デイリー中京 12月28日社説より抜粋
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2415年の年末
2415年、12月24日。
人類は、地球へと帰るべく、今現在の地球の支配者に対して、地球を奪還すべく闘いを仕掛けた。
結果は、見るも無惨な、誰もが口をつむぐ内容となってしまった。
戦死:約3000名
被害:空中要塞アーシラト轟沈
護衛艦隊旗艦コアトリクエ以下、
セクメト、カーリー、リスキー・ビスキーの4艦轟沈
APE:364機撃墜
機械化歩兵部隊:パワードスーツ約600体破壊
過去、人類の戦争の歴史の中で見れば、この被害は大した事が無い数字なのかも知れない。
だがしかし、2415年の今現在、国連軌道宇宙軍および、国連月宇宙軍。
人類が用意出来る、地球奪還作戦の戦力を、「ほぼ」失ってしまったのだ。
あきらめるのか
人類は【物体E】から地球を奪い返す事を諦めるのか?
そうもいかない
何故なら、36年後に地球軌道にやって来る巨大隕石、
【ギャランホルン】が、人類の宇宙に築き上げて来た生活の場を、
根こそぎ破壊しようとしているのだ。
退くも地獄、進むも地獄。
退けば間違い無く人類は滅亡し、進めば進むほど、人類の傷は深くなる。
我が社の独占入手した情報では、【物体E】が何故【物体E】と呼ばれているのか、その由来に行き着いた。
最初に、【物体E】を人類の敵と位置付けしたのは、日本人科学者で、
英語表記では頭文字が「A」から始まるのだが、日本語アルファベット読みで【Engel】と呼称したそうだ。
そう、つまり
【物体E】とはエンジェル…、天使だと当初から認識されていたと言う事。
別の説では、【Eliminate Angel】エリミネート・エンジェル。
欧米圏では、 (人類を)除去する役目の天使と言う意味で、【物体E】と呼称されていたそうだ。
つまり、当時を記録した多くの書物やデータが表現する所の「黙示録」。
この言葉は、あながち誇大表現ではないのかも知れない。
で、あるならば
人類は、黙示録に現れた虐殺の天使達に、果たして勝てるのであろうか…?
デイリー中京
12月28日社説より抜粋




