女神様はご多忙です
就活などをしているとよく聞かれる質問。
|《これまでの失敗経験を教えてください。》
答えはすべてである。
俺の人生は、すべてが失敗だ。26歳無職。コンビニへ買い出しへ行っているとふと帰宅途中であろう小学生の集団が、無邪気にしゃべりながら歩いている。
彼らはまだ夢がある。なりたいものになることのできる機会が無数にあるはずだ。
この光景を見て、俺はうらやましい気持ちにさいなまれる。
夢を持つことをやめたのはいつなのだろうか。
子どもの頃は、誰かを助けられるような存在になりたいと頑張っていた。
俺は四六時中、おもちゃの変身ベルトを身に着けていた。
ベルトを外すのに戸惑って便を漏らしたことがある。
そんなことは、今になってはいい思い出だ。
全身タイツの運動神経のいいアイツが、俺の憧れの存在であったているとよく聞かれる質問。
|《これまでの失敗経験を教えてください。》
答えはすべてである。
俺の人生は、すべてが失敗だ。26歳無職。コンビニへ買い出しへ行っているとふと帰宅途中であろう小学生の集団が、無邪気にしゃべりながら歩いている。
彼らはまだ夢がある。なりたいものになることのできる機会が無数にあるはずだ。
この光景を見て、俺はうらやましい気持ちにさいなまれる。
夢を持つことをやめたのはいつなのだろうか。
子どもの頃は、誰かを助けられるような存在になりたいと頑張っていた。
俺は四六時中、おもちゃの変身ベルトを身に着けていた。
ベルトを外すのに戸惑って便を漏らしたことがある。
そんなことは、今になってはいい思い出だ。
全身タイツの運動神経のいいアイツが、俺の憧れの存在であった。
「ぼぁぁぁぁぁああ」
急な音であり、何が起こっているのか把握することなく俺の足はその源に向け走り出した。
誰かを助けるために命をささげることのできる存在。その一部になれるのであれば本望。無職のダメなおやじでもこれで少しは社会の役に立てたかなあ……。
俺はトラックに轢かれそうな子供を助け、26歳という若さで死を迎えた。
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