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二次元の力はこの手の中に!!!  作者: 神咲 勇気
第二章 二日目の激動
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第23 女同士の大バトル

ぶつかり合う2人の力、その力で防災公園の芝生が砂塵と化していく

ネクタルの攻撃をしっかりかわしながら切り込む天照、それをしっかり受け流すネクタル

調子近距離での剣戟は、激しさを増していく互いに一歩も引くことがない

だが、いつかは疲れ果てて隙が出来るはずだとお互いそれを狙っているのだろう、互いの剣技のスピードが上がっていく

そして、その時がきた


キィン!!!と天照の剣を弾くと天照の防御が数秒だができない状態になる。


「くっ!!!」


その隙を見逃さなかったネクタルは、突き技くりだす


「捉えた!!!これでしまいや!!!」


勝ちを確信しての大ぶりの技

「酒流流麗突き(しゅりゅうりゅうれいつ)!!!!」


するとネクタルの横に影が現れた


「はあああああ!!!!」

ドゴンという鈍い音と共にネクタルが宙に舞う


かはぁという声をあげながらネクタルが打ち上げられた場所を見るとそこにいたのは桜だった。

口から出た血をプッと吐きだし空中で宙返りしながら体制を整えようとしてると


「ていやああああああああ!!!!」


振り落される剣をネクタルはもろに受けて地面に叩きつけられる

叩きつかれた勢いで舞った石などがパラパラと落ちてきた

その後に、シュタッと光が降りてきた。


天照は何が起きったかわからなかったが、我に返ると


「なっなにやってるのあなた達!!!手を出すなって言ったじゃ」


言おうと瞬間神速の拳が天照の顔面を直撃する

そして天照が数メートル吹き飛ばされてゴロゴロと地面に転がり倒れこんだ


「いったぁ~さっ桜あんたいきなり何!?痛いじゃない!!!」


顔をさすりそう言いながら立ち上がりながら桜を見た

その桜の不気味な笑顔をみた直後、天照は固まる


「さっ桜・・えっと・・なんで怒ってるのかな?」


桜はニコニコと笑いながら

「えっ?わからないんですか??ん~~しょうがないですね~」


そう言いながらグローブをしっかりはめ直し、天照に向かって一瞬で距離を詰める

その瞬間一瞬戸惑ったが、天照も防御するが後ろに飛ばされる

何がなんだかわからない天照は困惑するが尚も桜は突っ込んできて攻撃をしかけてくる


「さっ桜!!やめなさい!!ってば!!!」


天照が剣を振り下ろすと桜は後ろに飛び引いた

地面に剣が振り落されて砂塵が舞う

ハアハアと息をあげながら天照は構える


「桜!!!あんた何やってるの!まさか操られてるの!?」


そう問いかけると桜さんは笑顔で返答をする


「あははは いやだなぁ天照様~操られてませんよ~当然私の意志でやってるんですよ」


そう言いながら棒読みの笑い声が怖さを誘う

天照は背筋にぞくっとする感覚が走ったのを感じ

後ろを振り向くと光が立っていた


「なんだ光かぁよかった!桜の様子がおかしんだ!何があったんだ!?」


そう言った途端光も笑顔で答えた


「まだ気づかないんですねぇ~」


そう言いながら光は剣を振り下ろす


ひぃ!!っという小さな叫び声と共に天照が避けて桜と光から距離をとる

危うく仲間から斬られる所だったと天照は肝を冷やす

周りをよく見ると心見の姿は無いようなので倒したのはわかる


だけど遠くの方を見ると賭はまだ結界に閉じ込められたままだった。

それを確認し桜に問いかける


「桜!賭くんが結界から出てないじゃないか!!!早く出してあげないといけないじゃない!」


天照が賭がいる方向を指さすすると桜がまたも満面のどす黒い笑みを浮かべ


「今回は賭くんには待っててもらう事にしました」


待ってもらう事に?いや早く出てきてもらって加勢してもらわないといけないんじゃないのかい?っと言おうと口を開こうとしたら後ろでものすごい音を立てながらネクタルが立ち上がる


「くうぅ!!いきなりでおどろきましたわ!いたたたたってあんたたちなんで味方同士で戦っとるんです?仲間割れかえ?」


服についた汚れを払いながら問いかけてくる

天照はそんなネクタルを見て

「ネクタル!!!あんた桜達になんか催眠でもかけたの!!!いきなり攻撃してきたんだけど!!」


怒鳴るように言うとその問いにネクタルは首をかしげる

「いやぁあんたとの戦いで夢中だったからなぁ、あの子たちにはなにもしとらんよ、あんたまたなんかしたんやないの??昔よくおちょくらせて私を怒らせた事あったからねぇ」

その返答に天照は慌てる


「あっあれは遊び心からやったの!!!あんたにも楽しんでもらえるかもってって!!今はそうじゃない!!!操られてないんならなんで攻撃しかけてくるのよ!!」


一人ツッコミしながらも今の状況が一向に理解できない天照

ネクタルは服の汚れを完全に払い終わると


「まぁ・・わたしはその方が好都合やね、なんせ3対1になるんやから」

ネクタルが笑いながら見ていると一瞬の風と共にネクタルの前に桜が現れる


「誰が・・・3対1ですって??」


ニコッと笑顔をネクタルに向けながら拳を腹にまたもや攻撃を仕掛けるがネクタルも今度は反応できたようでお腹を防御して後ろに下がる

これには今度はネクタルが困惑した

自分が立ち上がるまで天照と味方同士で戦っていたやつが、起き上がってきた途端今度はこちらにも攻撃をまた仕掛け始めて来たからだ。


ネクタルはチラッと天照を見て反応を見るが、それを見て天照も戸惑っている様子なので天照も予想外の行動だという事を察した。

ふぅと息を吐き服を整えた後ネクタルは桜と光を交互に見る


「あんた達何がしたいの?私を狙ったり味方の天照を狙ったりやってることが無茶苦茶じゃありませんか、いったいなんなん??」

そう言うと桜が下をうつむきながら言う


「何がしたい?・・・それあんた達が言う・・・」


そう言うと桜の周りをピンク色の風が渦を巻く

それを見て天照も光に言う


「そうよ!!光!いったい何がしたいの!敵はネクタルなのよ!私じゃなくてあいつを倒さないと賭くんも出れないしこの世界も二次元もBLも守れないのよ!!」


BLという言葉に光の周りにも色違いで黄色い風が渦を巻く

2人の渦はどんどん大きくなっていく

天照とネクタルはその風がなんなのかすぐにわかった。


これは・・

神気しんきだ!!!

そう感じ天照もネクタルも臨戦態勢をとる


「あらまぁ、まさか神気を発動するなんてこれは少し本気を出して相手しないと痛い目見そうやね」


「あなたも観察眼は衰えていないみたいね、そうこれは紛れもなく神気・・覚えてると思うけど」

その続きを言おうとするとネクタルが頷く


「えぇ覚えています、あれは本来神の力を持つ者にしか使えない気のはず・・それがあんな小娘2人が使おうとしている、一体あんさんあの2人に何をしたん??」


そう聞き返されて天照はうつむく

それを見てネクタルはやれやれと呆れ顔をする

そうこうしている間に、2人の気が完全に高まった

その瞬間爆風の様にズドンという音と共に衝撃波が走る


その瞬間天照、ネクタルの2人も力を高める


「なにをしたか聞きまへんけど、今目の前に居るのは敵でかわらへんからなぁ」


キッと桜を睨むネクタル

「倒させていただきます」


一歩二歩とゆっくり進んでいきスピードがどんどん早くなってそして桜へ突っ込んでいくネクタル

その瞬間桜が回り込みネクタルに攻撃を仕掛けるが先程まで見ていた速度をはるかに上回るスピードで避けるネクタル

避けられても尚連打で攻撃をしかける桜

徐々にスピードを上げたネクタルに対応していき、桜もスピードがあがっていく

互いに自分自身を高めあう状態、ミックスアップと呼ばれる現象があるが2人の今の状態がそれだろう

好敵手同士との戦いに徐々に2人の顔に笑みがこぼれているようにも見える

しかし、その状態も長く続くものではなく少しずつお互いに攻撃がかするようになり

攻撃を避け距離をネクタルがとるとその一瞬で、桜は拳に気をため始める

ちっと舌打ちをすると息をスーーっと吸うとネクタルも剣に気をため始める


互いの身体にまばゆく発光するものがどんどん集まって、地面がゴゴゴゴとなり地響きを立てている

すると桜が喋り始めた


「あんた・・・アニメとか好きなのよね??」


桜が質問をするとネクタルがニヤニヤしながら


「そやねぇ・・・好きと言えばすきやよぉ~でもなぁBLがなぁ」


すると桜が睨む

「BLが嫌だから・・・世界もコミケも巻き込んだっていうの?ふざけんじゃないわよ!!!!」


桜のためていた気が更に輝きを高めた


「人に好き嫌いがあるのはわかってる!!!だけど!!!周りをまきこむなあああああああ!!!」


ビリビリと空気が揺れる

ネクタルは顔色を変えることなく


「それはすまへんなぁ~だけど、二次元がなくならないとBLも無くならないからなぁ引くわけにはいかへんなぁ」

息を吐くように喋る


それを聞き桜がうつむきながら拳を構える

「そう・・・ならもういう事はないわ、ぶっ倒して反省させてやる!!!」

前をキリッと向いた。

それを見てネクタルも桜をじっとみて答えた


「でわ・・私は私の野望の為返り討ちにさせてもらいます!!!!」


そして2人が同時に動いた


「我が結界無数につらなり無限となれ!!!悪鬼を消し去る力となれ!!!!ブラッドジャステイスナックル!!!!」


「我ここに力を使う、世界を変える力となりて酒神の力解放せん!!!!後悔しなはれ!!!リカーワールドスラッシュ!!!!」


同時に放たれた技がぶつかり桜とネクタルを光が包み込んだ







「光・・・あんた昨日私に負けたのまさか忘れたわけじゃないわよね??」


剣を光に向ける

すると光は笑いながら喋り始めた


「あはははははは!!!天照様まさかあれが本気だとでも思っていたんですか??当たり前様子見していたに決まっているじゃないですか~、駅中で本気だしたら壊れちゃうじゃないですかここなら手加減いらないですよね」


そう言うとスケッチブックを取り出す、その中から四枚の紙を出した


「敵を騙すにはまず味方からといいますよね・・・今回はちょっと手加減しませんからね」


光は空に取り出した四枚の紙を投げ詠唱を始めた


「開け!!!私の力!!!絵に宿る複数の力!!!秘められし思いに答えたまえ!!!絵の暴走アートランナウェイ


そう唱えると絵から四本の剣が落ちてきて地面に突き刺さった。

あまりの事に天照は驚いた

何故なら自分と戦っていた時光は武器を必ず一つしか使ってなかった、つまり光の能力は一つの絵からしか出せないと思い込んでいたからだ

それだけではなく、先に描きこんでいた絵から出せるというのにも驚いた、絵をその場で描かないと取り出せないとも考えていたが目の前でその考えは覆された。


「今考えてる事言いましょうか??なんで複数同時に出せるんだ??直前で描かなくても出せるもんなのか?ですよね?ふふふふっ」


天照が戸惑ってるのを見てニヤニヤする光

そして取り出した剣を二つ掴む

よくみるとその剣は見たこともないものだった


アニメや漫画を結構見ていたりする天照だが、記憶の中にその剣に類似するものは覚えがない

という事は、と光を見て


「光、その剣は君がオリジナルで描いた剣かい??」


そう問いかけると光はニヤッとした


「そうですよ~よくわかりましたね。そうオリジナル武器、クラウスデイオとレイニーツリーです」


クラウスデイオは雷の稲妻のような形をした剣で、レイニーツリーと呼ばれる剣は水色のサーベル型の形をしている

色とか形からして何かしらの能力がありそうだが、考えている暇はなさそうで光は臨戦態勢に入っていた。


ふぅとため息をついて天照も臨戦態勢にはいる


「いきます!!!」


そう言って光が2本の剣を両手で持ち深呼吸してゆっくりまわいをつめてくる

それに応じて天照も構えを解かずゆっくり後ろに後退する

一定の距離を取り一気に技をしかけ決着を持ち込む算段だ

光の能力に対してはまだ未知数ということが理解できた、天照はできるだけ早くこの戦いを終わらせたいという気持ちがあった


この距離ならいけると思い剣に炎を纏わせた


「一気に決めさせてもらうわ光!!!龍炎焔カグヅチ(りゅうえんほむら)」


炎を纏った剣を地面に突き刺す

すると八本の火柱が上がり光の周りを取り囲む

そして天照は先程とは違い光に向かって突っ込んでいく


「これで!!!終わり!!!光!今は眠ってもらうよ!」


剣先を返しみねうちを与えようと振り切る、しかし手ごたえがなく火柱を斬るだけになり地面に転がる天照


「えっ!?何?何が起こったの!?」


天照は火柱の中を見るすると、そこには中に封じたはずの光の姿がなかった

慌てて周りを見渡す天照しかし、光の姿が見当たらない


「どこ!?どこにいったの!!?」


天照が周りを見ながら叫ぶと声が聞こえた


疾風雷神神速剣しっぷうらいじんしんそくけん

すると雷のような風が天照を襲い斬りつけられた


「きゃっ!!」

天照が振り返るがそこには誰もいない

だが、光の声だけは響いてくる


「あれで捕まえられたと思いましたか?思いましたよね?残念ですね天照様オリジナルって見抜いたのはさすがでしたが、やはり剣の能力までは見抜けなかったんですね」


能力?ということは最初の見解は間違いではなくあの武器にはやはり何かしらの力が備わっていたわけだ

賭くんと似て非なる能力

賭くんは想像したキャラクターの容姿や能力などを使える力に対して、光は武器の能力を使える力言うなれば賭くんの能力を一部分特化した能力という事になる


ぎりっと歯を食いしばる

最初に戦った時の能力だけでしっかり調べなかった自分の怠け癖に腹が立った

味方になったからと安心して、コミケの資料をあさり、物販へのルートそして宝をチェックなんて後回しにしていればさっきの技で気絶させられたかもしれなかった

だが、今は悔やんでもしかたがない集中して光を倒すしかない


立ち上がり目をつぶった

すると光の声がまた聞こえる


「目をつぶって何がしたいんですか?私に負ける覚悟でもしたんですか?」


「さてね!どうとるのもあなた次第だけど一つ聞かせてなんで私に攻撃をしかけてくるのか」


そう問いかけるとしばらくの沈黙ののち光の声が響いた


「そうですね、あなたたちの好き・嫌いに巻き込まれたコミケ全体からのおしおきっていうのもあります、ですがそれ以上に・・・」


「それ以上になんだというのだ??」


天照が問いかけると

「それ以上に嫉妬の方が強いですかね・・・」


「嫉妬???どういうこと?」


そう答えると光は

「実は知っていたんです、天照様とネクタルさんが有名な大手サークルさんだったということ」


ドキッとした光たちが来る前に話していた事をなぜ知っているのかと思い聞いてみた


「ひっ光?あんたその情報どこで・・・」


すると光は答えた

「あ~実は私のお父さんもコミケが好きで・・・その影響で私もアニメやら漫画とか好きになったんですが、昔お父さんがくれた同人誌の中にあったんです。天照神子って・・・」


お父さんなにしてくれてんのおおおお!!!と心で思いながらポーカーフェイスをつくる天照

光は姿は見えないが話を続ける


「当時の私はその本の絵や内容に惹かれました、自分もこんな風に素敵な絵を描いて素敵な話でいろんな人を喜ばせたいと・・嫉妬するくらいあなた達に憧れてあなた達を目標に頑張ってきていた・・・なのに!!!解散理由がBLって!!!それだけならまだ許せます!!だけど、世界を揺るがす戦いがBLなんて許せるわけないでしょ!!!だからです!!!」


もうどう言い訳しても多分火に油を注ぐくらいの気を感じたので天照は息を吐いて言う

「悪かったわね・・・そして憧れてくれてありがとうだからこそ・・・また・・憧れてもらうよだから、全力で来なさい」


そう言い天照は剣を構えた


「そうですか・・・覚悟してください・・・」


声が途切れ天照の周りにシャリンシャリンと音が鳴り響いていく

しかし、天照は落ち着いて目をつぶり前を向いて構える

どんどん音が近づいてくるのがわかる

そして・・


「ここ!!!!」


天照が音がする方と逆に剣を振り切ると光が現れた


「っつなんで!!!なんでわかったの!!!わざと音を鳴らして攪乱したのに」

肩を押さえながら言う


「そんなの決まってるじゃない!私神様だし!心眼くらい会得してるから攪乱なんて意味ないわよ」

笑いながら光に剣先を向ける


「降参してくれないかな??味方同士で争うのも不毛だしね」


光はうつむきながら答えた

「かかりましたね?」ニヤッと笑う


「なっ!?なに・・身体が・・・動かない?」

後ろを向くと最初に光が出した四本の内の二本が天照の影に突き刺さっていた


「上手くいって良かったです・・・奥の手は最後まで取っとくものですね、あ~その二本はオリジナル武器、影縫いかげぬいとうと影縛りかげしばりとうです。二つとも能力は一緒ですが一本じゃ心配だったので・・上手くいってよかったです」


光は顔をあげてゆっくり天照を背に距離をとる


「もう動けないし、これで私の勝ちですかね?今度は私から言いますね・・降参してくれませんか?」


笑いながら言いながら天照の方を向くと天照の周りを炎が包み始める


「なにかあるとは思っていた・・・警戒していてよかった・・よ」

そう言うと一気に火が立ち上る


「なっ!!天照様!!!何してるんですか!!!死んじゃいます・・・よ」

炎の中から天照が服を燃やしながら出て来た

光は戸惑った、確かに動きを封じ込めたなのに炎の中からなんで出て来たんだと

よく見ると


「影がない!!?まさか!?炎で!?」

ニヤッと笑って天照が答える


「ご名答、炎で光を作って影を見えなくしたのさそうすれば影系の攻撃は対処できるものなんだよ、まぁ・・アニメの受け入りでやってみたがさすがに服は守れなかったね加減できなかったしね」


そう言いながら自分の服をみる

服はわずかに残り胸が少し見えるか見えないかの境を維持し、下も下着が見えるか見えないかでとどまっている

ため息をつきながら光を見る


「さてここまでしたんだ、覚悟はいいね!!」

天照が構える


ハッと我に返り距離をとる光

天照の剣に炎が集まり始めるそれを見て光は、レイニーツリーだけを手に取り構え気を集中する

すると光の剣には、空気中にある水が剣に纏い始めた


「はっ!!火と水の勝負ってわけかい!!!いいじゃろう!!いくぞ!!!光!!」


「私も今度こそ今度こそ勝たせてもらいます!!!!」


互いに剣を振り下ろす


「火竜演武竜神波!!!!(かりゅうえんぶりゅうじんは)はあああああああ!!!」


「私に力を水の精霊我が力となり炎をくらえ!!!水霊裂人衝すいれいれつじんしょう!!!」


お互いの目の前で互いの技がぶつかり合い辺りに水蒸気か立ち上り2人を包んだ







一方その頃の賭は・・・・

「はぁ~~お茶がうまいのぉ~~~」


四人の戦いを見ながら水分補給用にと家から持ってきといたお茶を黙々と飲んでいた

思考が回らないので、四人の戦いを見ても徐々に何も考えられなくなってしまっているのだ

最初は全力で止めようとしていたがそれもできないくらい思考が落ちてきて賭は今子供のような思考くらいまで落ちているのだ


「そういえば・・・煎餅あったかな・・あれ~~どこだっけ・・カバンかな???」


カバンやらポケットをあさぐっていると誰かが近寄ってきた気配がしたが気にせず煎餅を探す

すると近寄ってきた人物は声をかけてきた


「何やってんだ?お前・・」


「いや~煎餅が見当たらなくてさぁ~どこにしまったけ??」


「煎餅か??ほれここだろ???俺が教えた通りの場所ならだけど」


「えっほんと??あっほんとだ!!!よかった忘れたかと思ったよ~ありがとう」


と振り向くと・・・

「ん??あれ????なんでこんなとこにいるの???」


そう聞かれ、相手はニヤッと笑ったのだった


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