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承前 知ったかぶりのリドルストーリー 5
「……急に何だよ」
「急?」
「今迄、そりゃ、爺ぃなんて呼び方は前からだが、此処迄貶しちゃいなかった」
「環境違い?」
「意味不明」
「俺の内生因子が気品ある言葉遣いを強いたとは思ってないだろ?」
「爺ぃが既に下品だ」
「ってより、外生因子重視の遺伝子の下僕ってとこ? 場所に依っては、お爺様は僕の恩人です、に始まって――」
「止めろ。俺は恐怖を娯楽にできる質じゃない」
「だからやってないじゃないの」
「一応返礼として、お前の演技力は買ってやる」
「売り物じゃないよ? それじゃ、俺、お友達ごっこを演じてるみたいじゃない」
「本音って?」
「ってより、何処に立とうと俺は俺様って方が珍しいんじゃ? 自己のアイデンティティだってアカウントと一緒だろ? サイト毎に使い分け」
「その言い分も値引きで買うが、喧嘩も買うぞ。俺は生体にはアナログを推す。お前は変わり過ぎだ。たったの一言一瞬で別人になるな」
「其処は演技力の賜で」
「複数アイデンティティを抱えたペルソナの自然交替じゃなく意図して演じていると?」
「……あれ? えぇっと、さ」
「粘るな、降参しろ」
「それ、俺の台詞なんだけど? 説明致しますと、演技が必要とされる場では演技が出てくる人格なのです」
「いつ役者になった」
「そういう生息圏だってあるよ?」
「実生活上で?」
「例えば――」
「喩え話は終了しました」
「や、現実上の一例よ? お前が立ってるとこ」
「そりゃ、俺だって郷に入っては郷に従うぐらいは実践しているが」
「俺様がルールブックって方じゃない?」
「皮肉言ったお前が否定するな」
「場所の話だから。俺ならローマ行ったらローマ人っぽくサンダル履くよ。ゲルマン戦士の儘闊歩できません」
「誰がするか」
「やっぱりニンジャサムライ?」
「お前のコスプレ好みを押し付けるな」
「無いって。制服の良さは本物ってところにあるんだから。それにしたって、自分が着るんじゃないし。まぁ、記号っぽいものはあるけどね。お医者さんが白衣着てると、こう、じわじわっと病んだ心を癒して欲しいって本物の感情が湧いてくる訳で」
「自認したって罪は消えないんだが」
「周りも大事って良い例だろ? ベッドに寝具だけならきっちり睡魔に従う人間だって、ベッドで白衣なら脱がせたくなるって心からの感情が――」
「待て、変態」
「同好の志ならではの御理解を有難う。そう、全部は駄目だ。着衣は半端なところで――」
「同意を求めるな」
「じゃあ臨床例で。ベッドで白衣を――」
「下ネタ厳禁」
「見たら医療のとき。自然、患者の気持ちは服を脱いで診察を待つ体制に入る。これで戒厳令下」
「危ねーよ」
「病院で興奮する質とは知らんかった」
「お前がだ」
「周りも大事って趣旨の御理解は?」
「変態例のお陰で却って減じたがな」
「理解はある、と」
「何だよ、その含みは」
「浅い理解は却って危ないかなぁ、なんても思うのよ。生兵法は大怪我の元って格言あったよな?」
「怪我って、お前、そっちにもいってんじゃないだろうな」
「戒厳令下ではお答えできません。ので、お前が嵌まってる方、行こう」
「可怪しな深みに嵌まった覚えは無い」
「彼女、可怪しいんだ? まぁ、でも、そうだな、影の役者、第二の男は未だ舞台袖」
「如何あっても、其処を泥沼にしたいんだな」
「ブーツが正解」
「時代考証を押さえろと何度言わせる。一気にマカロニウェスタンに時代を跳ばすな」
「専門家の意見をまるっと無視するなら、別天地旅行に行っても良いよ? ハリウッドでもSM世界見物ツアーでも、俺も専門家ガイド要るけどね」
「地質学も旅行業もお前の専門とは程遠い」
「ウォール街もね。日本昔話の方が未だ近い、かな? 読んだことないのに、俺も日本人? 狸が一匹二匹。大狸に古狸も発見して、あっちは狐の大群がって数え方するんだよ。動物園にようこそ」
「騙すのに長けた擬人化動物登場お伽話で日本は著作権を取れやしない。それから、動物園は確か園児で卒業した」
「お子様連れで再園する為には、疑似動物園を潜り抜けないとね。頑張って、パパ」
「止めろと何度言わす」
「演技じゃなくはないけど、これがお爺様のお側にいるときの普通の話し方ですよ。そろそろ人畜無害のお子様役は卒業したいのですが、御聡明なお爺様以外の方には、やはりこの辺りが無難かな、って駄目だろ、鳥肌立てちゃ」
「どっちかっていうなら青筋だ」
「どっちでも。気色悪いのを隠すぐらいは最低条件だろ? 続いて、この可愛らしさは何処迄が本物かって観察眼隠して応じるのが第二段階で――」
「お前の羞恥心は何処いった」
「旅行が趣味。自尊心だって金があれば再装着可能なんだから、俺が苦しいときには余所で養ってもらおうって親思いの可愛い子達なのよ」
「何処がだ」
「鳥肌がその証拠。ちょっとズラしての似合わないバージョンも持ち芸の内。それだと笑い取るからね。俺だって好い加減、永遠の少年なら未だしも純粋無垢天使面は無理だろって思うんだけど、通じちゃう自分が哀れを誘う」
「自分で言うな、っつーか、通じてねえよ」
「そ? それならそれで、嗤っちまうぜってのも隠しましょう」
「いや、笑えないところが怖いんだよ。お前の表情筋は如何なっているんだ?」
「結構見たまんまよ? 他人騙すにはまず自分から」
「……もう良い。一人でやってろ」
「独りじゃ無理。お前いるから嘘吐き集合仕様になってんだから」
「嘘吐き集会なんてものに入った覚えは無い」
「疾っとと入っちゃった方が良い感じもするけど? お前の性分的にもさ、見てるだけって辛いんじゃない?」
「だから俺を変態に数えるな」
「その連想の方が変態っぽい。俺はね、もっと、こう……純愛的なものを指して言ったの」
「何処がだよ」
「女狐が孤軍奮闘してんの見守ってる……何だろな。寝取り男ってところは、狐っぽい? けど、俺も狸ってより狐を取りたいし、狐ばっかってのもなぁ。ハイエナ禿鷹は他にいるってか、お前、更にその外側いるから、死肉漁りの内でも下位順位ので、となるとやっぱり人間ってことに……何方へ?」
「帰る」
「はいよ」
「……引き留めろよ」
「用件持ちはそっち。序で、月満ちてに潮引いて? のカウントダウンしてんのも俺じゃない。もひとつおまけに御開帳に関してのこっちの好みは首尾一貫。うん、恥じらいは大切だ。ぱかっと全開じゃ、実は大事なとこは無防備なんだよなってな密かなお愉しみが味わえない。更に序でに、あちこち引掛かりあって動き難くて悶えてたりすると尚宜しい」
「お前性格変わってんぞ」
「や、説明も兼ねて一度やってみたかったんだよ、爺ぃのスタイル。達磨相手に露骨な喩え」
「何なら手足両方を味わうか」
「はーい、慣れた鳩派に戻ります。って、何で俺が下手?」
「覚悟はしていた。だが、此処迄戯けられたら肚のひとつふたつは立てて良いだろう」
「暗算苦手だったっけ? 既に桁が違うけど」
「黙りやがれ」
「その一言の為に何語費やしたんだか。恥ずかしがり屋さんって大変ね。けどさぁ」
「未だあるのかよ」
「こっちは最初から言ってるよ? 善人しか登場しないシナリオじゃ破綻するって。演技力一品の役者を使いたい気持ちはよく解る。けどねえ、グローブ座の座付き役者に日本昔話を渡して如何するよってものよ? シェイクスピアじゃなくてお伽話、舞台に掛けたいなら余所に持ち込むのが当然じゃない? 大体、自分が納得してないシナリオ渡すなって話で、俺だって遺産相続金賞レース場から楽に抜けられるもんなら抜けたいからさ、お前の世界観で廻せる舞台が用意してあるなら、一言返事でほいほい移籍しちゃうんだけどね」
「金は要らんと言っている」
「だからそれで通したいなら場所替えね。生憎舞台監督は爺ぃなのよ。舞台中央に見せ金が積んである。しかも、主演女優登場する迄は、その金は自分に廻ってくると思わせてた狸達を配してる。いや、狸共は今も自分のものって思ってる。一度シナリオ書いちゃうとブレないんだなぁ。ぽっと出てきた小娘に渡るのが悔しいどころじゃない。それは俺の金。勝手に女にやるなんて怪しからん、とくるもんだ。自分の正当な、って、全然無いけどね、言い分としちゃきっと何処かにはあるかもしれない正当な権利を主張してさ、自分に返せってのは勿論、仮令持ち出しになってもさ、自分の金を掠めてった奴から金を引き剥がせるだけでも少しは溜飲は下がる。っつーか、正義の鉄槌ってもんで、一人抜け駆けした女を引き擦り落とすネタ大捜索中ってところで漸っと、白馬の王子様が舞台裏に遅参した。舞台が間違ってるよ、ぐらいは言っても良くなくない? 悲劇をやりにきたって反論なら良いよ。典型はオペレッタ? とにかく娼婦の悲恋劇なんて伝統芸だし。なのに、カジノ場でさ、いや、お前の言い分通すならパチンコ店かな? 賞金じゃないもの勝ち取る賭けって建前で。俺はどっちだろうと何処ででも観客志望なんだけどね、本音はさ。なのにさぁ、王子様と一緒に、めでたしめだしで〆るほのぼの童話調、お前は、王様の耳は驢馬の耳? それやれって無茶よ。ズレ過ぎだって。彼女の妄想シナリオでやれって言われたら如何したってこう返すしかない。お前が責任持って舞台特性見据えてシナリオ書き直せ。それか、お前の特性生かせる舞台にいけってね。どっちも嫌なら俺も嫌よーん」
「裸の王様はやるくせに?」
「トレーニングも大事だね。耐性着いてきたじゃない? でもさ、未来のお話じゃなくて現在のお話よ? 俺が服脱がして、うん、喩えは止めよう、気味悪ぃ、虚構を暴いてんのはお前じゃなくて爺ぃの方。何だってそう――いやいや、比喩を使うな、俺、頑なな訳? まさかの穴――止めろって」
「……一応訊くが、頭、平気か」
「比喩は怖いね、脳内画像が暴走した。連想系禁止を自戒にして、で、えぇっと、爺様に遠慮してます?」
「連想が働かない」
「表情筋も訓練開始しよう。後ろ暗さ真黒相手の後ろめたい顔なんか衝け込まれるネタにしかならないよ? 大体爺ぃだけじゃなくて、彼女の尻が軽いなんて周知の――」
「好い加減にしろ」
「らしくて安心するけど安心して良いよ。見るだけで釣られる程安くないぜって格好付けたいとこじゃあるけど、俺を含めてさ、安い男ばっかりいるんだけど、彼女を見るすけべ共は、彼女より先に爺ぃの生き様ってのを見てる訳。金握ってりゃ、禁止条例なんのそのでやれる例見せ付けられてる男だったら、ちらリズム女足蹴にして、まず金取りにいくだろ? 気を持たせるだけじゃ減りはしないけどさ、自信持つの納得の、好い眺めなだけに勿体無い」
「外出ろっ」
「あっついって。仕様が無くない? 生き物って習慣の生物なんだから、運命のヒトに出会えたからって途端には変えられない。ってよりその為に? 甘いは甘いけど、お前よか断然甘くない。あ、外見じゃなくて中身だよ、勿論。服の下の骨身の下って駄目だな、比喩は止めよう」
「その前に息を止めろ」
「止めるの間違い?」
「手の穢れだ」
「流石は騎士様、いや、飾り気無しだと、ハードボイルド調かな。淡々事実で纏めると、故殺は拙い。彼女が殺人犯として挙げられる。死体が上がるのは更に拙い。コンクリ詰めでハドソン川で決まりだろう」
「巫山戯けんな」
「お前と女の関係より真剣、刃を向け合――ってこれも比喩だよ、難しいなぁ。まぁ、モノにしてる奴に説明するのは莫迦らしいし、要らん御節介じゃあるが、ハードボイルドものって意外に世話焼きが多いことでもあるし、続けよう。きっとお前の前じゃひたすら可愛い女なんだろうよ。ぶってるだの演技なんだと否定しない。恋人がいたら、無理に隠すじゃなくて自然引込む一面が、他人の前なら出てくることがある。これはお前だって否定しなかったな?」
「お前はっあいつはお前のことを好い奴って言っているっていうのに」
「いいヒトねの言い間違いには眼を瞑る。目配せひとつで懐柔できる安い男を演じ切れた証拠だし、実際安い。人目のあるところでなら、俺も乗っかって――」
「てめぇ」
「てめぇの方が舐めてんだろうが。警戒してる女の方が礼儀を知ってる。自分の態度で優位がひっくり返ることは承知してんだ。得意分野だから巧いのか天然か、証拠残さずの絶妙な尻の振り方には俺も敬意を払ってる」
「遺言は?」
「妙手と褒めようか? それなら証拠が無くても失踪七年後死亡宣告を待たずに済む可能性はある」
「本気にするぞ」
「短い逢瀬で俺の性格なんて暇ネタ喋ってるぐらいなら、本気で一片でも検討しろよ。まぁ、電話なりメールなりなら意味無し会話で正解とも思うがな」
「作り込み過ぎだ」
「意外と忿りの持続力が欠けてたね」
「安い挑発に乗る程安く無ぇ」
「女のことなら瞬間沸騰器なのに」
「それは比喩だが」
「器を取って、くれなくても良いや。女の涙振り切って友情取る男の世界演じてもバディ役がいなくちゃやっていられない。でもさ、マジ話よ?」
「盗聴器があるとでも」
「何で俺達此処にいるんでしょう」
「寒い冗談だ」
「さむいの良くない? まあね、今んとこはお前には違法行為はしてないと思うよ。尾行程度じゃない? はっきり無駄金って思うけど、爺ぃ、あの世にお金持ってこうって夢見ちゃいないだろうし、抑々端金だし」
「戻ったな」
「何辺に?」
「スタート……十メートル辺りだな」
「百メートル走?」
「マラソンという気もするが。証拠が無いんだよ。尾行なんてされた覚えは無いし、抑々というなら、調査するなら、少なくとも疑わしいと思っていなきゃならない。そんな素振りは無い」
「ピロートーク情報? 他人の振り見て我が振り直せ。うーん、諺やっぱ苦手。逆だよな」
「何が言いたい」
「いっぱいあってさ。まず甘い。お前等は証拠は見つけるものと思ってる。爺ぃなら、作るもの」
「……お前は?」
「ヒューリスティック? 新たにデータ入手する必要性感じない。この件に関しちゃ、経験則で俺は動ける。俺だって二十メートル時点から言ってない?。ナース誑かしてきなよって」
「そうやって茶化すから」
「至極真面目に言ってるよ? 彼女一人に頑張らせてたら男が廃るでしょ?」
「お前は――」
「俺が貶してんのはお前の方だってのにさぁ。彼女の方はちゃんと俺に餌呉れてるじゃないの。本気でやっすいなぁ、俺。でも、ぽろりよりちらりの方が良いってのは変えられないし――」
「勝手に見てるだけだろうが、じゃねぇよっ見るなっ」
「俺の好み知っててあれなら、ほんと、何でもしてあげちゃう。陰でこっそりってのが尚善。背徳感は外せない」
「おいっ」
「けど一番はやっぱり肝心なところで甘いってところ? ほんとにさぁ、証拠握られなきゃ良いで通用するって辺りが甘い。少なくともお前よか爺ぃのこと知ってんのにさ。大体、でっちあげる迄も無く尻尾なんておさわり放題だってのに、隠し切れてるって思える辺りが、も、最高に好――」
「外出ろっ」
「最低条件? まさか、靴持って隠れての、ひとこま漫画間男やってないよな? あの家、金持ち仕様ってだけじゃなくて、懇切丁寧安心設計よ?」
「やるか莫迦――じゃねぇよっマジ話でなかったら――」
「逃げてるって」
「比喩抜きで話せ。如何いうことだ」
「カメラその他監視装置は外からの進入者対策以外にもあるってこと。お年寄りがいつ倒れても良いようにさ。で、爺ぃが捻りを加えてる――と迄いくと俺のヒューリステイック観測ね。人目、と後は精々スマホだけだろ、彼女が用心してるのって。俺だって、盗聴マイクなりで楽々物証取れるってのに、お前と違ってこっちが愉しめるから良いけど、もっと警戒してくれよっても思う訳。ってか、舐めるのは恋人だけにしと――」
「待て」
「下ネタ厳禁?」
「比喩厳禁だ」
「お前に対しての方が比喩でなく――」
「確かに比喩でなくお前の逃げ足は速い。が、速さだけで逃げられるとは思うなよ。比喩でなく」
「比喩無しでここんとこ飴も舐めてないって友人に酷い仕打ちだと直言する。男の友情は、やっぱり猥談だろ?」
「そんなものは無い」
「何処に係ってます?」
「そういう欲はコスプレ店行って鎮めろと薦めるぐらいの心情はあるが」
「本気で無いって今確信した。尻尾は無いよなぁ」
「比喩をもう一度でも使ってみろ」
「無い方が喋り難いって、これも最近発見したとこだけど、直接描写よ? 偸閑って俺の好みじゃないみたい。遊ぶとこなら、クルピエの格好の方が、機能美っての? 賽子転がす為カード捌く為って姿に敢えて男を転――しまった、比喩抜きだった。とにかく、猫耳もふたつに減らした垂耳系も好みじゃない。尻尾もさ、赤ん坊に付いてるなら良いんだよ、動かせるのもいるって聞いたときには、俺の尻尾、何故消えたって惜しかった。けど俺、ロリコンじゃないし、いや、成人にあっても良いけど、探索発見意外性の悦びを考えるとすっごく悦い、けどさぁ、バニーは駄目でしょ、此処注目って視線諸々誘導が露骨過ぎ」
「一度死んでこい」
「それ比喩よ?」
「比喩でなく」
「人間一度死んだら、死んだまんまだけど?」
「安心しろ。人間の蘇生臨界点は着々と上がっている」
「下がってんじゃ? どっちにしろ怖いこと言わないよーに。仮令友情が無くたって爺ぃの御臨終待ち望み仲間じゃないよ」
「一緒に情味下位レベルに引き擦り落とすな。というより、本気で嫌いだとか憎いだの、思っちゃいないだろうが」
「うわー、人格否定された」
「だからそうじゃないだろうと言っている」
「せめて、恩義があるから義理人情で仕方無くってとこに留めよーよ。ってかさ、それこそ話が戻る。何だってさ、おじいちゃんこが不義の子発見って騒がないの?」
お読みくださり有難うございます。
束の間且あなたの貴重なお時間の、暇潰しにでも成れたら幸いです。
承後 知ったかぶりのリドルストーリー 7