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名も無く果てなくスチャラカな200字

剣と愛憎【200字】

 死屍累々の砦に老将を訪ねてきたのは彼の弟子だった。

 弟子の父親は彼が斬った。つまり彼は師であり親の仇でもある。

 お前に斬られるなら本望と従容する老将を、老いたなと嗤って弟子は去った。


 翌日の敵の攻撃は精彩を欠き、逆に砦の士気は高かった。朝に敵の将軍の首が砦に投げ込まれていたからだ。そして老将は生き延びた。


 その後弟子は剣聖として名を轟かせる。師である老将の名は霞んだが、隠棲した田舎で天寿を全うしたという。


「2面性」というお題を頂いたので書いてみました。

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― 新着の感想 ―
[一言] むむむ! 名作ですね!
2023/04/11 19:31 退会済み
管理
[一言] 『愛深き故に、愛を捨てた男!』というフレーズが出てしまいましたwww 結末は違いますが。 既に拝読していたのですが、割烹に釣られて再読……!
[良い点] 私も数回読み直しちゃいました^^ 中々に深いお話ですね。 どちらも性別不詳と言えなくもないので、そんな展開もありえなくはない? 私としては老将は女性ということにしておきたいです(ぇ
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