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ヒロインがいる最悪な日常  作者: 春輝 鉄和
二章目 ヒロインと学校〜なんでお前がここに⁉︎〜
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いざ、尋常に勝負‼︎ パート3

 先生に促され、皆交互で打ち合えるようにローテーションをすることになった。

 僕は体育館に置かれてる右のコートのステージが見える一番後ろ端に僕は立ち、僕固定で回るようにと言われた。


 僕の目の前には今から打ち合う相手がラケットを持って佇んでいて、同じコートの左にもう二人が打ち合う。

 そう、同じコートを四人が使ってその目の前の相手と練習をする。左のコートも同様に。

 後の四人はコートの間にあるスペースを使って打ち合う。(生徒数が十一人なので先生も中に入っている)

 ネットはないが、打ち合いの練習だから問題はないと先生の見込みなのだろう。


 僕は目の前の同じクラスの僕の後ろに座る池崎と打ち合うようだ。

 他の奴らからいけっち、と呼ばれているそいつの体裁はかなりイケメンで俗に言う細マッチョと呼ばれる体型をしている。こいつモデル雑誌に出ってもいいんじゃ?

 ナリはいいが、その性格が幼稚すぎるのが欠点だと思っている。


 成人している身だと言うのにそれらしい振る舞いは今まで見たことがない。

 その池崎が今バトミントンの羽を持ってサーブを打つ姿勢に入っている。

「はい皆、始めてー、笛を吹いたら回ってね!」

 先生の合図で、池崎が大きく羽を僕の方に打った。


 羽は僕の上で真下に降ってくる。こいつ僕を舐めってるのか?

 僕はラケットを構え思いっ切り打ち返した。

 羽は一瞬で池崎側のコートの床に叩きつけられる。

「えっへぇー! 練習だよ?」

 と池崎が驚いたような笑顔で僕に言った。

 知ったこっちゃない。

 男ならここで練習という言葉にとらわれずお互いの実力を測るところだ。むしろ、それが男の練習ってもんだろうが。


 そのナリでまさか運動音痴とか言わないだろうな。

 池崎に僕の意図が伝わったのか、床に落ちている羽を拾って構えて、打った。

 それは、ネットの縁にぶつかるかぶつからないかというギリギリのラインでネットを越え、気づいたら羽は僕の足元まで来ていた。

 床に着きそうになったそれを僕は咄嗟に打ち返した。

 最初に打った羽とはあまりにも差があったことで少し呆然としていた僕はほとんど衝動で打ち返した羽はネットを超えたものの、必要以上に左に向かって、隣の坂下っという奴の近くに落ちて、相手に当たる危険性を考慮したのか、池崎は打ち返そうとはしなかった。こいつ、やるじゃないか。と思っていると、


「あんたは本当に学習しないね」

 と冷風のような声が左から聞こえて来た。

「お前が隣に居たのかよ」

「言っとくけど、あんたそれじゃ体力持ったないよ」

 と左でうるさい未廻下が言って来た。

 池崎がまたサーブを打とうと構えているので、それ以上未廻下には構わなかった

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