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【海栗と海月】

作者:夢暮 求
※この作品は小説投稿サイト『のべぷろ!(http://www.novepro.jp/)』にて投稿した作品となります※

 この世界はイメージの押し付けで出来ている。周囲からの“それ”から逃げ出せなくなった者は、どう足掻いたって這い上がることなんてできやしない。
 しかし、そんなことはもう過去の話になる。己はそれを受け入れたのだ。享受したという言葉は少々、道理が良い言葉を遣うつもりはない。これはいわゆる諦観だ。
 己に押し付けられたイメージに、そして己自身が押し付けたイメージに縛られて、そしてそのイメージに相応しい人生を送っている。
 ただ、それを受け入れたときから己は“負け犬”の臭いを放つようになった。それはどこに居ても付いて回って、どれだけ体を洗っても落ちることのない、己のレッテルそのものだ。

「ぶち壊してみませんか?」

 楽しそうな話だ、と己は思ったのだ。
 だからこれは、負け犬の臭いを放出する己――綿貫 創が、白神 舞に弄ばれるだけの、小さな復讐劇。レッテルに抗うのではなく、そうなってしまった己自身の心の傷を更に抉るだけの物語。
 妄想に喘ぎ、過去に苛まれ、現実に身を委ねる己が、有ったことを淡々と連ねて行くだけの、下らなく、微塵も面白くない御話だ。
【第二章】
2015/03/17 16:26
【第三章】
2015/03/17 17:00
【第四章】
2015/03/17 19:00
【第五章】
2015/03/17 21:00
【第六章】
2015/03/18 08:00
【第七章】
2015/03/18 10:00
【エピローグ】
2015/03/18 12:00
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