死にたがりと殺し屋さん
「あなた、殺し屋さんでしょう?依頼をするわ。──私を殺して」
14歳の少女ミアは、もう生きる事が嫌だった。
全てを捨てて逃げ出した。
その身を終わらせる事だけを考えて走り続けた。
夜空に浮かぶ孤独な月に背を向けて。
走り続けたその先で出会ったのは、物言わぬ屍の傍らに佇む、全身を血に濡らした少年。
これは邂逅。
彼らは出会った。出会ってしまった。
少女が少年に望むもの。
少年が少女に望むもの。
混ざってはならないふたつが混ざり合った時、その手に残るものは、終わりか、始まりか──。
これは、死に魅入られた二人の、歪で儚い物語。
***
お久しぶりです。水上です。
今回は「全く万人受けの作品を書けない私が流行りの虐げられ令嬢モノを書いたらどうなるのか?」と思って作ったお話です。多分これじゃない感満載になります。これも個性って事で(^^)
かなりアブノーマルな設定なので、危険な香りを察知した方は引き返していただく事をお勧めします……詳しくは書けませんが……。
今回は少し長めのお話になる予定ですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
─プロローグ─
2025/04/14 21:00
(改)
【第一章】─邂逅─ (1)
2025/04/15 20:00
(改)
【第一章】─邂逅─ (2)
2025/04/18 20:00
【第一章】─邂逅─ (3)
2025/04/22 20:00
【第一章】─邂逅─ (4)
2025/04/25 20:00
【第二章】─奇妙な監禁生活─(1)
2025/05/02 20:00
(改)
【第二章】─奇妙な監禁生活─(2)
2025/05/09 20:00
【第二章】─奇妙な監禁生活─(3)
2025/05/16 20:00