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爆裂

週1か週2で投稿していきます。

のんびり待っていて下さると助かります♪( ´▽`)

「新入生の皆さん。私立特異能力者専門学校へようこそ。新しい学校生活を是非楽しんで下さいね…」

 今は丁度入学式でリリアが話してる所だ。クエストの受け方とか、そういったこの学校の使い方じゃなくて、先輩に頼って、とか、皆仲良く、とかそういった精神的な事を話してるみたいだな。

「…新入生の皆さんのこれからの活躍に期待しています♪」ニコッ

 な……アイツ…最後にあざとい事を!お陰で全校男子の大半が赤くなってるぞ。はぁ…


 そして、入学式が終わり、俺は無事1年生となった約180人を第3校庭に集めた。校庭は全部で8つあり、第3校庭は直径100m程度で、主に中規模スキルや集団での授業を行う所だ。


「今更必要ない者もいるだろうが、まず属性について説明する。属性は火、水、風、土、無、光、闇。それと神の8つで、火、水、風、土は分かるな。その名の通り、炎を出したり、風を起こしたりできる。無属性はそういった効果がない物だ。特殊な能力が無い物を召喚したり、属性のないモノへの変化などが当たる。光は名前の通り閃光を発したり、回復などのスキルがある。闇は対象を破壊するスキルが多い。次に神属性だが、これはよく分かっていないが、神話の神もスキルを使っているとして、そのスキルの事を指す。無論、神の如き力を持つスキルも神属性と呼ばれる。因みに、髪の色と属性は同じ事が多い。火属性なら赤髪、光属性なら金髪や白髪といった具合だ」

「つまり、副会長さんの属性は闇ということですか?」

「あぁ。そういう事になるな」


 1年生が言ったように、俺は黒髪だ。因みに言っておくとリリアも闇属性なのだが、アイツは数少ない属性と髪色が一致していない人間なので金髪だ。


「属性について説明した所で、今から簡単な実習を行う。内容は動く的を破壊するだけだ。やり方は何でもいいがスキルを使うこと。まずは全員速さ1、高さ1で水平移動の的を破壊してもらう。質問はあるか?」


 質問は…無いみたいだな。


「では始める。出席番号1番から前に出ろ」

 出てきたのは赤髪黄眼の男子だった。名前はアイル・プロズィオン。基本的に髪の色とスキルの属性は同じだから、コイツは火属性だな。


「では始める。コツは的の動きをよく観察して、次どう動くのかを先読みすることだ」

 そう言いながら俺は的を起動する。速さ1の的の速さは20km/h程度だが、入学したての1年には難しいかもな。


 アイルは暫く的を観察した後、魔力を溜め始めた。

「はあぁぁぁっ!」

 すると、赤かった髪が濃く、鮮やかな深紅へと変貌した。

「っ!」

 あの色は…まさか!?


「全員もっと下がれ!」

 咄嗟に周りの1年に向かって叫ぶ。


「バーストっ!」

 アイルがそう叫んだ直後、的の端が膨らみ、炎と共に弾けた。下がれと言わなければ的の近くにいた12、3人は怪我をしていたな、全く危ないことを。


「エクスプロードか。ユニーク以外の炎系最上級スキルだ。使い方を間違えれば自分だけでなく、周りも纏めて吹き飛ばせる強力なスキルだから注意しろよ」

「は、はいっ!」

 これは本当に注意しとかないとマズイ。無闇にバースト撃たれたら大変だしな。


「では次」

「は、はい…」


 自信なさげに出てきたのは、アコーレ・ハイルミッシェルという少女だった。

 髪は白色で、光の当たり方によって銀色に輝いている。眼は右目は薄い水色で、左目は桃色のオッドアイ。この世界ではオッドアイは別に珍しくはないが、左右で反対色に近い色をしているのはユニークスキル持ちの可能性が高い。勿論。左右同じ色でもユニーク持ちは居るが。


「では行くぞ」

 さっきと同じ様に的を起動させる。因みに、この的を含める学校設備の殆どは自動回復魔方陣を組み込まれているため、大気に漂っている魔力などを使って再生する。もちろん、損傷度合いによって再生に掛かる魔力、時間は変わる。


「あ、あの〜」

「どうした?」

「私のスキルは攻撃系じゃないので…破壊はちょっと……」

「あぁ、そうか」

 的を停止させる。

「なら、回復、補助のどっちだ?」

「回復…です」


 回復スキルは珍しい。それも、反転オッドアイで回復なら、ユニークの可能性もかなり高いが、どうなんだ?


「付いて来い、保健室へ行くぞ」

「あ、はい」

「他の回復スキル持ちも付いて来い。他の1年は暫く自由にしてていいが、的は動かさないように。

 そう指示を出し、1年生8人を連れて保健室へ行った。

誤字やおかしな文があったらどんどん教えて下さいね〜

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