主要キャラクター紹介
この世界では敵の方が強い。
ただのオタクに異世界チートはできない−。
作:平沢ヌル
キャラクターデザイン・イラストレーション:あかねこ(https://twitter.com/RedAkanekoCat)
キャラクター紹介
アリーシャ・ヴェーバー
本作品の主人公。
近世ヨーロッパ風の小国『ランデフェルト公国』で暮らす十七歳の娘。
平民ながらそこそこ恵まれた家庭に育つが、公宮のメイドとして働き始めたところ、ちょっとした事故がきっかけで『前世の記憶』に目覚めてしまう。
雀斑と絡まりやすい髪質が悩みの種。
リヒャルト・ヘルツォーク・フォン・ランデフェルト
『ランデフェルト公国』の君主である十三歳の少年。爵位は公爵。
公国は同盟下の領邦国家であり、半独立国のような体制のため、君主だが貴族。年若いながら頭が切れ、また槍の名手であるが、言葉遣いや人当たりがややきつく、また女心にはとことん疎い。
エックハルト・エードラー・フォン・ウルリッヒ
リヒャルトの側近である男で、実はリヒャルトの遠縁らしい。
年齢は二十七歳で。身分は貴族に準ずる扱い。
一見優雅で瀟酒、物腰柔らかな伊達男だが、実はとてつもなく癖のある性格をしおり、またいろいろと秘密を抱えている。
新井若葉
主人公の『前世』。
白のミニバンにはねられて前世で死亡した記憶がある。
二十九歳のOLだったが、自己イメージは二十五歳ぐらいの落ちこぼれ大学院生である。この外見も二十五歳ごろの姿。背が低く地味で子供っぽい外見がコンプレックス。
歴史オタクとしての知識を活用してこの世界で緩いチートを企むが……。
『前世の自分』としてはあまり前に出たがらず、アリーシャ的には『心の声』のような立ち位置。
本作品は、小説投稿サイトエブリスタにて先行連載していた小説『転生歴女』と同内容です。