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夢を見たくて 6
「メインボーカルな訳だし、そこは麗華を多くしたいよな」
だってその部分って、メインボーカルの人が頑張るところだろ?
「そうなノ? まあ別に、僕はいいんだけどサ」
後の二人も、何かニコニコしてるしいいってことか?
「でも全部スッタンに任せる、って訳にもいきませんよね」
「そりゃそうだよな」
別に多くしようってだけだし…。
「アタシもこれ以上、ソロあるの?」
まあ言っちゃ悪いけど、正直心は音痴だもんな。デビュー曲ではあんまり、ソロを出したくないのも確かだ。
「だったら、背景ったらどうですか?」
紅葉が提案する。背景? どうゆうことなのだろう。
「だ~か~ら~、スッタンの歌ってる後ろで歌えばいいじゃないですか。わたしたち二人もですけどね」
成程な。つまり、麗華と余り三人で別れればいいってことか。
「心ちゃん、歌いたくないノ?」
黙って聞いてた麗華が、静かに問い掛けた。
「どうして心ちゃんは、アイドルになりたいノ? それとも歌が好きじゃないから、歌手じゃなくてアイドルになりたいノ? そんなんじゃないでしョ」




