?」

と、詰問する。

べつにそんなに悪意やらなにやらがあって行ったことではない、といろいろと「言い訳」をする。

けれども、なぜそんな昔の、ほとんど覚えてさえいないこちらの落ち度(?)を今になってあげつらうのか?

それに意味はあるのか?


当然意味はなくって、ただ単に目の前で起こった「嫌なこと」を考えているうちに、勝手に似たような「嫌なこと」が思い出されてしまうらしい。

そういう、「脳の作り」らしいよ。

感情に特化した女性の脳は。

だから、感性がすごく鋭いから、他人の悪意や善意に敏感で、表面上だけではなく、その人のそれを言ってる時の立ち居振る舞いの細部まで自然に目が行って、相手の本心までわかってしまう、のだという。

それを、女性脳、って、いうらしいよ。


男性は、そんなことないから、そんな感性の特化した超能力のような特技は持ち合わせておらず、だからそれを補助するために、理屈で考える、という特性を生まれ持っているらしいよ。

それを、男性脳、っていう。


なんか、なるほど、納得な、説明ではあるなぁ。

でも、この説明を考えたのって、絶対に理屈を優先して思考する『男性脳』の人なんだろうな。

もっともな、理屈ではあるが、問題は、そこじゃなく、その思い返された不快な過去の感情を、どのように押し殺すか、というその対抗策を提示できないというところであるはず、なのに、感情の分析だけして悦に入っているあたり、いかにも『男性脳』の典型みたいじゃないか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ