回想3
未廻下は冷凍庫の扉を持ちながら怖いことを言ってきた。
流石に冗談…だよね?
思い切り真顔やんけ! こいつ僕が言ったことをそこまで気にしてたのか?
気が短いにも程があるだろ⁉︎
「ほら、入らないの?」
すごいな、質問されているだけなのになんだろうこの恐怖。
この冷凍庫、中から開けるの難しいって知ってるのかな?
「あの…、ごめんなさい。謝るので僕を中に閉めないでください」
やっぱり女って恐ろしい。今日からこいつにも敬語使おう。うん。そうしよう。
「まあいい、許してやるよ、もうそんなに気にしてないし」
嘘つけ! 絶対気にしてる顔だったやん。
「で、なにすればいいの?」
「とりあえず中に入りましょう。物の場所を教えますので」
「なんで敬語使ってんの? キモいだけど」
このおんなああ‼︎ くっそ、優しくするとすぐこれだ。これだから女は。
未廻下は僕を罵倒しながら冷凍庫に入った。
このまま冷凍庫のドア閉めようかと思ったけど、後が怖いのでやめることにした。
続いて冷凍庫に入る。
中には複数のダンボルが重ねって置いてある。
そのサイズもそれぞれ違うが場所がきまっていて、整っている。
問題はこの上の機械から出っているこの冷たい風だ。あと音もうるさい。
「ちょっと待って、この風を一回止めるから」
僕はそういながら冷凍庫のドアの右上にある『一時停止』と書いてあるボタンを長押しするとしつこい風と音が止まった。
一時停止なのでしばらくしたらまた自動で動き出す。
ボタンの近くに『−20』と赤い字で表示している小さい画面がある。
それは冷凍庫内の温度を示している。
未廻下にとりあえず今持っていく必要のある物の場所だけを教えて二人がかりでそれらのものを台車に積んでいく。
「よーいしょっ。とりあえず、これぐらいあれば足りるだろう」
ダンボルを乗せた台車を押しながら厨房に持っていく。
未廻下は後ろからついて来ている。
「斧崎さんが厨房とカウンター、両方見てくれてるから早く終わらせるためにスピードを加速しよう」
「わかった、バー○ト・リンク!」
僕の何気ない言葉に未廻下はどっかのラノベとアニメで聞いたことあるようなセリフを吐くと。
止まった。空気が、完全に止まった。
あまりに意外で急な未廻下の言動に僕は思わず台車を押すのやめて後ろを振り向いった。
未廻下はピッタと足を止め、真顔で。
「なに? あんたが加速しろって言ったじゃん?」と言って来た。
「いやいやいや! 確かに言ったけどそいう意味じゃないから。っていうかお前、よくソレ知ってるな」
こいつの印象はもっと運動とかできそうなイメージなのに、アニメとかラノベを読んだりするのか?
「そんなに慌てるなよ、ハル○キ君」
「やめろって。なんか、よくわからんけど、誰かに怒られる気がするから!」
なんか、すみませんでした。
アクセル・ワールドとかSAO大好きです。




