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愛はトキドキ夢を見せる  作者: 秋山葵
夢を見たくて 剣野真琴
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26/196

夢を見たくて 6

「メインボーカルな訳だし、そこは麗華を多くしたいよな」

 だってその部分って、メインボーカルの人が頑張るところだろ?

「そうなノ? まあ別に、僕はいいんだけどサ」

 後の二人も、何かニコニコしてるしいいってことか?

「でも全部スッタンに任せる、って訳にもいきませんよね」

「そりゃそうだよな」

 別に多くしようってだけだし…。

「アタシもこれ以上、ソロあるの?」

 まあ言っちゃ悪いけど、正直心は音痴だもんな。デビュー曲ではあんまり、ソロを出したくないのも確かだ。

「だったら、背景ったらどうですか?」

 紅葉が提案する。背景? どうゆうことなのだろう。

「だ~か~ら~、スッタンの歌ってる後ろで歌えばいいじゃないですか。わたしたち二人もですけどね」

 成程な。つまり、麗華と余り三人で別れればいいってことか。

「心ちゃん、歌いたくないノ?」

 黙って聞いてた麗華が、静かに問い掛けた。

「どうして心ちゃんは、アイドルになりたいノ? それとも歌が好きじゃないから、歌手じゃなくてアイドルになりたいノ? そんなんじゃないでしョ」

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