表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸鬼  作者: ツヨシ
17/65

17

「ドッグ、パーティ、フィールド……なんだこれ?」


「日本語にしてみてよ」


「ドッグは犬だよな。パーティフィールド……って、なんだあ」


「パーティフィールドは田んぼだよ。田んぼ」


「だから?」


「全部日本語にすると、どうなる」


「犬と田んぼ」


「それで」


「それで?」


「もう、犬田だよ。犬田」


「あっ、そうか」


「自分の名字をただカタカナ英語にしただけの、単純なハンネだよ」


桜井はこう言うとき、英語とは言わずにカタカナ英語と言う。


「で、これは犬田のツイッターなのか」


「そうだよ」


「で、なんて書いてあるんだ。内容まではよく見なかったしな。だいたいあいつ、つぶやきすぎだぜ。見える範囲でも、つぶやきのオンパレードだ」


「その前に一つ。犬田がおかしくなる前に、この土地で何かがあったが、それが何なのか知っているかい?」


木本が即答した。


「知らん」


「テレビとか見ないのかい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ