秘密はサプライズ
隠密カップル誕生
誰にもバレるなバレたらおわり
バレないようのお付き合いが始まったバレないようにとは
まぁ相手の親御さんやクラスの人達とにかく誰にもバレてはいけないのだ
バレたらまたややこしいことになりかねない為仕方のないこと
だからデートもいけない 直接会うことすらもできない 学校で顔は合わせるが話もしない
出来る事はSNSで放課後連絡をとるだけだ
だけどもそれだけでも本当に僕は充実していて満足していた付き合っているのだから
もちろん会いたいが、、、
こんな関係が3か月位が経ち
2月7日
僕の誕生日だ
SNSでりき君から
「さとる~誕生日だろ? おめでとう 今からカラオケ行こうぜ 奢るからよ」
僕とりき君は中学時代からよくカラオケに行っていた2人とも歌が好きだしなんたって
りき君はすごく歌がうまい 聴きに行くだけですら価値があるくらい
僕も歌は好きだが音痴なのだ だけどりき君とカラオケに行くようになってから少しずつ上手くなった
まぁ誕生日なのにいつもの日常って感じだ 慣れてるけど、
僕はもちろんOKと返信した
「おっけ~今からさとるの家行くわ」
そしてカラオケ店に向かうことに
カラオケ店にて
カラオケ店の入店の仕方は理解あるだろうか
店舗によって違う所はあるとは思うが基本の流れはこうだ
お店に行きまずは会員証を出し 名前と人数を記入し 使う機種を選ぶ この後店員さんが色々やってくれて指定された部屋に行き時間まで歌うが基本だ
だがりき君はあろうことかそのすべての基本動作をガン無視して僕の手を引く
僕は驚いて戸惑っていた ん?なにが起こってるんだ?ついにりき君が壊れて暴走でもしたのじゃないかと思った
「え?だめでしょ 勝手に入って行くなんて 怒られるよ?」
そんな僕の意見も聞かずただ手を引かれて店の奥に連れていかれる
すると4番の部屋でふと止まった
「先に入って」
言われるがままその扉を開ける
そこにはなんと数か月会ってないさくらちゃん るかちゃんとその彼氏が僕に向けて
クラッカーをあまりに理解できない また頭がパンク寸前だったが
数か月ぶりに会えたさくらちゃんへの喜びと気恥ずかしさで 泣きそうだった
りき君は数か月前から僕の誕生日に合わせてとても嬉しいサプライズを企画していてくれていた
前の罪悪感もあるのだろう 別にりき君が悪い訳では無いのに 悪いのはデカくなった
悪評に何もできなかった僕の落ち度だ
でも親友がここまでしてくれたことは素直に嬉しい 感謝しかない
みんなから誕生日を祝われ人生初のサプライズ
今でも忘れはしない だがお互い会うのが久々過ぎて少しよそよそしい 緊張で胸がバクバクしていた
たわいのない会話をして みんなで学校に向かう
僕達は暗黙のルールの様な会うことをどちらも言えずにいたそんな時
りき君は僕達の暗黙のルールその物をぶち壊してくれたのだ
今でも感謝しかない ありがとう
いつも通りの悲しい誕生日ではなく 最高な誕生日にしてくれたこと
やっぱり、りき君は一味違う発想を持っていてこれからも
その才能を生かしてがんばって欲しいと願っているよ
これからもよき親友として大事にしていきたい
これがきっかけで暗黙のルールも消え
少しずつ会えるようになっていったのだ
本当にりき君には感謝をしているが僕は人の誕生日を覚えれなくて
りき君にはいつも誕生日話ではいじられている
今はわかるよ あれだ あれがあれしたあの日だよなw
ご愛読ありがとうございます あと二部頃から眠れなくなります