出現! 酒臭ハゲ野郎からは逃げられない
ついに、魔王退治に出発したグル王子。
僅か、1日目にして転生初の.........。
あれから、1ヶ月が経ち、とうとう魔王退治へ出発の日がきた。家を出る前、母親は泣き崩れ、父親は自分も行くとしつこく、とても大変だった。
親父もモテたい欲が凄く、よく過去の栄光を大袈裟に言い、街ゆく美女に語り掛けたりして、母に怒られることがよくある。全くのエロ親父だ。
シノビガクレ王国までは、イエローモンキー先生の愛馬、バナナ=チョピチョに乗って向かった。流石、山に囲まれた国だけあって、辺りが薄暗い。
街ゆく人は全員、顔を覆っていて不気味だ。忍者かよ!と思いつつも、そうツッコムだとしても誰も分かっちゃくれないので、潔く辞めた。
招かれた集会場に着き、中に入った途端、あまりの魔力量で後退りした。さすが猛者の集まりだぜ!それにしても美女はいないかな〜(*´罒`*)ニシシ♡
「ここに来て、女探しか?飛んだ余裕だな坊や」
「!?えっ」
えっ!なんで…、心が読まれたのか?おいおい、めっちゃ恥ずかしいじゃんかよ!!しかも、酒臭いハゲ野郎に言われなきゃ行けねぇんだよぉぉぉぉ(怒)
「お!なんで心を読めたのかって顔してるね。ワッハッハワッハッハワッキャ」
俺は、怒りに負けて、炎魔法ファイヤーアクシデントを出してしまった。その技は特に危険で、当たると一般人なら一瞬にして丸焦げだ。気づいた時には、既に遅し、炎はオッサンめがけて飛んだ。やってしまった…
ビュービューーーーーーーーーーーーーツッ!
シュポ-------。
ん!??
目を開けると、オッサンは無傷だった。それどころか、何故か笑を浮かべているではないか!どうしてだ、俺の超一流過激魔法が当たったのに…
「うひょ〜ww今まで食った火の中で1番美味ぇわ」
俺様の炎を食いやがった!!なんなんだコイツはツ!しかも、周りの奴らはこの光景を見ても、誰も止めてこない。いや、コイツらは、これが普通なのか?
「おら〜の名前は、アントニオ=マットレスだ!この魔王退治に呼ばれた酒好きのオッサンだ。仲良くしてくれよ〜」
けっ。俺は無視してやった。このままだと、俺が弱っちぃ奴だと思われちまうじゃないか。おれは転生して、初めての屈辱を味わったのだった。
シノビガクレ王国滞在1日目。顔を隠し、女か男かも分からないこの国で、俺はあるオッサンに出会った。この2人の出会いは、この先、魔法討伐への鍵となるとか、ならないとか.........?
僅か、魔王退治出発1日目にして、最悪なオッサンと出会ってしまったグル王子。果たして、美女がいない中、立ち直れることが出来るのか!? 大冒険は続く!!
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