私の一日の始まり
「ふあああーあ・・・」
布団の上で私は体を伸ばす。
さーて、今日も学校だ。・・・心の底から行きたくねぇ。
また今日も始まったか・・・
私は小坂井日向。
中学二年生の女子だ。
語らせてもらおう。
今思えば、小学生までは幸せだった。
毎日ツッコみもせず平和に笑って過ごしていた。
誰もが純粋だった。
誰かの好意とかにも気づかず気にしなかった。
それを気にしだしたということは、私は大人になったということなのか。
・・・大人になってよかったのか、
もちろん良かったです。だってね・・・
「お早う、ヒナタ」
「貴様、何故ここにいる」
何でこいつ(幼馴染)朝から私の部屋でゆったりしてるんだよ。
てかこいつに侵入されないために鍵をつけておいたのに・・・
「今日のピッキングは簡単だったから十分で入れたよ」
「捕まりやがれ」
外からどたばた音が聞こえ、扉がバン!と開いた。
「姉ちゃん!またコカネが俺の部屋に・・・って何でまた悟がいるんだよ!?」
幼馴染の悟ははっはと笑い
「君の姉ちゃんの寝顔を十分見ようと思ってね・・・」
「そろそろ死んだ方がいいと思うよ」
「ナツ君!何で置いてくのー!?」
「普通においていくに決まってるだろ」
「・・・はあ」
私は溜息をつく。朝からこんな状況が一年続いています。
・・・誰か、助けて!