疑え!?異世界モンスターを見つけ出せ!
ダンジョンのボス、ドラゴンの巣穴にたどり着いたグルたちは、ドラゴンを倒すことが出来るのか・・・
武器商人から買い取った最高装備で俺は今、ダンジョンのボス、ドラゴンに立ち向かおうとしていた。
巣穴に入ってから30分、ただ暗い道を歩いてるだけだった。隣で歩くアスリはいつ切れるか分からない状態だった。
奥に明かりが見えてきた。俺たちは光の方へ、走っていった。だが、そこは巣穴の入口だった。
さすがドラゴン迷宮と呼ばれることだけはある。とうとうアスリは限界を超えていた。
「最悪。あなたと来たのが間違いだった」
「俺もお前と来たのが間違いだったよ!くそビッチが!」
腹が立ち、今まで溜まってきたストレスが爆発してしまった。本当はそんなこと思ってもないのに。相手は年頃の女の子だ。俺の言葉を聞くなり、涙を流しうずくまった。
体も心も最悪の状態。本当にダンジョンを無事にクリア出来るのだろうか。
確かにドラゴン雄叫びは巣穴の方から聞こえてきた。では、なぜ居なかったのか。考えろ!俺!
その時、元優秀サラリーマンだった頃の大嫌いな上司との思い出が頭をよぎった。取引先の会社が犯罪グループで詐欺にあったときにいわれた言葉。
【⠀正しいと認識してるものを疑え⠀】
巣穴に入る前に立ち寄った武器商人は果たして、本当に武器商人なのか。疑え。疑え。
座り込んでいるアスリを置いて、俺は武器商人の方に向かった。
一か八か、俺は武器商人のおっちゃんに向かって、火魔法を使った。
「間違いだったらごめん!ファイヤーパニック!」
さっき買った最強装備のおかげで、その威力は周囲一体を吹き飛ばす程だった。これはやり過ぎたかな。
煙が引くと、武器商人の姿はなかった。まさか殺してしまったのか……。
後ろからアスリが上を見てと叫んだ。上を見ると赤色の毛、長い尾、そして大きい牙。まさにゲームの世界にいる憧れのドラゴンだった。
武器商人だと思っていたおっちゃんはドラゴンだったのだ。モ〇スターハ〇ターのゲームを全クリ経験の俺は、倒せるか分からない相手に興奮状態だった。
来いよ!ドラゴン!異世界バトルの始まりだ!
昔の上司から言われた言葉を思い出し、ドラゴンを見つけ出すことができたグルたちは、果たしてドラゴンを倒すことが出来るのか・・・
見ていただいてありがとうございます!感想、ブックマーク、評価よろしくお願い致します!




