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第9話 異才と偉才

ビリビリベラベラボラボラバンバン!

?なかのたっなくしかおまたあ

そして…その頃王家では。


素晴らしい装飾がされている。

硝子の照明に、ダイヤモンドの椅子そして、水晶玉など至るところに宝石のようなものばかりが、散らばっている。


「何?副王妃が戻ってこない?」

「そうなのです。王様!なぜか、戻ってくると言ってからもう数週間程程経っております!」

「ん…ふむふむ。ま、代わりはいくらでもいる。他の者で代用しよう。」

「はっ!」


─その頃─

 8番たちは、無事洞窟から出ることができた。

 そして、またこの崖を登らなければならないと思うと、とても怖い。

 そういえば、来るときは副王妃の、精霊に連れてもらって来たが、これからは、どうするのだろう。

 こんな高い崖見たこともない。


「お…おい。9番。こんな高い崖どうする?」

「ん…。まっ!力技だよね!」


 すると…9番は、俺と8番を抱えて直角になっている崖を登り始めた!

 まさに、崖っぷちである。


「ギャーーーーッ!」

「うわーーーーー!」


 二人が悲鳴をあげる。

 まあ、それも無理はない。

 こんな崖を垂直に登るなんて、一般人からしたらありえない。

 しかも、どんな脚力をしているのか。

 体の構造が、もとから違う。

 帰ったら味噌汁作ろうとか、考えている暇もなく、登り終わる。


「ふー…。あ!大丈夫かな?」


 そう言うと、自分の体を見始める。


8番が、


「あ…あのー。俺達の心配とかないんすか?」

「いや、むしろ大丈夫だと思ってる。」


 え?と俺の頭の中に、一瞬はてなマークがたくさんつくが、すぐ、冷静になる。

8番と9番が向かい合う。


「ていうかさー。ここどこ?」

「ん…分かんない。」

「ふーん。」

「あ…危ない!後ろ!」

「え?」


その瞬間、イノシシのような生物が、こちらめがけて走ってくる。


「おりゃぁぁぁ!!」


9番が、思いっきり蹴っ飛ばした。


「ん…。何なんだ。この生物。」

「ん…。これ食べたら、美味そうだね。」

「え?そうかな…。わっ!」

「キャーーーッ!いきなり驚かさないでよ!びっくりするでしょう!」

「ステーキ。」

「いや、もう会話になってないよ。頭大丈夫?」

「STEAK。」

「いや、なぜ、ネイティブにしたの?そこが疑問なんだけど?」

「サイコロ。」

「なぜ、サイコロ?」

「サイコロ…ステーキ。」

「いや、なぜさっきから単語しか喋らないの?」

「え?何いってんの。普通に喋ってんじゃん。」

「いや、さっきまで、意味分かんない文章連発してたよ?」

「クソっ!引っ掛け問題か。」

「いや、引っ掛け問題もクソもないの!」

「とりあえず…。どうしようか?」


 と悩んでいると、7番が意味ありげな視線を向ける。


「できたよ?」


 そこには、凄い機械のようなものがあり、そのうえで猪の肉が焼かれていた。

そして…辺りにはジュージューという音と、香ばしい香りが充満している。


「え?い…いつの間に?」

「え?だから…ステーキ。」

「すげー!うまそう!いただき…。」

「あーっ!その前に、そこのオートロック全自動手指洗浄システムで手を洗ってくれ!」


ふと…横を見ると、これまた、凄そうな機械があった。


「合言葉はあなまなさにきらやつかなむけはまけひまぬこらほこてかこてかやええのめそりてこてねねめそのめねそめこてかりてこてひてふこてさにめさなめさりめほねのてそねそめそねこてさそてねこたらろまねなやたけそなてやなそなめなやなけほらてかなてほれめのやかはりめこらめさ…。」

「いや、覚えられんわ!」

「あ!じゃあそこのボタンを押して、合言葉変えて!」

「ん…。なんにしよう…。」

すると…9番が。


「クリア!とかは?」

「あっ!ア○ダケダブラっ!とか?」

「いや、それハリー○ッターじゃん!」

「ん…。ファイヤー!とか?」

「いや、ドルフィン!とか?」

「ん?洗うって英語でなんだっけ?」

「ハンドウォッシュッ!で良くない?」

「あ…そうだねー!」


8番が機械の前に来て…


「ハンドウォッシュッ!」


そう叫ぶと、筒状の真ん中に穴が開いた物の中から、石鹸のようなものが出てきた!

と、思った次の瞬間!


「ん?」


ピカッと星屑のように、流れてくる大きな粒。

そして()()は、手のひらの表面に付着!

すると、瞬く間に砕け散って、飛散した。


「す、すげえ!」

「私もやってみたい!」

「どうぞどうぞ。僕は試しで洗ったから。」


9番が前に来て、


「ハンドウォッシュッ!」


そして、また、星屑が落ちてきて、手のひらの表面につき、飛散した。


「わーー!」


7番が驚いた顔で、


「やっぱ、おまえすげぇよ!」

「いや、これ失敗作なんだが…」


すると、9番が、


「これで、失敗作って…。成功したらどうなんのよ。」

「さあね。僕成功したことないから分からないや。」


やっぱり、訳の分からない。

別の意味でいえば天才的な7番である。


「さ、さぁ!待ちに待ったステーキパーティーのはじまりだぁぁぁぁ!!!!」



ーendー







いやー、ますます7番が輝いてきましたね!

次回の活躍も、乞うご期待ください!

よければ、

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では、最後に!【次回もよろしくお願いします】

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