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ネタの貯蓄所  作者: 濃姫
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堕落者は最高峰の英雄に飽きました

 魔術やるか

 転生して意識を取り戻すと水で満たされた箱から起き上がる。前世の記憶はハッキリと残っているがあまり思い出して良いものではない。

 前の世界にはない魔術にのめり込み蔵書全てを読み込む。頭の中では様々な魔術方式とともに構築されていく。

 屋敷のことを全て一人でできるようになると、その範囲は周囲の領地にも現れた。

 国の魔道士が派遣されると厳重な結界に挟まれ、この屋敷の主が七賢人に等しい力量を持っていると分かる。

 次に結界に強い魔道士が訪れ、説得して外の世界へ出る。意外にも戦争が丁度あったので実験で無双する。

 無事七賢人に任命される。喋るのが面倒なので【沈黙の魔女】と呼び名がついた。

 仕事だるい。書類無理。七賢人の仕事が以外にも面倒だったので正規の奴隷商店に行こうとする。

 ただお金勿体無いし戦争奴隷捕まえるかになる。

 最前線で単騎殲滅後、死体の下で死体に扮して冷静に生き延びていた子どもに興味が湧く。

 処理すべき書類を全て奴隷に押し付け、その合間で修行を施す。魔力が皆無だったので体術を軸に武術と剣術、槍術を限界まで教え込む。

 しかし師匠の言っていることは全く意味がわからなかったので仕方なくやり過ごす技だけは身につけた。

 魔術が溢れる世界でそもそも剣で対抗できると言うのがあり得ないことを本人は自覚していない。

 なんでこうなった?

 色々やらかした。

 うちの国強すぎじゃね? 

 久々の戦場で楽しみにしてたけど三日も持たなかった。

 あー、休暇欲しい

 戦争処理が一番面倒くさい。

 王族とか勘弁です 

 戦後パーティーでの挨拶

 権力争いなんてどっちかの家門消せば終わりじゃん

 貴族派と皇帝派の巻き込まれ

 やっぱ戦場が落ち着くわー

 もはやニコチンレベルに

 私が一番我が儘とか納得いかん!

 

 チェスでの無双はお馴染みです

 王を犠牲にして成り立つもの 

 過去の話 賢く人一倍心の優しい王が友であった頃、その王は国民の罪過を償うためその身をとして悪魔の顕現する為の贄となった。

 七賢人って実質お飾りだよね

 式典やだー、だるいー

 駄々こねたら後ろから殴られた。ヒドイ。

 魔術を馬鹿にするものは魔術に泣く。

 とかなんとか抜かしてたら魔術封印されて完全に自滅した

 うちの子が一番優秀

 黒幕面してる奴を表に引きずり出すのが一番楽しい。

 ようやくの平和、とはいかないようで?

 どうやら倫理観はぶっとんだらしい

 今さら学園生活って、私の年齢(前世合わせて)知ってる?!

 いやぁ、キャラ濃!

 欲をかくといい結果にはならないわよ?

 みんなみんな必死だな~

 青春は甘酸っぱいどころか苦いらしい

 私はやっぱりズレている

 誰も彼も自己中

 魔術の極意とはイマジネーションである!

 創造の始まりは破壊であった

 そいや私、何してたんだっけ?

 いや、王子よ。そんなん知らぬところでやって来れ。

 若かりし頃の過ちとは取り返しのつかない愚行である。

 まぁ国捨てても生きては行けるよね

 本当に守りたいもの

 愛とか恋とか未練とか

 





######


 へぇ、魔法が当たり前の世界で魔力の無い子供かぁ。いいね、お前。私の雑用係ぐらいにはしてあげる。


 あの人は鬼だからな。魔法なんざなくても世界を掌握できるぐらいには叩き込まれたよ。もちろん、三途の川は顔馴染みだ。


 てか貴方護衛要らないでしょう。

 要らないものを敢えて側に置いておくのがいいんだ。別に要るものもないしな。


 

 時を止める魔法なんか、一番セオリーじゃん。あんなんテンプレ通りやれるって。

 …師匠、ついに頭おかしくなりましたか?

 おいこら馬鹿弟子。三途の川バカンスはそんなに楽しみか?

 パワハラでホント訴えたい…。


 ハハッ、アハッははは!!

 いや、師匠の魔法を使えなくした時点で勝ちと考えてる奴らの気が知れなくてな。俺の師匠だぞ? 魔法は言わずもがな、体術武術剣術、一度も勝てたことがねぇんだよ





#####


 ピロン

 『貴方の恐怖にも負けぬ闘う姿に神々が称賛しました。【英雄の誕生】を授けます』


 五月蝿い。五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い。腕の感覚はもうない。魔物の血を浴びた目はもう開かない。ひたすらに五感だけで魔物をとらえては、狩る。


 私が負ければ人類は終わるのだろう。私の後ろで祈りすがっている者たちは無惨に死んでいくだろう。


 ここで一歩でも引けば、私は負ける。敵は無限に湧く一方、人類の主戦力はもはや私しか残っていない。


 隙をついて私の横を通ろうとする無駄にでかい魔族を縦に真っ二つにし、その図体から他の魔族に乗り移り殺す。


 殺して殺して殺して殺して、自分の身体が切り裂かれるごとに修復して、痛みすら快感に麻痺して、ようやくたどり着いた頭。


 『よもや、ただ一人の人間ごときに私の駒全てが全滅するとはな』


 「かひゅー……、かひゅーッ…ガッ、ハ?!」 


 なんだ、これで終わりか…。案外死とは呆気ないものなんだな。これじゃ、生きているのと何も変わらない。


 魔術を極めて、剣術を極めて、体術を極めて、結局私がしたかったことも分からずに死んでいくのか。


 あぁ、なんて、…くだらない。全て、くだらない。

 残りの数なんて考えるだけ無駄だ。





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