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あれっ?母上?目が笑っていませんよ?

テンションが上がってきている主人公です。


皆さんはアルキメデスの鏡というのをご存じだろうか?


昔、ローマ軍が地中海の制海権を求めて


カルタゴに侵攻したポエニ戦争というものがあった。


その時に手始めとしてローマの近くにあったシチリア島に攻め込んだのだが、


その際に、シラクサに住んでいたアルキメデスがたくさんの鏡で太陽の光を


ローマの軍艦に集め、燃やしたという伝説である。


浪漫溢れる撃退方法であるが、残念ながら嘘だろうと言われている。


鏡から反射した光は遠ざかっていくうちに散乱していくため威力が弱まるし、


そんなに沢山の鏡を人力で一か所に集めるのも容易なことではないから


実際に燃やしたのではなく、その光で目つぶしをしてその隙に火矢を


打ち込んだのであろうと言われている。


僕は今これを再現しようとしているのだ。


簡単に言えば太陽光を一点に集中させる宇宙規模の虫眼鏡とでもいえばいいのかな?


ガン〇ムのソーラシステムのようなものだ。


昔ならばこんなの滑稽な話だと鼻で笑ったと思うのだが、


吃驚なことにこれが実行できそうな情報が僕の目の前に表示されている。


久しぶりにロマン溢れる代物に出会えた気がするぞ…


みなぎってきた~!!


~少々お待ちください~


それは何かというと食糧生産用の宇宙コロニーにある


電位調節式太陽光偏向板の制御システムである。


残念ながらこの世界には宇宙コロニーというものは普及していない。


別にそんな管理が面倒くさいものを作るよりは新しい居住可能惑星を


探してそこに移住した方がいいからだ。しかし、食糧を生産するなら


話は別だ。低重力空間での方が成長は早いし、


惑星上でならありうる干ばつやその他の自然災害は起こりえない


から安定した生産が見込める。


まあ、味は土で育てた方がおいしいらしいから高級品はわざわざ


地上で育てているらしいけど、食ったことないから分からないze…


この食糧生産コロニーというのは筒状の形をしており、


回転による遠心力で弱い重力を発生させている。


そしてその周囲にさっき言った偏向ガラスがびっしりと配置されている。


ここで太陽光を曲げてコロニーにある天窓に照射するのだ。


蛇足かもしれないが、この窓は特殊なガラスで作られており、


有害な紫外線などをシャットアウトする安心設計である。


偏向板とは理科の実験で使うような光の波長の向きを同じにするものではない。


それは偏光板である。


ここでいう偏向板とは透過した光の向きを任意に調節できる透明な板である。


偏向板は2メートル×5メートルの大きさのものが一つのコロニーに


数千枚集まっているものだから都合がいい。


すべての光を一枚分の面積に収束は流石に出来ないと思うが、


それでも数千度にはなるだろう。十分な熱量だ。


たぶんユリアヌスは衛星軌道上で迎え撃とうとするだろうから


戦端が開くのは少なく見積もってあと一時間程度か。


それまでに準備を済ませないと。でもその前に…


「ユキタカちゃーん。お父さんの書斎でなーにやっているのかな~?」


ひとまず人間界に現れた修羅()をどうにかしないといけないようだ…





コロニーの描写がまんまガン〇ムな件について…

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