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召喚されたちょいデブ青年のお話  作者: ウドン9191
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楽しそうですね~

 「ケイさんお悩みですね」

「・・・国を変える方法を」

セイイチは知らない分からないけど

「一人に全責任で殺してハイお終いは絶対ダメ!!」

ケイさんは押し黙り僕はオロオロで

「すいません」

「・・・はい本当に」

「重ねてすいません」

ケイさんは大笑いし

「セイイチさん謝らないでのお願い忘れたらダメです」

「はい」

僕は項垂れる

「おやすみなさい」

ケイさんは微笑み

「おやすみなさい」

僕も笑う

時は深夜横になり僕は悩む・・

寝食共にで更なる親近感作戦は失敗だろう!!


 昼城の菜園にて

「楽しそうですね~」

「うむ」

見事な菜園にパワフルに働く家族!!

その額には輝く汗がキラキラと!!

その中でも一番輝いているのは<人王>

その身に農作業着を身に着けキビキビと労働に勤しむ

名は ヘイ 職業は人王 その身逞しく威圧感アリ

髪は短く金 年齢は40代前半 内縁の妻との間に6人の子

「ヘイさん輝いてますね」

僕セイイチの発言にグリンさんは

「・・・・皆幸せそうだ」

「どうします」

「ワシは手伝うよ」

「僕も」

人王事ヘイさんは僕らの声に笑って大声で応える。


 昼食時

「なるほど女性への贈り物か」

ヘイさんは僕の悩みに

「呪解花などどうだ」

「じゅかばなですか」

グリンさんは頷き

「白く可憐で摘んでからも良い香りが長く続く」

「香りの効能は呪いの除去やリラックス効果など」

ヘイさんが説明を

「それでいきます」

僕の発言にヘイさんは

「この時期フナサ領のフナサ湖近くに群生している筈」

「ふむ。魔王軍の支配下ワシが取ってこよう」

グリンさんの発言にヘイさんは首を振り

「セイイチ殿が摘むべきと思う」

「ふむ?ワシと共にセイイチ殿でか」

ヘイさんは頷き

「摘んだものが送ると善きことがあると」

「くくく!縁は担ぐもの!!征くぞセイイチ殿!!!」

僕結構身長体重あるのに軽々と持ち上げお姫様抱っこ

「征きましょう!!」

「二人ともほどほどにな」

僕達は高笑いと共に風に成る


 行ったか

「セイイチこそが洗脳されているハズ」

俺ヘイは独り言を続ける

「ケイは逆に洗脳が解かれている」

独り言は王に選ばれてからの悪癖だ

「あの時の俺をぶん殴りたいね」

家族以外など見捨てていれば

「なにが皆を救うだ」

俺には神から加護<気象操作>と<薬毒同源>送られ

「病が流行り」

<気象操作>で流行を止め<薬毒同源>で検索

「ああー気象操作も薬毒同源も便利さ」

薬を作り皆を救い

「見返りに王だと」

脅され愛する妻と子供に別れ告げ

「別れても人質ハッ」

妻はそれでも俺を愛していると俺は・・・

「グリンの野郎には感謝しなきゃな」

いきなりモンスターや亜人軍団で城占拠

「数日後なぜか俺の家族連れてくるわ」

それからは王としての責務は無い

「までも俺の王の責務は頷くだけだけど(嗤)」

菜園で農作業に勤しむ日々

「しかしそれも後少し」

俺を守り魔王軍は今窮地に

「俺を良いように操り人形にしていた」

ゴミ共も敵になり今や亜人の大半も敵に正に四面楚歌

「俺が死ねば世は皆が良くなるか」

さてとそろそろ農作業に・・・・



お読み頂き有難うございます

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