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Falce bindweed  LAST END

どうも、お久しぶりでございます。ぺぽぺぽです。このたび、この『Falce bindweed 』、タイトル、登場人物を一新し、再度書き直そうと思っています。設定の一部だけを残して、展開も変えて。本当は完結させて終わろうかと思っていたのですが、作者の私情により、結末を説明しての終わりとさせていただきます。

楽しみにしていた方がいらっしゃったらごめんなさい。考えているうちにごちゃごちゃになって来てしまい、このままでは結末を迎えることが出来ないという自身の判断です。ご了承ください。


さて、長い間放置していたので忘れている方が多いと思いますので、いままでのあらすじを説明します。

森で目覚めた記憶喪失の少女、ラティ。

同じく、記憶をなくしたフォカとカロルに出会い、共に残っていた『家族』と『仲間』の記憶を頼りに、『アスタリア』という街にたどり着きます。

そこで、兄弟たち、仲間のリーダーと再会し、残りの仲間は『王都』にいるという情報が。


・・・ここまでがいままでのあらすじです。


では、このあと何が起こったのか。

結末は、何であったかを説明と言う形で皆様にお伝えします。

この小説の結末。


まず始めに、


実はこれは何回か周回した世界。(仮にN番目の世界としておきましょう。)と言う設定です。


このあと、王都で残りの兄弟と仲間たちと再会するのですが(ちなみに彼らが王都にいた理由は、王都の情報を探るため)、そこに『黒い集団』が襲ってきます。・・・彼らの正体は『王』の使いの者たちです。


『アスタリア』の王は『生贄』を探していました。二話でフォカの見た夢とつながっており、その『生贄』は彼の記憶の通りラティです。ラティの左腕にあった『星の加護』。あれが『生贄』の条件だったのです。『星の加護』を持って生まれた彼女を『神』・・・『星王』に捧げる事によって、王が『星の神器』を手に入れて、国を支配すると言う、なんとも自分勝手な思惑に彼らは巻き込まれてしまっていたのです。


途中、『黒い集団』がフォカ、カロルを襲ったのは『生贄』であるラティを彼らのリーダー、ウリエがかくまっていたため、ルメスが狙われたのはラティの関わりのある人物であり、かつ『色髪』だったからである(万が一の時、仮の生贄とするため)。


話は戻り、『黒い集団』に襲われた時、ラティが思い出してしまいます。


---自身が『生贄』であったことを。


彼女はそれを受け入れ、その代わり『家族』たちを逃がすよう王にお願いします。

それで、ラティ以外の人たちは逃がしてもらうのですが・・・。


『それじゃあ、結末は一緒だよ。』


そう呟いたのはウリエでした。

彼はすべてを知っていたのです。


彼女が『生贄』であることも、なぜ『この世界』が『繰り返されて』いるかも。

そして・・・繰り返しているのが『誰』であるかも。


それを知っているからこそ、彼は三話で『悲しい顔』をしたのです。


彼女を、『アスタリア』に連れてきてしまったから。

自分以外のすべての記憶を消しても、

彼女の『運命』を、変える事ができなかったと。


それに対して、彼女・・・ラティは答えました。


『だからといって、大切な人たちを犠牲にするわけにはいかない。』


記憶をすべて思い出した彼女もまた、すべてを知っていたのです。


自身を救うために、どれだけの命が犠牲になったか。

大切な『家族』や『仲間』たちが、自分の『身代わり』になったことも。

そのたび、彼女もまた、『繰り返していた』ことも。

そして、自身が『生贄』になったとき、必ず『誰か』が『繰り返す』ことも。


それは、彼と彼女による『無限ループ』。

お互いが満足のいく『結末』を迎えるまで終わらない『世界』。


でも、それも終わりを迎えます。


彼女は『記憶どおり』に『生贄』になりました。

流星の降る夜に、『星王』が眠っているという『銀河』に身を投げるのです。

それは、すぐに決行されました。

王は高笑いしながら見ています。

街の人たちは願います。

『家族』たちは止めに入ります。

『仲間』たちは泣きながら、必死に彼女の名前を叫びます。


そんな声に耳を傾けず、彼女は『銀河』に身を投げました。





『記憶』であれば、このあと星の滝が天へと登り、空を星で埋め尽くし・・・『星の神器』なんて存在しなかったと知り絶望する王を尻目に、泣き喚く『家族』や『仲間』たちを眺めながら・・・彼女は消えていくはずなのである。


彼女は『銀河』に落ちなかった。


二つの『懐かしい』腕が、彼女をつかんだのだ。


彼らこそが彼女が『銀河』に落ちるたびに『繰り返していた』犯人。

そして、彼女を『この場所』に連れてきた張本人。


『言っただろ?何があっても守るって。』

『もう、あなたを消させたりしない。』


そう、その二つの手の正体は・・・


最初に出会った、フォカとカロルであった。


『銀河』に落ちなかったことに激怒した王は彼らからラティを引き剥がそうとします。

でも、彼らはけして離れませんでした。

むしろ、『家族』や『仲間』たちも加わり、

完全に彼女を『生贄』にすることが出来なくなってしまったのです。


その中で、王は問います。


『星の神器は、どこにあるか。』


彼女は答えます。


『それは、僕自身が、神器であるから。』


神器の正体はラティ本人・・・『星の加護』を持つもの自身であり、歴代王はその力の強大さを知り、『星の加護』を持つものが出るたびに『星の力を宇宙に還す』という意味を込めて、この儀式を行っていたのである。

彼女を『生贄』にしたところで『神器』は手に入らない。

『神器』はあるべき場所へ還さなきゃいけない。

だから、その伝承どおり、彼女は還ろうとした。


それを、『彼ら』が許さなかったのである。


最初の『ループ』をしたのはカロル。

『家族』よりも彼女を大切にしていた彼は彼女を失いたくなかった。

だから、独学で覚えた『時戻し』を使った。

彼女を、救うために。


二回目はフォカ。

この頃はまだ『前回』の記憶が残っており、一生懸命解決策を探した。

・・・そして、伝承を見つけてしまった。

真実を知ってしまった。

それでも、彼女を失いたくなかった。

二回目も、彼女は『生贄』になった。

だから、もう一度、『繰り返した』。


何度か繰り返していくうちに周りも気づくようになり、

特に彼女の近くにいた『家族』たちとウリエ含む『仲間』たちは、

彼女を助けるために奮闘した。

時には自身が犠牲になり、彼女の記憶を消して遠くへ転送させたり、挙句の果てに全員の記憶を消した。


それでも、彼女は『アスタリア』に来たのだ。

何かに導かれるように。


そして、彼女はそれをすべて思い出したのである。


いままで『繰り返されていた』ことも、自分のために何人の『仲間』や『家族』が犠牲になったことも。

・・・彼らが、どれだけ苦しんでいたかを。


すべてを知った彼女は『銀河』に願った。


『この力はお還しします。でも、僕の命はまだ、還すわけにはいかないみたいです。まだ・・・僕は皆に必要とされている。まだ、生きてほしいと言ってくれている。だから・・・。』


その願いが届いたのか、『銀河』から『声』が聞こえた。


『その力も汝の命もとらぬ。その力を大切なものたちのために使え。』と。


『星王』と呼ばれた『それ』は、彼女に生きろと言ったのだ。


思わぬ答えに泣き崩れるラティ。

駆け寄る『仲間』たち。


この後、王は辞職し、新しい王にはラティ・・・がつくはずだったのだが、彼女の推薦でウリエが次期王になり、『アスタリア』を再建していく。


という終わり方だったんです。


説明だけでも長いですねw


この途中にフォカ、カロルのちょっとした秘密、ラティと『家族』たちの出会いなど、サブストーリーを交えての結末になるはずでした。

これ考えてるうちにごちゃごちゃになっていったんですね。反省。


さて、最後に、このタイトルの意味ですが


Falce bindweed


英語で『昼顔』という花の名前です。

これだけだと何を意味しているか分かりませんが、

この『昼顔』の花言葉が


「絆」


だったんですね。


描きたかったのはラティを含めた『仲間』たちの『絆』。


最後グダグダになってしまって伝わらなかったと思いますがw


さて、長くなってしまいましたが最後までご視聴ありがとうございました。

こんな結末を迎えてしまってごめんなさい。


次回作を書くことがあれば、また見てくれると嬉しいです。


では、また会いましょう。


何度も言います。すみませんでしたぁ!

ほんとにこんな結末迎えてしまってごめんなさい。


実の話、メモッたりしていなかったので、作っていた内容を完全に忘れてしまっていたと言うのもあります。かなりの期間あいてしまいましたからね。ごめんなさい。

さて、次回作はこのお話のリニューアルバージョンになります。


名前も内容も変わる(と思います)が見てくれると嬉しいです。

共通点が出た時に『あ、これはあの子だな』と思ってくれるだけで結構です。


最近いろんな事を始めすぎて収集つかなくなってきているのでこっちに顔出す機会が少なくなると思いますが、もし新しい小説を出したら見てくれると嬉しいです。

それでは、ご視聴、ありがとうございました!

また、どこかで!


ぺぽぺぽ

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