鈴木ゆうこは何故ここにいるのか①
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――「な、なに…する、んだ!?イノリ、は…、離せ!!」
永遠のように感じられた時だったが、
実際は1分も経ってないだろう。
「もーハナちゃん。うるさいよ~?」
彼女の頭を抱え込むようにきつく抱きしめていたが、
もがもがとハナは暴れていた。まるで慣れない子猫のようだ。
自分の腕の中で必死の抵抗をしている様が可笑しい以上に愛おしく、
彼女のつむじに軽く唇を押し当て、頬ずりをした――…
――その時、
「にぎゃああああああああ!!」
という強烈なハナの雄たけびに気取られ。
一瞬だけ反応が遅れたイノリは、続いて繰り出された強烈な頭突きの洗礼を浴びることになったのだった。
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「もうハナちゃんひどいよ。顔に傷がついたらどうするのさ。
その時は責任取って僕をお婿にしてよね!」
「うるさい!!元はといえばおまえが!…あんなこと…っ!」
イノリは鼻のあたりをさすりながら軽口を叩いた。頭突きの衝撃で尻もちをついている。
ハナは自分の頭をガシガシと撫でながらゆうこを振り返った。
「――ゆうこもそう思うだろ?これはイノリが悪い――…ゆうこ?」
ゆうこは自分で自分を抱きしめるような姿勢のまま、ガクガクと震えていたのだ。
心なしか顔色も悪く、目の焦点も合っていない。
あきらかに様子がおかしい。
「どうしたんだ?」
ハナは駆け寄り、彼女の肩に手を置いた。
ゆうこは、はっと息を短く吐き、気遣わしげに覗き込んでくるハナの顔を見て――…
ふつりと意識を失った。
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こいつらはなにイチャをこいてんだ…




