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プルシアンブルー~競技科学に青春を~  作者: 李徴
1章 競技科学入門(4月編)
7/13

1-2 競技科学入門②

 星崎先輩の熱弁ガイダンスはまだ続いている。

 「ちなみに競技科学系オリンピックにはシーズンがある」

 「何それ野球かよ」

 「オフはないぞ」

 「鬼畜じゃねぇか」

 「春は脳科学、夏は生物・化学・物理、秋は哲学倫理・経済学、冬は言語学・天文学・地学・地理・数学の予選があるよ」

 「え、情報は?」

 「「年3開催だぞ」」

 「ワーイチョウセンシホウダイダ」

 「ふぅ、ガイダンスはこんなもんかな、質問ある?」

 そういえばこの人たちの教科って何なんだろう・・・

 「ちなみに星崎先輩と薬師川先輩の専門は何ですか?」

 「え、私?ん~これと言って何か専門はないんだよね~、強いて言えば化学・地理かなぁ」

 「僕は天文学と地学かな」

 「いや薬師川先輩は数学部部長なんだから数学って言ってくださいよ」

 「いやー数学って母数多いじゃん?ちょっと並大抵の能力じゃ本選までしか行けないのよ」

 「まぁ、サ〇ーウォーズの影響もあって数オリだけ認知度高いですからね・・・」

 「で、亘理くんはどうするの?」

 やべ投げたボール返ってきた。この人キャッチボールできたんだ。

 「特にこれといった得意教科はないんですよね。理系教科は全部ある程度はできるって感じなんで・・・全部受けようかな?」

 「「正気???」」」

 「流石に冗談ですよ・・・」

 

 さて、ガイダンスは終わった。これから何をするのだろう・・・

 「はーいそこのぴかぴかの新高校一年生の諸君!これから入部試験を行う!」

 「入部させておいて試験するんですか!?」

 なんか隣から口答えすんなって目で言われている気がするが気にしない。気にしたくない。

 「試験と言っても腕を試すだけだよ」

 「何するんです?」

 「本当は時計反応ぐらいやらせたいけど、まだ平衡と反応速度やってないでしょ~。だから滴定やってもらおうかな!」

 「おい星崎、お前時計反応できるの?てかお前反応速度今日の授業で習っただけだろ」

 なるほど見栄っ張りか。

 「ねぇ言わないでよ~・・・気を取り直して!滴定は化学においてほとんどの基本的操作を利用する!だから実験器具の取り扱い諸々がよく測れるのだよ!」

 「じゃあ君たちには過マンガン酸カリウム水溶液と過酸化水素水を用いた酸化還元での滴定をやってもらう。過マンガン酸カリウムのモル濃度は与えるから、過酸化水素水のモル濃度を計測してほしい。ちなみにこの過酸化水素水は市販のオキシドールだよ」

 「一応モル濃度はメーカーに問い合わせたから、最後にそれで答え合わせをしよう!それじゃ、開始!」

 まじか、新学期一発目からテストとか緊張するんですけど。でも実験って楽しいからいっか。

 会話多くてごめんなさい!!!!!!

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