表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/41

ケアマネージャーには気を付けろ!

ケアマネージャーには気をつけろ!


 元々のケアマネージャーさんは、あまりお体の調子が良くないみたいで、代わりの人と交代するのはこれで二回目。

 そして、今回の代理が、困ったちゃんだった。


 ケアマネージャーは、張り切ってはいけない。

 その張り切りは、周りの負担になるからだ。

 マネージャーは、マネージャーで、実際に汗をかくのは家族や業者なのだから。


 今度のケアマネはとにかく、一つ耳に入ったらすぐ動く、考えずに動く、相談せずに動く。



 母は今年の初めに尻餅をついて、そのはずみで背骨がひしゃげた。

 これが圧迫骨折というやつだ。


 一か月かかりつけの医院に通院して、市民病院にリハビリ入院することになった。

 市民病院と言っても、今はもう恩賜財団の一員になっている。

 経過を見ながらリハビリをしていたのだが、あまり骨折の治癒は芳しくなかった。

 市民病院には脊椎の専門医がいないという事で、系列の別病院へ外来通院することになる。

 入院中の外来。

 初めての経験。

 そんなことあるんだ。


 朝、診察時間に間に合うように、母が入院している病院へ迎えに行く。

 外出許可の申請書を出して、許可書を受け取る。

 コロナで病室には入れないので、看護師さんがリクライニング車椅子で連れて来てくれるので引き受ける。

 3ウェイの介護ベッドみたいな姿勢で乗れる、すごい車椅子なのだ

 玄関で予約してあった介護タクシーに乗り込んだら移動。

 病院に着いたら外来で受付をして、検査、診察。


 方向性としては転院して手術する方向で、準備と手続き通院などでバタバタしだした。

 そこでケアマネージャーが変わった。

 状況が変化する中、対応に追われているところで、いまする必要があるのかと疑問に思うスケジュールをどんどんほり込んでくる。


 母が圧迫骨折をした時点で、車椅子が必要だったので、すぐに要介護認定の申請を出していた。

 車椅子は社協で借りたのだが、すでに要介護度3は出ている。

 二人介護の場合、ケアマネージャーは同じにしておいた方が良いと、病院でアドバイスをもらったので、同じ人にしていた。


 母の入院中通院、転院準備、手術準備、手術。

 バタバタしている中、

「今それは現状維持で良いやろ」

という父の介護の事までほり込んでくる。

 関係者が増える。

 対応が増える。

 実際この頃、晩御飯まで飲まず食わずになる事が多かった。

 私がうっかり死んじゃうペースだ。


 そんな中、手術の影響で菌が血液中に入った。

 敗血症になってしまったと聞かされた。

 一旦、救急救命治療室に入る。

 入る時、「延命治療は望まれますか」と聞かれ、いつでも呼び出しに対応できるように、自宅待機を申し付けられた。


 そんな中でもケアマネは、今じゃなくていい対応を放り込んでくる。

「自分の仕事をするんじゃない」

そう思った私は、ケアマネをコントロールする事にした。


 敗血症は事なきを終え、予定より遅れて市民病院に戻る事が出来た。


 今度は父の機能が落ちてきた。

 膝が伸びづらくなってきたのだ。

 今のデイサービスには理学療法士はいないので、リハビリが出来ない。

 今のデイサービスのスタッフの勧めで、月曜日だけ機能回復をしているデイサービスへと変更することになった。


 家は洪水対策で土地を上げている。

 結構段差があるし、スロープは急だ。

 今までのデイサービスのスタッフは、うまく車椅子をハンドリングしてくれている。

 新しいデイサービスは、女性スタッフが迎えに来たときは、私が父を外まで出すことで、話はついていた。


 そこにケアマネが、御用聞きをして回ったのだ。

 そして、福祉用具の社員が、ケアスロープを持ってきた。

 ケアマネと福祉用具の社員は、口をそろえて

「お試し期間がありますから」

と言う。

 いやいや、それで楽になる人が居るなら、一度見せたらもう終わりなのだ。

 やっぱりやめましたなどと言える訳がない。

 ケアマネは、落としどころを探すという事を知らない。

 一言聞いたら、すぐ動いちゃうのだ。


 結局これで得をしたのは、男性スタッフだった。

 女性スタッフは、スロープがなければ私に、父を外まで出してもらえるから、そのほうが楽だったのだ。

 そして私は、スロープのセッティングという、朝の仕事が増え、レンタル料の支払いも、増えた。


「今の状態が知りたい」

 父の老年内科の受診を頼まれた。

「僕が家まで行って、車椅子を病院まで押していきます」

 などという事は、決して言わない。

 デイサービスのない日に、外出用の服を着せ、病院まで車椅子を押していき、受付を済ませたら、検査を受けさせて、診察の時間になったら、ケアマネは、ひょっこり現れる。

 少し医師に質問して、診察が終わったら、そそくさと帰って行った。

 私はまた、病院の支払いを済ませ、車椅子を押して帰り、ベッドに移乗させて、着替えさせなければならない。

 マネージやーはマネージャーと言うのは、こういう事なのだ。

 そして私は、ただ働きだ。


 ただ、私も馬鹿じゃないので、もともと他の受診があった日に、老年内科もぶっ込んだ。そこまでお人よしではない。


 今日またケアマネージャーから電話があった。

 明日、福祉用具の社員と来るそうだ、

「福祉用具の社員が、父に使い心地を確認したい」

などと、いくつか理由を述べたので、断りはしなかったが、一番最初に言った、

「母の退院後の福祉用具の話」

それは却下する。

 母の現状を知らない者が集まって、話したところで無意味。

 まったくの無駄でしかない。


 病院のリハビリのスタッフとかと母が、片づけた部屋を見に来て、福祉用具の提案をするのは、この後なのだから。


 ケアマネージャーには気をつけろ!


 そして、こんな事で忙殺されている介護離職者に、ベーシックインカムを。

結局介護計画書のサインで終わりました。案の定、母の福祉用具の話は、カンファレンスの後になりました。


 ウチは、デイサービス、福祉用具、訪問介護、ケアマネージャー、それぞれ別々の会社ですが、

利用している介護施設に所属しているケアマネージャーの場合、施設の利益のために、不要なサービスを入れてくる事もあると聞いたので、そこは本当に要注意です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ