blue moon
関が今まで一度も自分から相談なんてしなかった龍神サンを敢えて相談相手に選んだのも、
卒業式の後玉砕覚悟で敢えてアタシに告白したコトも、
アイツはアタシが龍神サンに対しての気持ちにウソをついてるとでも思ったのかなぁ。
あるいはアタシに言うコトでアタシ自身に気付かせる為?
それとも後押ししてくれた?
どれもありそうで考えれば考えるほど辛くなる。
こんな経験、さすがにしたことないから結構キツい。。。
吹っ切れたはずなのに違う方向からのまさかの追い打ち。
打ち上げの最中、場違いなテンションのアタシ。
こんなコトとっても今さらかも知れないけど。
アタシは1人、男子だけで結構イイ盛り上がりを見せている打ち上げを抜け出した。
『風に当たってくる』
そうモトさんに告げて。
お店の通用口の階段に腰掛けて星空を見上げた。
月がとってもキレイで、
東京の夜空よりも星がたくさん見えて。
『“蒼い地球 蒼い月 過去も未来も 哀しみも悦びも全て包み込んでくれるよ”』
自然と“blue moon”を口ずさんでいた。
あまりにも月がキレイに見えて。
『“どんな過ちも後悔も この美しく輝く月が全て消し去ってくれる“』
口ずさみながら涙が込み上げてくる。
『“迷いも憂いも涙も全てー”』
高校生になって間もなくの頃、テレビから流れてきた“blue moon”にアタシは何となくだったけど気を惹かれ、
ダウンロードしてちゃんと聴いて一発でこの曲を好きになった。
その直後に神憑り的なタイミングで中学時代の友達にVivienサンのLIVEに誘われ。
軽く付き合いのつもりで行ったら見事にハマり。
その時誘ってくれたコはそれから間もなくして別のバンドにあっさり乗り替えたけどー
アタシはそれ以来Vivienサン一筋で。
今や舎弟。
だからblue moonは、
アタシを龍神サンの舎弟にしてくれた曲。
だけど、それは同時に、
関がアタシを遠くに感じてしまうきっかけになってしまい、
果ては関を武者修業に行かせるきっかけにまで発展してしまった。
やっぱりアタシ、言えない。
もしこの龍神サンに対する気持ちが、
仮に恋愛感情だったとしても、
言えないよ・・・。
せっかく関への想いがハッキリしたってのにしたらしたで新たな問題が出てきてしまった。
完全な自爆ではあるけれど。
殺人的なタイミングでヘッドホンからはblue moonが流れてきた。
“blue moon 今夜はなぜか霞んで見える”
まさに視界が涙ぐんで霞んで見える、今のアタシと同じだ。
余計涙腺を刺激する。
ヒクヒクし始めてきた。
“見上げればblue moon”
無意識に歌詞に合わせ空を見上げる。
“月明かりに照らされて 全てが洗われる”
今のアタシはムリです、龍神サン。
こんなにキレイな月明かりでも、
アタシの今のぐっちゃぐっちゃな想いは、
涙しか誘いません。
“雲の隙間からblue moon 今宵誓おう”
龍神サン・・・・・。
龍神サン・・・・・。
龍神サン・・・・・。
心の中でひたすら何度も名前を呼んでしまう。
意味も無くーーー
“オマエが龍神サンに影響を受けた時点でこうなるようになってたんだな”
そう言った時の関のカオが、
電話でだったから実際は見えてないけど想像で浮かぶ。
見上げてる星空みたいにキラキラして見えて。
関・・・・・。
やっぱりアンタは小僧なんかじゃなかったよ。
アタシの何万歩も先を行ってるよ。
だからこれ以上遠くに行かないでよ*****
関ぃぃぃぃぃ。
なんてこんなセリフ、死んでもアイツには言えない。
アイツの想いを踏みにじるから。
かと言ってこの感情は世間一般に言う“恋愛感情”じゃあない。
アンタじゃないけど、
こんなことなら“バンドやりたい“ってあの時、アンタじゃなくて他の誰かに言えば良かったよ。
あの時言わなきゃ今のアタシはいなかったのは今更言うまでもない事実。
だけどこんなにもアンタの存在が
アタシの中でヘビー級に大きくなってしまっているのもまた事実で。
ダメだ、堪えられないや。
思わず聴いていた音楽を止めた。
両手を力いっぱい伸ばして大きく深呼吸。
星空を見上げながらまるで星を吸い込むかってくらいに。
「風邪引くぞ?」
モトさんの声がした。
入口の方からモトさんがゆっくり歩いてきた。
アタシ、立ち上がる。
「みんな心配してんぞ。中入ろ」
何故だかモトさんの声が殺人的に心を刺す。
まるでアタシの気持ちを察しているかのように優しすぎて。
アタシはモトさんに促されるまま中に戻った。
中の男子チームはもうすっかりぐったぐたで、
飲めない関と強すぎのテッちゃん&モトさん以外、かなり弱っていた。
『ちょっとみんな何やってんのよぉ!!』
こんなメンバー見せられたら、否応なしにいつものテンションに戻っちゃうよ。
テーブルにうつぶせ寝してるセンちゃん。
ソファーの上で熨されてるかのようなナオくん。
虚ろな目をして頬杖をついてグラスの中の氷をひたすら回しているまぁクン。
他のみんなも情けない状態で。
時刻は間もなく午前0時になろうとしていた。
わずか2時間でこの惨状・・・。
龍神サン達だったらまだまだシラフなのに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・また自爆してしまった。
龍神サンて、、、。
ダメだ、逢いたい×××××
逢いたくてたまらない。
でも、今は逢っちゃいけない。
彩沢陽依、
最凶最低最悪のテンション→→→
修復不可能・・・・・。
『帰るね』
かなり無理して笑顔で。
(多分気持ち悪いくらいに引きつってんだろうな。)
「大丈夫か?」
テッちゃんが駆け寄ってきてくれた。
『うん、大丈夫』
テッちゃんの顔ですら見れない。
振り向かずにか細い声で答えた。
店を出てタクシーで家に向かった。
移動の車中、ずっと関との思い出がアタマを埋め尽くして離れなかった。
関と楽器屋にしょっちゅう行ったコト、
昼休みに屋上でやったトレーニングのコト、
グレイトロックの全国大会のゲストライブの最中での出来事、
グレイトロック前夜のホテルのアタシの部屋での大事な大事なキスのコト、
真壁サン事件の一連のコト、
久々に行った学校の帰り道の土手でのコト、
卒業式後の屋上でのコト、
、、、そして、
いつも関が必ず隣にいた日々のコト・・・。
真壁サン事件の朝、1人で新幹線に乗った時の言い知れない不安感も忘れられない。
だけど、
その裏には、
必ずと言ってイイ程、
そんなグチャグチャな精神状態を癒やしてくれたのが龍神サンだったってコトが、
紛れもない真実として存在している・・・。
『ありがとうございました』
タクシーを降りた途端涙が怒涛のごとく溢れてきた。
車中、ずっと涙を堪えてたから。
バスルームに直行。
シャワーに紛れて思い切り泣いた。
アタシ、龍神サンを好きでいてイイの?
関のあんな一途な気持ちに応えられなかったのに、
関の純粋な想いに応えられないのに、
こんなグチャグチャな状態で龍神サンを好きになる資格、
あるの???
シャワーを浴びていても湯船に浸かっていても、
アタシのココロは晴れなかった。
アイツのココロは晴れているんだろうな。
アタシだけだよ、こんなの。
関にあんな啖呵切ったり小僧呼ばわりしてるアタシが誰よりも小娘じゃないのよ。
史上最強にヘタレな。
関・・・。
ん?
スマホ、鳴ってる?
バスルームを出るとはっきりと着信音が聞こえて来た。
関からだ。
急ぎ気味で着替えてリビングに移動した。
冷蔵庫の中からお茶を取り出して暗いままソファーに腰掛けた。
深く大きなため息が出て。
スマホを見ると関からメールが来ていた。
“調子、悪かった?”
アタシの弱り切ったココロに痛々しく何かが貫かれた。
号泣、再び。
もちろん口では言えないから、せめてメールで言えればイイんだろうけど今のアタシにはそんな勇気はないから、
“うん、大丈夫。ごめんね、ありがとう。”
とだけ返信して。
ココロの中はメチャクチャだ。
龍神サンと関の狭間で。(完全自爆だけど)
“電話、してもイイか?”
!!!!!!??????
よくある展開のハズなのに今日は有り得ない程に動揺。
即レス出来ないでいるとまたメールが来た。
“渡英前の前夜だってのに、今日まで改めて2人で話するヒマなかったからさ。”
・・・。・・・。・・・。・・・。・・・。
確かにそうだった。
考えて見れば、
“改めて”
なんて学生時代はちょいちょいあったけど、デビューしてからは無かったな。
3年生のクラス発表の時、掲示板の前でと、
卒業式の朝、校門の前で、
お互い挨拶はしたけど。
何か一緒にいるのが当然過ぎて、“改めて”ってコトバに無縁だったかも。
“じゃ、記念に、残るようにメールにしようよ。電話じゃ残らないでしょ。”
相変わらずのアドリブ力に我ながら感服。
泣いてるのをバレたくないからね。
そう送信したあとアタシはメールを編集し始めた。
“コトバじゃ言えないから、メールで言うね。”
そうタイトルして。
感情の高ぶりがなかなか収まらない。
“今になっても、アンタが明日から居なくなるなんて、想像出来ないよ。アンタは全然ちっさくないよ。龍神サンだって言ってたよ。アンタはいつまでもアタシのライバル兼相方なんだから、正直アンタに出し抜かれた気分だよ。行くからにはちゃんと成長して来いよ。”
ホントはもうちょっと気の利いたコト言ってあげれればイイんだろうけど、やっぱりアタシらしく。
間もなくして、関からもメールが来た。
緊張して、メールを開けれない。
手が震える。
何でだろう。
関からのメールなんて、関と出逢ってからのこの4年間の全ての受信メールの中で一番来たメールのハズなのに。
心臓がバクバクしてる。
大きく深呼吸してメールを開いた。
長っっっ!!
ディスプレイぎっしりの文字。
絵文字や顔文字が一切なく。
震える手を必死に抑えながらアタシはドキドキをも抑えられないまま読み始めた。
“オマエと出逢えて、ホントに良かった。”
メールの出だしは、そんな衝撃的な一文だった。
その時点でアタシは瞬殺れていた。
声にならない声で肩をヒクヒクさせながら止まらない涙もそのままに読み続けた。
“オマエは、オレに“ワンワーのヒヨがいるのはアンタのお陰だからね”って言ってくれてるけど、ソレは全く以てオレも同じだ。”
関。
“確かにあの時、オマエがオレに声を掛けてきたからオレは楽器店にオマエを連れてった。”
否応なしにあの時のコトが蘇る。
それまで満足に話したコトがなかったハズの関に、何故だかわからないけど自然に話し掛けられていたっけ。
“確かにオレに言って来なきゃあの店にあの時行ってないかも知れない。”
少しずつ涙が治まってくる。
アタマの中ではあの時の思い出が鮮明に浮かんでいる。
“でも、それは、同時に、オレにとっても、オレがワンワーと出逢ったきっかけであって、”
ハッとした。
思わず読むのを止めた。
関。
その時点でアタシのカラダには全身に猛烈な鳥肌が立っていた。
今まで一度も考えたコト無かったよ。
“つまり、オレにとっても、オレがワンワーに出逢えたきっかけなんだよ。”
関。
“オマエはずっとオレをワンワーとのキューピット扱いしてくれてるけど、オレだって、オマエがいなかったらオレが今こうしてワンワーのメンバーになるコトなんて無かったと思う。”
関ぃぃぃ。
ドキドキが全く収まらない。
“確かにあの時連れて行かなかったらワンワーには出逢えなかっただろうけど、ワンワーを選んだのはオレじゃない。オマエだ。”
何故だか涙がうっすら出て来てる。
“いくら連れてったって、ワンワーどころか、どのバンドも選ばない可能性だってあったハズだ。”
思いもしなかった。
確かにそうだ。
少なくともあの時掲示板に貼っていた募集ビラは他にもあった。
でもアタシはワンワーを選んだ。
しかもその時関は楽器を見ていた。
“気がついたらオマエが店員に声を掛けていた。正直オレは驚いた。”
まさか・・・
まさに4年目の真実。
“あの頃まだそんなにオマエと面識なかったから、正直すげぇ度胸あるオンナだなって思った。”
急激に恥ずかしさが。
“だから後からよくよく考えたら、オマエのステージングの度胸っぷりも、完全アウェイでのあの堂々たるblue moonの歌いっぷりも、メンバーに怒鳴れる度胸も、オレにゲキを飛ばしてくれたコトも、真壁の記者会見事件も、全て必然だったんだなって思えた。”
震えも全然止まらない。
恥ずかしさも。
顔がアツい。
“オマエが元々持ってる性格なのかも知れないけど、きっとそれだけ龍神サンへの想いが強いってコトなんだろうなって、デビューして、龍神サン達と親しくさせてもらうようになってから気付いた。”
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コイツ、やっぱり???
“だから龍神サンに相談した。”
関・・・・・・・・・・。
メールの途中だったけどアタシはしばらく放心状態に近い感覚にとらわれていた。
龍神サンのコト・関のコト、交互に次から次へと浮かんできて。
アイツはわかってたんだ、アタシが自分の気持ちに気付いてないコト。
何てヤツなの???
“龍神サンに相談した時、オレ、龍神サンに聞いたんだ、アイツのコトどう思ってんですかって。”
ばっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何てコトしてくれてんのよ↑↑↑↑↑
失神しそう、アタシ。
クラクラしてる。
大きく深呼吸して読み続ける。
“フッと笑ったあとに答えてくれたよ。“大好きだよ”って。“ただソレは、どういう好きかはわからない。間違いないのは、大事な存在だってコトだ。“って続けて。カッコ良すぎてしびれた。”
ドキドキを超越してアタシは号泣していた。
大声を上げて。
何度となく龍神サン本人の口から聞いてるコトではあったけど、改めて文字で見るとかなり堪えて。
“その後、オレの気持ちを話した。そのコトは卒業式の時に話したよな。”
覚えてるよ、龍神サンが何て言ってくれたか。
物凄く嬉しかったよ。
だけど、今こうして改めて文字で見ると全く別の真新しい感情が込み上げている。
“龍神サンに相談したのは間違いなかったってガチで思った。龍神サンはやっぱり漢だなって思った。”
関。
アイツがとてつもなく遠くに感じてくる。
と同時にモーレツに愛おしく思えて仕方ない。
だけどその“愛おしい”は、龍神サンに対しての“愛おしい”とは全く別の“愛おしい”で、
よくわかんないけど1つダケ確実に言えるコトは、
関は関。
家族よりも家族、
唯一無二の存在なんだ。
龍神サンや他のメンバーには感じたコトのない、
一体感?
同一感?
もう関はアタシの一部なんだ。
ワンワーとアタシのキューピットとしてとかは除外して。
だからこの先お互いが結婚しても子供が出来ても老後がきても、
一生このままの関係でいたい。
こんな感情初めてだ。
“その後オマエや龍神サンを見てて、気付いた。”
龍神サン?
“オレのオマエに対する感情は、恋愛じゃないんじゃないかって。”
えっっっ?
思わず息をのんだ。
“その気持ちを“愛してるぜ”に込めてみた。”
ちょっともうろう気味。
“オマエやファンのみんながいつも言ってくれてる、“オレとオマエの関係”が、何となくわかってきた。さっきのライブで、ソレが確立した気がする。”
数時間の間にあんなに大勢の前で3回も抱き合えちゃう関係。
“あの時、オレの中にオンナとしてヒヨを見てるって感情がなかった。完全に、“同志”だった。”
同志・・・。
“でも武者修業は行くよ。オレがこの先もずっとオマエの同志でいる為に。”
全身で震えが起きていた。
アタシは言いたかった。
“行かないで”
って。
でも気付いたんだ。
アイツが自分で成長するために選んだ道を、どうこう言う権利はアタシにはない。
むしろ“同志”なら“同志”らしく、笑顔で見送らなきゃ。
そして、アイツと同じくらい、
ぃや、
それ以上、アタシもアイツのいない間に成長しなきゃ!
素直にそう思えた。
“今は、龍神サンに相談した時とまた違った気分でロンドンに行けるよ。”
また関のキラキラしてる顔が浮かんで見えた。
“オレがいない間、もし龍神サンとどうにかなったとしても、今はもうソレはソレで受け止められるよ。オマエはきっと、オレにとって運命共同体、一卵性双生児のカタワレのようなヤツだから。”
@※♯☆◎▲✓☞〓♭♩☎↙→↘⇄?????
マジで??????????????????
関。。。。。
全身の、カラダ中のいろんなトコロから“何か”が出そうだった。
“だから素直になれよ。まさかとは思うけど、オレに気遣ってんなら、ソレは完全な大バカ野郎だからな。”
えっ?????
何、アイツ↑↑↑↑↑↑↑↑
ウソでしょ?
顔から火を噴きそう。
何でよ!!!!!
メールの最後はそう締めくくられていた。
衝動的
って、きっとこういうコトを言うんだと思うって感情が今まさにわいている。
泣きたい?
怒鳴りたい?
笑いたい?
悲しい?
切ない?
叫びたい?
寂しい?
全くワケがわからなかったけどアタシは夢中でメールしていた。
“今、ようやく分かったコトがある。ここまで来るのに物凄い時間が掛かったけど。気付かせてくれたのは、紛れもなくアンタだよ。100%の真実。ありがとう。アンタとの関係って、何だろうってアタシもずっと考えてた。アタシの答えは、“関は関”だった。仲間より仲間・家族より家族って。でも、確かにアンタの言う通り“運命共同体”かもね。“一卵性双生児”ってのもイイ表現かも。イイコト言うじゃん。”
そして最後にこう締めくくった。
“ロンドンでのアンタの成功と成長と、アンタの幸せがいつまでも続くコトを祈ってるよ。行ってらっしゃい。ぐっどらっく!”
送信、と。
ありがとう、関。
運命共同体、
か・・・。
何か大袈裟さがハンパないけど、
何故かしっくりくる。
“一卵性双生児”ってのもしかり。
明日何かプレゼント買いに行こうかな。
御守りなんて偉そうなコトは言わないケド、“運命共同体”として今まで考えもしなかった、
お揃いの何か
を、
関にあげよう。
唯一無二の“運命共同体”として。
何がイイかなぁ。
明日東京に戻ったら探しに行こうっと。
明日は1日オフ。
アタシとテッちゃん以外は。
アタシとテッちゃんは夜までに東京に戻ってお仕事。
テッちゃんにメールしとこう。
早めに戻ってます。
って。
何がイイかなぁ。
不意にさっきの関のコトバが浮かんだ。
“素直になれよ。”
素直に・・・か。。。
フッ。
やっぱり結局は関なんだよね。
隣にいるのが当たり前な関。
離れていても、きっと関は隣にいる。
ソレを証明するモノ。
テッちゃんから返信が来た。
“良かったらオレも付き合うよ。”
おっ!!
じゃテッちゃんに相談してみようっと。
“ヤローのコトはヤローに委せろ”
の鉄則に乗っ取って。
よし!寝よう。
ん?
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑→↓←
龍神サンからメールだ。
あ゛ぁぁぁぁぁ!!!
ヤバっっっっっ、
動画、送ってなかったよぉぉぉぉぉ!
血の気が一気にひくアタシ。
“お疲れ様”
龍神サンからのメールはただそれだけだった。
催促することなく、ただシンプルに。
ヤバすぎ↑←↓→
関への感情、
龍神サンへの感情、
アタシの中で、全く違った2つの感情が大忙しで入れ替わる。
忙しいアタシ。
ドキドキしながら龍神サンに動画を送った。
この動画を撮った時の龍神サンに対しての感情と、
その数時間後の感情と、
今の感情ー
わずか数時間の間で、どれだけ変わってんだろう。
そう考えると今日1日忙しかったな。
ココアでも飲むか。
ココアを入れて、部屋に戻った。
あっ、ブログ編集しよう。
コメントもいっぱい来てるかな。
・・・寝るんじゃなかったのかよ!
と、自分でツッコミをいれつつ。
結局寝たのはソレから数時間後、
間もなく夜が明ける頃だった。




