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Prologue

 退屈だった。

 ただただ、そう思って生きていた。

 心が震えるような芸術とも心を魅了するような自然とも無縁な世界で生きていたから。

 見ただけでどのような構成なのかもどんな結果が起こるのかもわかる稚拙な人工物。そんなものを作るのが俺の生きる糧だった。

 毎日、毎日、それだけを。

 趣味はなく、伴侶もいない。

 だから、俺は彼についていくことを決めた。

 捨てるものもなく、別れる人もいない。やることは今までと同じ。

 けれど、心は震え、魅了された。


 ある日、伸び放題の長髪を放り出し、みすぼらしい格好をした彼は昼食をとっていた私に近づき、こう言ったのだ。

――――神になる気はないか? と


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