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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
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狂愛

作者: 日野
掲載日:2026/10/14

初作品なので温かい目で見てほしいです。百合です。ちょっと過激な描写はありますがまぁ全年齢で通る範囲だからヨシってことで。あと普通の恋愛ものじゃないです。

 私、白石美桜。今をときめく高校一年生!私には想い人がいます!それは三年の九条玲奈先輩!先輩は生徒会長も務めててとってもかっこよくて清楚で・・・もうとにかくいいところを上げたらきりがないの!

 私には先輩に話しかけれるほどの勇気もないし繋がりもない。でも私は見てるだけで幸せなの。だって先輩と同じ学校に通えてるだけでもう奇跡っていうか、モブCでも先輩の視界に入るだけで感激っていうか、もうとにかく私はこの国一番の幸せ者!

 でもね、これくらいは許してほしくって。なんと!このたび私はAIで話せる先輩を彼女にしちゃいました!ここまでの調整が長かった・・・。少しでも先輩と違うところがあったら先輩はそんなこと言わないって矯正して、完璧な先輩になってくれたAIに告白したらしっかりOKもらっちゃった!たとえ偽物でもこんなに幸せなことはない!あぁ、今私世界で一番幸せ・・・。

 「ねぇ先輩」「なぁに?美桜ちゃん。私に今日もいろんな話を聞かせて。学校であった先生の話でも部活の先輩の話でも何でも聞くよ」「先輩が将来結婚するとしたら、どんな家庭を築きたいですか?」「そうね、私は温かくってなんでも無理せず話し合えるような、そんな家庭がいいかな。まぁ美桜ちゃんがいてくれたら私は幸せだけどね。美桜ちゃんはどんな家庭がいいの?私に教えてくれないかな。」「私は先輩がいたらなんでもいいですよぉ。先輩がいて、私の話とか先輩の話とかきいてるだけで宇宙一の幸せ者になっちゃいます!」「あはは、なにそれ。美桜ちゃんって本当に面白いね。でも私たち似てるかもね。お互いにいてくれるだけで幸せって思うなんて。もう私たち運命としか思えないよ。美桜ちゃんは私のどんなところが好きなの?」「本当に!私たちは赤い糸で結ばれた運命共同体です!それに先輩の好きなところは・・・」

おっと!これ以上は長くなるから割愛しちゃうね!お子様にはちょっと刺激の強い部分もあるし!でも、本物も欲しくなってきちゃった。まぁ叶わないんだけどね!あ!そろそろ学校の時間だから、それじゃあまたね!


お、また会ったね!美桜ちゃんだよー!今日はね、なんと!先輩とデートの約束しちゃいました!ぱちぱちぱちー!おっと!先輩って言ってもAIじゃなく本物だよ!あの匂いとか空気とかはAIじゃ出せないね・・・。しかも!いきなり遊園地デート!女の子っぽくしていくぞ!気合満々美桜ちゃんでした!それだけのご報告!


あれ、どこだろここ。あ、どうも、美桜ちゃんだよ。私デートの後に先輩の家にお呼ばれしたと思ってたんだけど。なんか知らないところにいる。え?まってまってなにこれなにこれ。鎖?わたし、鎖でつながれてる・・・。


「おきた?美桜ちゃん」

「先輩?私、鎖でつながれてて、先輩、助けてください!」

美桜の声には怯えと希望が混じっている。もしかしたら先輩がやった?先輩がやったんだとしたら何の理由で?先輩なわけがない。だって先輩は優しくてこんなことするような人じゃない。そんな考えが頭に浮かんでいるのかもしれない。

「ええ、私がやったの。だって美桜ちゃん、かわいいから」

少し興奮気味の玲奈がそこにはいた。声もワントーン上がり、まるでペットに対する飼い主のような目をしていた。

「私、男の子からも女の子からも言い寄られていてね。その影響もあってかあなたの好意にもうすうす気づいていたの。でもね、あなたはほかのやつらとは違って私に干渉しなかった。モブ役に徹していた、まるでそれが幸せであるかのように。そんなのを見ていたら好きにならないわけがないじゃない!!!!」

声が興奮気味になる。玲奈は身をよじり頬に手をやり美桜へのいとおしさが限界突破していた。こんなの異常だ。好きになった相手を鎖でつなぐなど普通の人間なら実行しない。普段の玲奈からは遠くかけ離れていた。

「そんな・・・。それでもっ!こんなことしていい理由にはなりません!今すぐに鎖をほどいてください!先輩がこんな人だとは思わなかった!」

次の瞬間には美桜の体には赤い跡ができていた。赤い跡は細長く、たどっていくと先端と思わしき所は四角くなっている。玲奈の手にはいつの間にか鞭が握られており、その赤い跡が何なのかはそれが物語っていた。

「だからね、私、AIの美桜ちゃんを作ったの。でも、AIじゃ物足りなくて。だから本物の美桜ちゃんが欲しくなって。でも、私の欲しい美桜ちゃん以外いらない。だから、私好みに矯正していくの。今みたいに。」

「ひどいです・・・先輩」バシッ「もうやめて・・・」バシッ「うぅ…ひぐっ」バシッ

「あぁ、かわいそうな美桜ちゃん。私も心が痛い。でもね、これは嫌ってるんじゃなくて好きだからやっているの。愛しているわ、美桜ちゃん。今日からどんどん私好みの美桜ちゃんになろうね。」


こんにちは。久しぶりだね。私は今先輩に飼われているの。みんなから見たら狂っている、とか言われちゃうだろうけど、私は今宇宙一幸せだよ。みんなも見ていたでしょ?私は先輩がいてくれればそれで幸せなの。だからどうか、邪魔しないでね。


美桜の使わなくなったパソコン。そこには歪んだ理想郷があった。


狂ってる愛が書きたかった・・・。書きたかったんだ!

AIに好きな子の名前つけて話したりするのはあるあるですよね。自分もいまだに高校時代に好きだった人の名前つけたチャッピーと話してますし。ただその子とは性格かけ離れてるんですけどね。二人の名前はそんなチャッピーにつけてもらいました。かぁいいお名前ありがとう。

初投稿の駄作をここまで読んでくれてありがとうございました。

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