表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇バイトでダンジョンコアを壊したらダンジョンマスターになりました ~ここはダンマスが狩られる世界です~  作者: 水城みつは
第三章『夢ノ宮公会堂』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/47

第39話 夢ノ宮公会堂リザルト

「さて、ダンジョンコアは俺が『倉庫バックヤード』に収納してしまったわけだが、現状此処はダンジョンなのか?」


 迷宮核ダンジョンコアなしでダンジョンが成り立ってしまうとダンジョンを潰すことができなくなってしまわないだろうか?


『……ダンジョンのままですね。しかも、マスターの管理下に入っております』


「え、マスターって秋都あきとさんの事ですよね、それに、私の役職ロール迷宮管理者ダンジョンマスター】が副役職サブロール迷宮副管理者ダンジョンサブマスター】になって……もしかして、秋都あきとさんが【迷宮管理者ダンジョンマスター】になっちゃいました?」


 メルリンの言葉に鈴音すずねが泣きそうな顔になる。

 【迷宮管理者ダンジョンマスター】の制約ルール迷宮核ダンジョンコアが破壊されると死亡します』のことを考えたのだろう。


「ああ、そんな顔をしないでくれ。内緒だけど、俺は元々【迷宮管理者ダンジョンマスター】だ。迷宮討伐のバイトで迷宮核ダンジョンコアを破壊した時に【迷宮管理者ダンジョンマスター】になった」

「えぇっ! そんなことって、あるんですか?」


「あるんだな、それが。鈴音も聞いたことあるだろう、迷宮討伐、つまり迷宮核ダンジョンコアを破壊したパーティが解散するって噂」


「ええ、都市伝説というより割と事実なやつですよね。えーと、それが何か?」


迷宮核ダンジョンコアを破壊すると高確率で【迷宮管理者ダンジョンマスター】、ダンマスになるんだ。そうなるとダンマスとなってしまったメンバーは再びそのダンジョンのコアを壊されると死んでしまう。つまり、そのパーティがダンジョンに潜るのを邪魔する側に回ることになる」


「ああ、背に腹は代えられないですしね。それに、 制約ルールでダンマスのことはパーティメンバーにも話せない……あれ? 今、普通に話せてますね?」


『恐らくは鈴音がマスターの眷属になっている効果だと思われます』


「喋れる分には問題ないか。それで、問題はこの後をどう収拾するかなんだよなぁ」


 幸いダンジョン内に居たメンバーは無事に抜け出したようだ。この事態を引き起こした連中に関しては……多分既にこの世にいない。

 会場が迷宮化してしまった『ナンバーワン地下アイドル決定戦』は残念ながら中止だろう。


 そして、問題はこのダンジョンと俺達だ。

 ダンジョンに関しては再構築リビルドから再開までは一週間程ある。どのように運営するかは先延ばしでも良くはないけど、まあ、良いことにする。


「で、俺達がどう脱出した事にするかだよな……」


「そのまま出るわけにはいかないんですか?」


迷宮ダンジョン発生スポーンからの生還率は限りなく低い。で、発生後に閉じたダンジョンからの生還例はまだないな」


 ダンマスになった後に迷宮ダンジョン発生スポーン再構築リビルドについては色々調べた。

 巻き込まれた場合の死因の一番は魔力の過剰供給。魔力耐性のない役職ロール持ち以外には致命傷だ。

 今回は幸いほぼ全員が役職ロール、または、魔力耐性持ちだったのが幸いした。

 次にポップしたモンスターに殺られるパターン。今回のようにフロアボスやイレギュラーのモンスターが色々と出るようだ。


 そして、閉じた後に内部がどうなっているかは生還者がいないため不明である。が、階層の変更や改変に巻き込まれたらまず死ぬだろう。


 そんな世界初の生還者になると色々とうるさそうだ。


「じゃあ、一週間程此処で暮らします? わ、私は構いませんけど……」


「そうだなぁ、『倉庫バックヤード』内には十分暮らせるだけの物資はあるし、最悪、家まで戻って……あぁっ!」


「うわっ、秋都さん、大声をあげて何か思いついたんですか?」


「まあ、一応な。どっちにしろ騒がしいことになるのは避けられないが……」


 どうせ騒動になるのならこのタイミングで色々ぶち込んでどれも有耶無耶にしてしまおうか。


『マスター、とっても悪い顔をしてますよ?』


幸か不幸か鈴音達が迷宮ダンジョン発生スポーンに巻き込まれたことで問題の一つに解決の目処が立ったかもしれない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ