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この世界について(中編)

今回こそ説明会になってしまった。すみません


ではどうぞ!

どうもユキタカ=ファーレンハイトです


最近これいらない気がしてきました。


この世界には三つの国があるらしい。通称 帝国、皇国、連合の三つである。


その名の通り帝国は専制君主制であり、


連合は数百といった小国の集合体だ。


我が皇国は一応国王がいるが事実上の貴族共和政である。


そして僕はこの皇国内のファーレンハイト男爵の次男坊なのである。


貴族というと中世ヨーロッパのような搾取される平民像や農奴が浮かぶが、


今ではそういう一次産業は完全自動化が完了しており、


いまどき手作業で生産を行うのは精密機器でさえ再現不可能な


超絶技巧の職人ぐらいであり、そういう人は大きな貴族に囲われたりしているため


年収はぶっちゃけうちの男爵領の総利益を凌駕する。


この三つの国は三つの銀河にそれぞれ分布しており、それぞれの国へは直径が数百キロ


を超える超ド級ワープゲートを通る必要がある。


残念なことに単艦に取り付けられるようなワープシステムはないらしい。


「オペレーター!あとどれくらいでワープアウトするんだ!」 


「推定あと42秒です!」


みたいなことやってみたかったのに…


一つの銀河には数千の居住可能惑星が存在しており


それぞれの太陽系への移動は中型~小型のワープゲイトを使う。


このワープゲイトの設置場所は、必ずその太陽系の一番内側に存在する


惑星の表面もしくは衛星軌道上と決まっている。


これはこのワープゲートのエネルギー源がダイソン球からもたらされているからだ。


恒星表面には大量の発電用衛星が並んでおり、そこで作られたエネルギーを


一次、二次、物によっては三次エネルギー収束衛星へ順次送られていき、


それをワープゲート外縁部に照射。


恒星一個分という冗談みたいな量のエネルギーで空間に多数存在する


ワームホールを固定拡張しているらしい


「ぼっちゃま、お勉強の時間で御座います。」


ちっ!セバスチャンか!


「私はスティーブであり、セバスチャンではないと何度言えば分るのですか?」


今日はここまで!!











~用語解説~

ダイソン球:アメリカの物理学者フリーマン・ダイソンが提唱した未来の構造物。通常太陽から放出されるエネルギーのほとんどは宇宙へ逃げてしまうため非常にエネルギー効率が悪い。この運用率を100パーセント近くにするためには太陽を覆うような構造物を作ればいいと提唱された。今の地球の技術では夢物語のような代物であり何個もの技術的ブレイクスルーが必要。


この小説はなるべくリアルに描くために今の地球ですでに提唱されている理論などを使っていきたいと思ってます。未来の未知のエネルギーでは味気ないので

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