やり場のなく、行き場のない
理不尽に堪えがたくて
腹の底に溜まる熱
不条理を度し難くて
指先までも満たす熱
当り散らせば楽になろうか
暴力の波に身を任せれば
けれど
その後に残る虚しさを思うと
振り上げた拳もやるせない
行き場のない怒りは涙腺にのぼる
泣いてしまえと震わせる
けれど
幼さを失くした今の自分では
憚って寸前で踏みとどまる
怒ることもできず
泣くこともできず
ただ鬱屈ばかり凝り固まって
そして
最後には弛緩する
ふっと 全てを諦めてしまう
ああ
明日世界が終わらないか なんて
そんなことを
つぶやいた