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ゴブリン大量発生!?

闇の王に少しでも近づくために僕達はギルドを離れた。

そう、離れたんだ、だが歩いている時謎の鳴き声が僕達の耳に響いた。

「グォォォォォォォン!」

ミラノ「ん?どうしたの?ミト、そんな大きくお腹を鳴らせて。そんなにお腹が減ったの?」

ソラ「ミサっち、まだ歩き始めたばっかりっすよ?流石にそれはないっす…」

ミト「え?僕じゃないよ?てかとぼけるのやめようよ、ねぇ。」

ミラノ「とぼけてなんてないよ?私は。」

ソラ「俺もッス。」

となるとまさか…

「グオオオオオオオオオオオオン!」

先程よりも大きな鳴き声が響く。

ん?どっかで聞いたことがあるような声…

ミラノ「ミト、どっかで聞いたことないか?この声。」

ミト「僕もどっかで聞いたことある気がする…」

ドスンッ!ドスンッ!

木陰から大きなゴブリンが大きな足音をたててこちらへ威嚇してくる。

ソラ「!?あれは…ゴブリンッスか?!」

ミト「スライムの後はゴブリンだとっ!?まあ一体なだけましだが。」

ミラノ「いや、一体じゃない。3、5、10匹いるぞ!」

ミト「しまった!包囲された!」

ソラ「でも俺らも弱い訳じゃ無いっすし立ち向かってみるッス!」

ミラノ「ミト、準備はいい?」

ミト「いいぞ。」

ミラノ「クリスタル…」

ミト「クラッシュ!」

瞬間に上空をとても大きいクリスタルが包み込む。僕はその物体を突くように剣を振る。

パリーンッ!!

割れたクリスタルが空を舞う。とても綺麗な光景だ。

ゴブリンもそれに見とれていたようだがもう気づいた時には遅かったようだ。

一瞬でそのクリスタルが全体のゴブリン目掛けて飛んでいったのだ。

実際僕も初めて使うが、技の名前と動きはガーディアンの証のおかげか感覚でなんとなく分かる。

ゴブリンはキラキラと消えていった。

ソラ「綺麗ッスね…」

ミラノ「そうね…」

ミト「見とれてる暇はないんだけどね…」

レベルは1だけ上がった。なぜかあんまし上がっていない印象だ。

ミラノ「そうそう、レベルは最初のカンスト以降はバフがかからなくなってレベルアップしにくくなるから。」

ミト「そうゆうことは早く言ってくれませんかね。ミラノさん。」

ソラ「今の間に地図を見てたんですけど目的地はあっちみたいっすね。」

そう言ったソラは看板を指さしていた。

ミト「サハナ街?」

ミラノ「サハナ街ね、そこは水が美味しいと有名な街よ。」

ソラ「まあ行ってみるっすか。」

ミト「そうだな。」


少し歩くと森に入った。川が流れている。水はとっても透けていて、手に持ったらどこかに消えてしまいそうな程美しかった。

ミト「なぁミラノ、この水って街に着けば飲めるのか?」

ミラノ「飲めるはずよ。あそこの街は…ってさっき水が有名って言ったじゃない…」

ソラ「楽しみっすね!サハナ街!」

それ以降特に何も起こらずに街に着いた。強いて言うならうさぎなどの動物がいたってことかな。

ようこそサハナ街へ!という看板があった。ミラノの言った通り街に川がたどり着いていた。人も沢山いる。

ソラ「うわぁ!なんっすか!あれ!」

ソラは街で売られている揚げ物を指さした。僕達はその屋台に駆け寄る。

「おう!かわいい嬢ちゃんたち、冒険者なんだな!証を持っているからサービス料金でいいぞ!」

おじちゃんが元気よく話しかけてきた。

ミト「これはなんですか?」

「これはサノメと言ってな、ゴブリンを揚げたものなんだ。美味いぞぉ!」

ゴブリン…それを聞いてゾッとした。だが見た目はとても美味しそうだ。コロも余っているので買うことにした。

ソラ「美味いっす!スパイスには結構色々使ってるっすね…ショウガ?ニンニク?いや、他にも入ってるっす…」

流石は料理屋の息子だな…と思いながら食べてみる。

ザクッ

とても歯ごたえがよくソラが言ってたようにスパイスがよく効いている。

「そこの兄ちゃん、随分舌がいいんだな、俺の店では沢山のスパイスをブレンドして作った特性のものを使ってるんだ。」

ソラが興味津々に聞いている。気になるものでもあったのだろうか。

ソラ「そうなんっすね!とっても調整がよくて、美味しいっす!」

あっという間にみんな完食した。

ミラノ「ありがとうございます!おじさん!」

「おう!また来な!嬢ちゃんたち!」

おじさんに手を振りながら他の店にも目を付ける。

ミト「本当に色々な物があるんだなぁここは。」

ミラノ「でしょでしょ!」

ここで一つ気になった事がある。なぜあそこまで敵が弱いのか、と。レベルを上げすぎたのか?それともまた別なのか?

ミト「なんでここら辺の敵は弱いんだ?」

ミラノ「まあここら辺なんてゲームで言うところのチュートリアル終わって動けるようになってすぐの街だからね。」

頭の中がクエスチョンマークで埋め尽くされる。だってレベル100だよな?限界突破したよな?

ミト「あのぉミラノさん?つかぬことをお聞きしますが最大レベルってどれぐらいですか?」

ミラノ「え?確かこの世界で1番強いのが魔王で100万だったかな?」

!?!?

一瞬聞き間違いをしたのかと思った。だってこれから倒そうとしている敵がそこまで強いだなんて知りもしなかったからだ。

そういえばソラの声を聞いていない…ソラはどこだ?

ミト「あれ?ソラは…?って何してるんだっ!?ソラ!」

めっちゃ投稿遅れてすみません!これからは少しペースを上げていきます!

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