表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/18

鈴木ゆうこは何故ここにいるのか①

***


――「な、なに…する、んだ!?イノリ、は…、離せ!!」


永遠のように感じられた時だったが、

実際は1分も経ってないだろう。


「もーハナちゃん。うるさいよ~?」


彼女の頭を抱え込むようにきつく抱きしめていたが、

もがもがとハナは暴れていた。まるで慣れない子猫のようだ。


自分の腕の中で必死の抵抗をしている様が可笑しい以上に愛おしく、

彼女のつむじに軽く唇を押し当て、頬ずりをした――…


――その時、


「にぎゃああああああああ!!」


という強烈なハナの雄たけびに気取けどられ。

一瞬だけ反応が遅れたイノリは、続いて繰り出された強烈な頭突きの洗礼を浴びることになったのだった。




*****


「もうハナちゃんひどいよ。顔に傷がついたらどうするのさ。

その時は責任取って僕をお婿にしてよね!」


「うるさい!!元はといえばおまえが!…あんなこと…っ!」


イノリは鼻のあたりをさすりながら軽口を叩いた。頭突きの衝撃で尻もちをついている。


ハナは自分の頭をガシガシと撫でながらゆうこを振り返った。


「――ゆうこもそう思うだろ?これはイノリが悪い――…ゆうこ?」


ゆうこは自分で自分を抱きしめるような姿勢のまま、ガクガクと震えていたのだ。

心なしか顔色も悪く、目の焦点も合っていない。


あきらかに様子がおかしい。


「どうしたんだ?」


ハナは駆け寄り、彼女の肩に手を置いた。

ゆうこは、はっと息を短く吐き、気遣わしげに覗き込んでくるハナの顔を見て――…

ふつりと意識を失った。






****







こいつらはなにイチャをこいてんだ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ