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静かなる戦い 終

次回は水曜日までのどこかに投稿します。

「…」

「…にゃむ」


一体と一匹。

レイリと手のひらサイズの幼女の姿をとっている黒猫が座った状態で向かい合っていた。

そしてレイリの目の前には逆さまにひっくり返されたカップが三つ置かれている。

どちらも微動だにせず…どこからともなく流れてくる隙間風が髪を揺らす。


「にっ、にっ…」

「…!」


それは当然始まった。

レイリが目の前に置いていたカップを掴み、持ち上げはせずにすらしてカップの位置を素早くシャッフルしていく。

辛うじて目で追えないほどの速さではないが、それでも一瞬でも気を反らせば元のカップの位置など分からなくなってしまうだろう。

それが30秒ほど続いただろうか…レイリがピタリと動きを止めてカップから手を離し、黒猫に掌を向けて何かを促した。

それを受けて黒猫は立ち上がり…にゃむにゃむと鳴きながら三つのカップに順番に視線を流していき…一番左のカップを力強く指差した。


「にゃ!」

「…」


黒猫が指さしたカップをレイリが掴んでゆっくりと持ち上げる。

そしてカップが10センチほど持ち上げられると…その下から赤い球のようなものがコロコロと床を転がりながら姿を見せた。


「にゃー!」


黒猫が片腕をあげて歓喜の雄たけびを上げ、レイリは静かに細長い棒状のお菓子のを取り出すとそれを黒猫の口に向かって差し出す。


「にゃ~。にゃむにゃむにゃむにゃむ」


カリカリカリと小気味のいい音をたてながらお菓子は黒猫の口の中に吸い込まれていき、10秒もしないうちに全て口の中に納まった。


「んにゃぁ~ん、なぁ~…にゃっにっにっ」


よほど先ほどのお菓子が気に入ったのか、黒猫はくるくると回りながら踊りだす。

人の姿をとっているためか明確な喜の感情が表情から読み取れ、レイリもそれを見て表情こそほとんど変わっていないがわずかに口元が綻んでいるようにも見えた。

だが一体と一匹の勝負はまだ終わらない。

レイリは黒猫に見えるように先ほどと同じ…いや、よく見れば色が少しだけ違うお菓子を取り出してテーブルに置いた。


「んにゃ!?」


人からすれば何が違うのかほとんど分からない…しかし黒猫にはそれが先ほどのお菓子とは比べ物にならないほどの価値がある物だと一瞬で理解できた。

匂いが違う、空気感が違う、存在感が違う。

至高を越えた至高…高価にして貴重。

まさにそれは究極のお菓子と言えた。


「にっにっ…にゃー!」


早く始めろ!そしてそのお菓子をよこせと言わんばかりにレイリを促す黒猫。

それを受けてレイリはなんとどこからともなくカップをもう一つ取り出して、先ほどの赤い球を仕込んだ。

一つ増えて全部で四つ…先ほどより難易度は上がったように見えるが実はそれは間違いだと黒猫はレイリに見えないようにニヤリと笑った。

四つになることで選択肢は増えるが、それをシャッフルするレイリの腕は二つしかない。

つまりはカップの数が増えたことでレイリの作業流が増えて、結果的に当たりのカップを追うことは寧ろ簡単になったと言えるのだ。

この勝負貰ったと漏れ出しそうになる笑い声を必死に抑えて黒猫はさらにレイリを促す。


「…」


それを受けたレイリがそっとカップに両手を伸ばし…にやりと明確に笑った。


「にゃ!?」


それはまさに光速だった。

レイリの全力によるカップのシャッフル…それはカップは疎か手の動きすら見えず、何もないように見える…もしくは見えたと思ってもそれは残像で手もカップも動いていない様にしか見えないのだ。


あまりにもなレイリの手の動きによって弾かれた空気が渦を巻き、その場に突風を巻き起こして小さな黒猫の身体を吹き飛ばす。

しかしそこは猫…ポンと本来の姿に戻り空中で姿勢を整えて何とか着地をする。

そうして黒猫が顔をあげるとすでにカップのシャッフルを終えたレイリが涼しい顔で黒猫を見ていた。


「にゃぁ…」

「…」


何もわかるわけがなかった。

最初から黒猫はレイリの動きを追えておらず、どれが正解のカップなのか見分けがつかない。

しかし黒猫は何が何でも正解を導き出さねばならなかった。

何故ならその内にある暴れ出しそうなほどの衝動があるからだ。

食欲という名のそれが。


「にゃんにゃんにゃん…」


小さな毛玉が四つのカップの周りも何度も何度もぐるぐると回っていく。

スンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅いでみるが、どれも同じでありやはり判別がつかない。

ならばとペロペロとカップを順番に舐めながらレイリの様子をちらりと伺っていくがその表情が変わることは無く…もはやお手上げといってもいい。

ならばここで黒猫が取るべき手段はただ一つ。


──ここでレイリを倒すことだ。


決めたその瞬間に一切の躊躇もなく黒猫は両脚の爪をむき出しにし、レイリに襲い掛かった。

かつて黒猫は自慢の爪がレイリには通用しないという屈辱と絶望を味わった。

だがそこから毛の生え代わるような修行の末、爪の鋭さを更に研ぎ澄まし、もはや一本一本が名の知れた剣に匹敵するほどの切断力を得た(気がしている)。

いま黒猫はその素早さとその切断力をもってまさに黒キ稲妻と化した。

黒き毛玉の正真正銘の最強の一撃…それがレイリに敗北の二文字を突き付けるために迫りくる。


「んにゃああああああああああ!!」

「…」


黒キ稲妻を前にしかしレイリは冷静だった。

穏やかな…山を流れる小さな川のせせらぎのようにただただ静かに…例の猫用のお菓子を取り出してすーっと持ち上げた。


「にゃああああああああ~うにゃぁあああん~」


稲妻はその鋭さと勢いを瞬時に失い、レイリの持つお菓子目掛けて届きもしないジャンプを繰り返すだけの毛玉となり果てた。


「…にゃっ!?」


正気を取り戻した黒猫が動きを止め、恐る恐るレイリの顔を窺う。


「…」


黒猫がその時見たレイリの状態を言葉にするのならばそれは…ドヤ顔ピースだった。


──────────


「にゃ…んなぁ~…んなぁ~…」


黒猫は泣いていた。

己の不甲斐なさに…己の未熟さに…そしてお菓子を手に入れらなかった絶望に心から涙を流していた。

もはや世界の終わりだと世の理不尽をただ嘆く。

だがその時、ふととてもいい香りの何かが黒猫の鼻をかすめた。


「にゃ?」

「…」


ふと見るとレイリが先ほどのお菓子を黒猫に向けて差し出している。

どう言うつもりなのかと様子を窺うも、レイリはその状態のまま微動だにせず、黒猫を見つめているだけだ。

ならばお菓子のほうに何かあるのかと丁寧に匂いを嗅いでみるも食欲…否、本能に訴えかける抗いようのない香りが鼻の中を循環しただけだった。

やがて黒猫は…そのお菓子が放つ誘惑に抗いきれず棒状のそれに思いっきり噛みついた。


「にっ!?!!!!?」


一瞬だけ…永遠にも感じる一瞬だけ黒猫の時間が止まった。

お菓子を口にした瞬間に広がったのはまさに宇宙…世の中にこれほどの素晴らしいものが存在していたのかと夢中でお菓子をかみ砕いて飲み込んでいく。


「んにゃ~なぁ~んにゃぁ~ん」

「…」


子猫の状態でもわかるほどの幸せそうな表情を見てレイリがゆっくりと黒猫に指を伸ばし、その顎を優しく撫でる。

ゴロゴロと黒猫は無意識で音を鳴らし、ただただ幸せそうにされるがままだ。

一体と一匹…普段は日々誰も知らない静かなる戦いでしのぎを削り…そんな中で確かに絆を深めた姿がそこにはあった。


「にゃ…」

「?」


だがそんな日常は…いや、日常だからこそそれはある日突然終わりを迎えることになった。

黒猫がふと何もない方向を見たかと思うとレイリの腕を伝いその身体を駆け上って…レイリの頬をぺろりと一度だけ舐めた後に部屋を飛び出していった。


図書塔の中を迷いなく突き進み、やがて黒猫は建物の手口である古びた大きな扉の前で止まった。


「にゃ…」


黒猫がたどり着くと同時に重たい扉が軋むような音をたてながらゆっくりと外から開かれて行き…凍てついたような肌寒い空気と共にその女は黒猫の前に姿を見せた。


「…あぁわざわざ出迎えてくれたんだ、ありがとう」

「にゃあ…」


女の名前はスノーホワイト。

ユキノの身体を操り図書塔に現れた彼女はその場にしゃがんで黒猫と見つめ合うとその手を伸ばして黒猫の身体を拾い上げる。


「もう準備は終わっているか…ご苦労だったね祈神【ブーツキャット】」

「…にゃん」


祈神。

それはスノーホワイトの能力によって産み落とされた…作られた神。

その一柱ブーツキャットが黒猫の正体だった。


「それで…目的の彼女はどこにいる?案内してくれると嬉しいのだけど」

「にゃあ…にっ…にゃあ」


「どうかしたの?ブーツキャット。何か言いたいことがある?」

「にゃー!にゃん…んなぁ…にゃーにゃー…んなぁ…」


何かを必死に訴える黒猫とそれを静かに聞くスノーホワイト。

傍から見れば微笑ましくも見えた光景かもしれないが…黒猫にとっては何も笑えない状況だった。

なぜならスノーホワイトが黒猫を…ブーツキャットを生み出した理由は…。


「そう…なるほどわかった。薄々…そうなるんじゃないかって気はしていたんだ。お前に意識など必要ないはずなのに、なんどやってもお前はそうなった。だからこれは…必然といってもいいのかもしれない、けど…それでも私はお前の願いを聞いてやることは出来ない。私もやらないといけないことがあるから」

「にゃー…んんにゃー!」


本心から申し訳なさそうに目を伏せるスノーホワイトに黒猫は小さな口を精一杯開いて牙を向く。

その時だった。

奥から黒猫を追ってレイリがその場所までやってきてしまった。


「…探す手間が省けた」


スノーホワイトが黒猫を掴んだままゆっくりと立ち上がり、レイリは臨戦態勢をとった。

姿こそユキノだが、その内面にレイリをして異常な何かが混ざりこんでいる気配を感じ取ったから…そして何より、怒っている様子の黒猫を手にしているから。


「…!」

「にゃー!なーー!!んにゃーー!!」


手から逃れようと暴れながらレイリに向かって何かを叫ぶ黒猫だが、その言葉はレイリには意味のある言葉としては届かない。

ただなにか悪い状況に黒猫が巻き込まれている…ならば助けなければ。

その感情は否定されるものでも、間違いだと吐き捨てられるものでもない…ただ一つだけそれでも間違いというのならばスノーホワイトの目的が黒猫ではない事だった。

そう…スノーホワイトの目的は…。


「レイリ…かつて魔女と呼ばれた女が作り上げた「魂の器」。肉の器を越えた、強い身体としてデザインされた人形。その身体が今の私には必要なんだ…譲ってくれとは言わない、一方的な…酷い話だけどキミのその器としての身体をもらい受けるよ」

「…!!」


スノーホワイトがおおよそ人のそれとは思えない素早さでレイリに肉薄した。

だがレイリとてただの人…人形ではない。

強さという点ではありとあらゆる異常な存在が跋扈する世界においても上から指で数えられるほどの力を持っている。

だから当然スノーホワイトの動きも見えており、その場から飛びのこうとした…しかし何故かレイリの足は動かなかった。

それもそのはず、レイリの足元はいつの間にか氷に負われており、地面と氷でつながれてしまっていたのだ。

しかもその氷はただの氷ではなく、どれだけ力を込めてもひびが入る様子すらない。


「んなーーー!!!!」

「!?」


氷に気を取られていたところを黒猫の喉が裂けたのではないかと言うほどの鳴き声で我を取り戻す。

だが…もうすべてが遅かった。


スノーホワイトは掴んだ黒猫をレイリの首元のリボン…抉り取られていた喉の穴に押し込むかのように近づける。


「にゃー!にゃー!んにゃああああああああああ!!!!!!」


力の限り叫ぶ黒猫の身体が黒い霧のように崩れながらレイリに吸い込まれてい消えていく。

そして黒猫の姿が薄れていくにつれてレイリの意識もまた徐々に薄れていった。


「ブーツキャットは近くにいたものが放出した魔力や気といったものを吸収し、自らをその性質に近づけるという特性を持っている。そして同時にブーツキャットは私の魂を切り崩して作った神…私の半身といってもいい。私の魂は普通ならばレイリに定着しないが、キミと共に過ごすことで君に存在が近づいたブーツキャットを媒介とすればその身体に私と言う存在を定着させることが出来る」


そう、黒猫は偶然ではなく初めからレイリの元に意図して送り込まれたのだ。

すべては身体を持たないスノーホワイトがユキノの身体を抜け出し、さらに強い身体を手に入れるため。

何もかもが仕組まれたことだったが…一つだけ誤算があった。


「にゃあああああああああああああ!!!!」

「…!!!」


それはブーツキャットとレイリが絆を育んでしまった事。

ただその身体を乗っ取るために近づいたはずのブーツキャットがレイリの事を乗っ取るのはやめて欲しいと主人に逆らうまでになってしまった事。


「…どうして意志なんてものがあるのだろうね。ただの身体として生み出されたはずのレイリに、ただの手段として生まれたはずのブーツキャット…意志なんてない方がいいのに、そう言う存在に限って自己という物を持つ。私だってこんなことをしたいわけじゃない…好き好んで想いあっている者たちを踏みにじりたいわけじゃない。でも…私だって譲れないから。そのためにここまで来たのだから…その全てを無駄にしないために…何より私自身の「大切」のためにキミたちの想いを私は踏みにじらなければいけない」


すでにレイリは身体をほとんど動かすことが出来ず、感じたことの無い強烈な眠気に襲われていた。

黒猫もあれほど叫んでいたのに、もう声すら上げられなくなっている。

だが最後の力を振り絞り、レイリは左手を伸ばしてスノーホワイトの腕を掴んで睨みつけた。


「…ごめん。恨んでくれていい、許してだなんて言わない。全ての責任は私にあって、悪いのも私だけだ。もし機会があったのなら…存分に私に復讐してくれて構わない。腹が立つだけかもしれないけど…それでももう一度言わせてほしい…」


──ごめんなさい。


その言葉を最後にレイリの、そして黒猫の意識が消え去ってユキノの身体が崩れ落ちた。


「ユキノさん!」


陰でずっとスノーホワイトに言われ、事の成り行きを見守っていたナナシノがユキノに駆け寄りその身体を揺らす。


「安心していいよ…少しすれば目を覚ます」


そう「声」をかけたのはつい先ほどまでレイリと言う存在だったはずの人形だった。

不思議な事にのその姿は西洋人形風だった今までとは異なり黒髪で鋭い目つきの女性のものに変化していた。

その見た目を例えるならばそう…大人になったユキノだ。


「あなたは…以前どこかで…」

「あぁそう言えば寝てるところを覗き見られた覚えがあるな…いろいろと巻き込んですまなかった。もう私がキミと…ユキノにも関わることはたぶんないと思う」


レイリの身体を手に入れてしまったスノーホワイトが、調子を確かめるために身体を不規則に動かしながらそう告げ、ナナシノは眠るユキノを背に庇うように前に出てスノーホワイトに警戒を浮かべた瞳を向ける。


「そう心配しなくていい。ついさっきも言ったけれど、私は今起ころうとしているよくない事を…その元凶であるリトルレッドを止めるためにこうして出てきたんだ。広い目で見れば私はキミたちの味方と言えるんじゃないか?」

「…情報が少なすぎて何も判断できません。あなたは何者で…一体何が起ころうとしているのですか」


「…悪いけどそれを説明している時間はない。私が完全に目を覚ましたせいでたぶんそこそこの影響が世界に出ているはずだし…どうしても気になるというのならそっちに聞いておくれ」

「そっち…?」


スノーホワイトが指をさしたほうを見ると、そこに今のユキノと同じように眠る女性が一人倒れていた。

そしてナナシノは、その女性にも見覚えがある気がした。


「彼女は今起きている事の事情をだいたいは知っている。というよりも私が出て来た後でこの後の事を話し合ってもらうために事情を説明する役目をおってもらっているんだ。だから気になるのならキミも話を聞くといい…そして願わくば私の望むハッピーエンドを選択しておくれ」


それはどういう意味なのかと問いかける前にスノーホワイトはその場から姿を消してしまった。

後を追うにもスノーホワイトの行き先に心当たりなどあるはずもなく、ナナシノはひとまずユキノをちゃんと寝かせなければとその身体をかけようとしたが身長差もあるために持ち上げることが出来ない。

四苦八苦していると突如としてユキノの身体が光に包まれてふわりとひとりでに浮き上がった。


「やれやれ人の家で何してるんだか」

「あ…アマリリス…さん」


「やっほー。いやぁまさかレイリを狙われるとは思ってなかったよ~どこで知ったんだろうね?リリちゃ…お母さんもその辺教えておいてくれればいいのにさ」

「えっと…?」


「ああごめんごめん。とにかくユキノちゃんと…そっちの人をベッドに寝かせないとね…あとなんかアリスちゃんたちもこっちに来るらしいし…これからいろいろと起こりそうだねぇ」


アリスとネフィリミーネが合流したのはそれから数十分後だった。

小話癒し枠要員が…。

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― 新着の感想 ―
[一言] 先生!前話→今話前半→今話後半のエクストリーム温度差で交感神経がズタボロです!
[一言] 作品唯一の癒し枠になんてことを…。個人的に推しCPの久しぶりの登場でテンション上がっています(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
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