初めての宇宙は辛いです
今回は戦艦は出ません新キャラは出るけど
それではどうぞ!
どうも軌道エレベーター上部にあるドックにいる主人公です。
今絶賛宇宙酔い中です。ふ、不覚だっ!
うっ、ぎもち悪いよ~
「なんだなんだ~?ユキタカ酔っちまったのか?だらしがないな~」
父上マジウザイのでやめてください。
するとセバs「スティーブで御座います」が何やら錠剤らしきものを差し出してきた。
「坊ちゃま、酔い止めで御座います。」
「宇宙酔いに酔い止めって効くの?」
前世の知識では確か意味がないはずなんだが
「大丈夫です。これは宇宙用ですので普通の酔い止めとは違います。」
まさしく技術革新に万歳!! ってやつだね!
うっ、吐きそう…
「おい!ここで吐くなよ!?ここ無重力なんだから大惨事になるぞ!」
~少々お待ちください~
あ~すっきりした。薬効いて良かったな~
「私はドキドキしたぞ。フワフワ浮いてくるゲロなんていやだからな。」
「さ、さあ父上早く戦艦を見に行きましょう戦艦!!」
(誤魔化された!)
うち等三人はドック内に縦横無尽に走る通路を抜けていき
その戦艦があるという船着き場に向かっていった。
初めての無重力空間はって?大変でしたよ全く。
つかまなきゃいけない手すりをつかみ損ねて変な所にぶっ飛んで行ったり、
怪我防止のために柔らかく設定されている壁をピンポン玉みたいにバウンドしたりetc…
最終的に痺れを切らした執事が僕を紐で縛ろうとするのを必死に止めたりした。
船着き場に着くころには僕は心身ともに満身創痍でしたよ!
「ここまでの道のりは長かった…」
「お前運動神経なさすぎだろ…流石に引くぞあれは。」
しょうがないじゃないか!ほとんど家から出てないんだから。(主人公は転生前から運動音痴)
すると2メートルを超すような偉丈夫が壁を蹴って遠くから近づいてきた。
「おおっ!久しぶりだなセゴビア!遅かったじゃないかどうしたんだ?」
「いや~それがね、うちの不出来な息子がね、」
「父上!!」
人の恥ずかしい過去を暴露するな!
「ああ、御免御免やめておくよ」
「それよりも誰なのですか?この方は」
「ああ、紹介していなかったね。彼は僕のアカデミーの時からの友人でねゴースというんだよ。」
「初めましてゴースさん。ユキタカ=ファーレンハイトです。」
「礼儀正しい餓鬼だな。本当にセゴビアの子供とは思えん。『失敬な!』
俺はルティア=ゴース、試験航海中のユリアヌス型弩級戦艦一番艦ユリアヌスの艦長だ。」
艦長キター!艦の名前ごっつかっこいいし!試験航海中とかいいね!
なんで「背教者ユリアヌス」なのかは知らんけど?
ユリアヌスいたのかこの世界?
「やっぱりお前の子供だな。くねくねしながら鼻血出している姿は
お前そっくりだ。」
「褒めてないよねそれ?」
「さあ行きましょう、行きますよ父上この目に戦艦を焼き付けなければ!」
「おっ、おいそんなに急ぐと…」
頭から壁に突っ込みました。
「訂正だお前はあんなに運動神経は悪くなかった」
ほっておいてくれ!
~用語解説~
宇宙酔い:乗り物酔いみたいな症状が無重力空間に放り出された時から数時間の内に起こり、その状態がしばらく続く。通常酔い止めは効かない。原因は未だに謎だが無重力状態で内耳の三半規管がバランス感覚を取れなくなるためだろうと言われている。