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第三話 ヘルプ

今回で独り語りは終わりです。次回、新キャラ登場!

もう一度ステータス全体を眺めてみる。


・・・どうみても物理特化だよなぁ・・・魔法使ってみたかったのに・・・


思わずはぁとため息をついてしまう。ああ、ダメだ。ため息をつくと幸せが逃げてしまう。逃げた幸せを吸い込まないと。すぅー。これでよし。


それにしても、よくわからないスキルとか称号とか多すぎるよねぇ。おかげで僕は何ができて何ができないのかがわかりにくいよ・・・まぁ、多分魔法は使えないんだろうけどね。ステータス画面の取り扱い説明書とか、ヘルプ画面とかってないのかなぁ?・・・試してみよう。


「ヘルプオープン!」


ステータス画面 ヘルプ

:転生特典。ステータス画面に書かれているモノに関する情報を閲覧できる。


あった!?え、ナニコレ、急に出てきたんだけど!?え、何?本当に出てきちゃった?何で?いや、ヘルプオープンって言ったからなんだろうけど・・・


まあいいや。出てきちゃったんだし。欲しかった機能だし。多分、絶対便利だし。転生特典ありがとう!たまにはやるじゃん神!


とりあえず、一つずつ順番に見ていこう!


Lv:Level、レベル、ヒトの成長度合いの指標の一つ。魔物を倒すことで得られる経験値を貯めることで数値を上げることができ、数値が上がると全ステータスが少し上がる。


レベルは思った通りだね。でもやっぱりこの世界には魔物なんているんだ・・・現れる強敵。恐怖に怯える村人。そこに現れる僕。仲間と力を合わせて強敵を倒す爽快感。そして村人からの感謝・・・ちょっとワクワクする。


HP:Heart Point、「生命力」の総量を示している。時間経過、性交、HPポーションによって回復する。


せ、性交によって回復!?い、いや、HPを回復する為だけにそんなことしたくないし・・・と、とりあえず放っておこう・・・あれ?生命力のところにカギカッコがついてるなぁ。もしかしてこれも調べれる?


生命力:ヒトが生きる力の源。主に怪我をしたり禁忌系スキルの使用等の身体にダメージが加えられた時に消費される。


あ、できた。禁忌系スキルなんてあるのか・・・知らず知らずの内に使って死んでました!なんてことがないように、スキルはちゃんと調べてから使うことにしよう。


MP:Magic Point、体内にある「魔素」の総量を示している。時間経過、睡眠、MPポーションによって回復する。


ん?魔素って何?魔力じゃないの?


魔素:ヒトの魔力の源。魔法系スキルの使用時に消費される。魔物の構成物。主に魔術を発動したり魔術に関わるスキルの使用時に消費される。


あぁ、僕が魔力だと思ってたのが魔素なのね。じゃあ魔力っていうのは大方、魔素を操る為の力ってとこかな?・・・まぁ、魔素が全く僕には関係ない話かもしれないけどさ。


SP:Stamina Point、体内にある「気」の総量を示している。時間経過、食事、SPポーションによって回復する。


SPってやっぱりスタミナだったんだ・・・で、「気」は何かなーっと。


気:ヒトの体力の源。主に運動したり体術系スキルの使用時に消費される。


へぇ、魔素の体術版みたいな?でもこれってきっと、前世で読んだ漫画にもいっぱい載ってた「気」と同じやつだよね?・・・使いこなしたら楽しそう。


PA:Physical Attack、物理攻撃力。相手に物理ダメージを与える時の、相手に与えるダメージ量の多さの指標。


PD:Physical Defence、物理防御力。自分が物理ダメージを受ける時の、自分が受けるダメージ量の少なさの指標。


MA:Magic Attack、魔法攻撃力。相手に魔法ダメージを与える時の、相手に与えるダメージ量の多さの指標。


MD:Magic Defence、魔法防御力。自分が魔法ダメージを受ける時の、自分が受けるダメージ量の少なさの指標。


まぁ、この辺りは思った通りかな?特に気になる点もなさそう。


QU:Quick、ヒトが、身体を動かしたり頭を働かしたりする速さ。


やっぱり速さだったんだ。でも身体だけじゃなくて頭にも関わるのは珍しいと思う。もしかしたら、頭の回転の速さも表してるからAGIじゃなくてQUなのかもね。


LU:Luck、神から受けている加護の量の多さの指標。運の良し悪しにも関係する。


神から受ける加護の量・・・?どゆこと?これはヘルプで調べられないし・・・う~ん、わかんない。おいとこう。まぁ、取り敢えずはただの運って思っておいてもいいのかな?・・・他と違って関係する、としか書かれてないからちょっと怖いけど。でも多分大丈夫でしょ。大丈夫なんじゃないかな?大丈夫だと、思うよ?うん・・・ちょっと覚悟しておこう。


よし、次はスキルだ。


苦痛無効:苦痛による行動の制限がなくなる。転生特典。


おお、転生特典!しかもこれ、地味に便利だよね?ベビーベッドから落ちた時に、手を痛めたにもかかわらずベビーベッドに戻ってこれたのもきっとこれのおかげでしょ?ありがたや~


自己再生:SPを消費して自分のHPを回復する。同時に怪我や病気もなくなり、SP、筋肉の超回復の効果を高める。転生特典。


転生特典2つ目!しかも凄く便利!え、何ですかこれ、チートじゃないですか?あの、SPが爆上がりしてたのもこれのおかげでしょ?やべーありがたや~


魔法無効:MP、MAの最大値が0となり、MDの初期値が1となる。又、MDの増量が、このスキルを持たない者と比べて大幅に少なくなる。不敬なる者に与えられる天罰。


ぶっ!?名前と内容が全然違うじゃん!っていうか僕に魔法適性がないの、これの所為じゃん!え、いや、ちょっと待って?MDは初期値が1になるって書いてるけど、MP、MAは最大値が0になるって書いてるんだけど?これってもしかして、MPとMAが増えることはないってこと!?えぇ!?折角魔法がある異世界に転生したっていうのに魔法使えないの!?


しかも何これ、天罰?これってあれ?僕が今まで、神なんていないんだーいたとしても無能だーやらなんやら思って、神に対して不遜な態度とってきたから?器小さすぎない?でもこんなスキルがあるってことは神自体はいるってことだよね?しかもその神にずっと脳内検閲されてるってことだよね?うわぁ・・・


まぁでもいるんならしょうがないか。どうしようもないし。気を取り直して次行こう!


気闘法Lv3:「気」を感知し、自由自在に操れるようになる。Lvが上がるにつれてできることが増えていく。Lv1;「感」、Lv2;「動」、Lv3;「静」


気闘法Lv1『感』:「気」を感じることができる。


気闘法Lv2『動』:体内の「気」を動かすことができる。


気闘法Lv3『静』:体内の「気」の動きを止めることができる。


あぁ、これは気を魔力と勘違いして(魔力でもなかったけど)やってたやつだ。今はまだあってもあんまり意味なさそうなスキルだけど、きっとレベルが上がればいい効果も出てくるんじゃないかな?気って仙人とか、我慢強い人が鍛え続けてやっと使えるようなイメージあるし。もっとレベルを上げないと。これからは気闘法の鍛練の時間を増やそう。


次、最後。称号。


転生者:転生に成功した者に与えられる称号。ステータス画面に「ヘルプ」が現れ、先天的に特殊なスキルが2つ手に入る。なお、他人からはこの称号は見えない。


おぉ、転生特典をくれた称号かぁ。ありがたや~ヘルプも役立ってます。この称号が他人からは見えないって辺りもいいね。僕としては前世のことはもう忘れて、この世界の人間として生きていきたいから、あんまり他人に僕が転生者ってこと知られたくないんだよねぇ。僕が転生者だって知られたら、転生者だって理由だけで何かされたり、仲間外れにされたりしそうだしね。


不敬者:神を信じぬ、又は敬わぬ、不敬な者に与えられる称号。「魔法無効」が手に入り、神の加護を受けとることができなくなる。


うぉい!これいらない!本当にいらない!魔法使わせて!得になること一つもないじゃん!神、本当に器小さすぎるよ!?


ドM:自分の意思で自分を何度も傷つけるものに与えられる称号。痛みが快楽に変換され、苦しさが和らぐようになる。痛みが強ければ強い程、快楽も強くやる。


・・・やばい。思ったよりやばいよこの称号。これ、ドMに与えられる称号じゃなくて、ドMになる称号じゃないか・・・深刻すぎて叫べないよ・・・言われてみれば鍛練の最中、痛ければ痛いほど気持ちよかったような気が・・・しない!しないよ!全然気持ち良くない!ないったらないんだ!


・・・はぁ、これからどうしよ?

評価、感想、レビュー、ブックマーク等していただけると作者はとても喜びます。至らぬ点が多いのは自覚していますので、読者の皆さんの意見を取り入れながら、よりよい物を作っていきたいと思ってます。なので感想だけでなく、ご意見、ご鞭撻等も、気になる点があったなら言って下さい。

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