第一章11 少女の課題
日は既に落ち、静かになりつつある街の上層部。
そこにあるのは真っ白な故に異質なひとつの建物、魔法研究施設アルティだ。
中に入りエントランスを少し進んで脇にそれた壁際に2人はいた。メイアの研究施設メンバー参加が突然決まった直後だが、早速ナハトは行動に移す。
「して、君は魔法を強化したいのであったな。となるとまずは、君の現時点での戦闘技術を知っておかねばな」
手を顎に添えて続ける。
「どうだメイア、さっそく今からここで戦力測定とやらをやってみないか? 今の自分の強さを知るには打って付けだとは思うのだが」
「は、はい!やってみたいです!」
施設第2位のナハトに認めてもらったことでモチベーションが爆上がりのメイアは、即答で答える。
ナハトは満足げに頷いて話を続ける。
「いい返事だ。よしじゃあ模擬戦場に行くぞ、ついて来い」
再び、言われるがままについていく。
外から見た時も大きく感じたが、実際に施設内を歩いてみるとここがどれだけ広いのか実感させられる。
いくつか階段が見られるが、下に続く階段もある。今いる場所は1階エントランス付近のはずなので、つまり地下に続く階段という事だろう。
一体、魔法の研究にどれだけの人と広さを必要としているのか、或いはなぜそれほどに規模が大きいのか、メイアには全く予想もつかない。
「よし、これに乗るぞ」
そう言ってナハトが立ったのは、鉄の扉の前だ。数秒待っていると、ベル音が鳴り自動で鉄の扉が開かれる。
「これって?」
中には何もない、人が10人入るのが限界なくらいの直方体の部屋だった。奥の壁だけがガラス張りになっており、他は普通の壁だ。
乗るとは言われたものの、これが乗り物のようにも見えない。言ってしまえば、メイアにとってはただの小さな部屋でしかない。
「ん? もしかして、エレベーターを知らないのか。ま、私が聞くよりも実際に乗った方がわかりやすいだろ。ささ、中に入ろう」
言われるがまま中に入り、ナハトは壁にあるボタンを操作するとすぐに扉が閉まる。
すぐに慣性力が働いて浮遊感に襲われ、初めての感覚に驚くメイアだが、ただエレベーターが下降し始めただけである。
壁の一面がガラス張りだったおかげでメイアもすぐに下降に気付く。地下鉄のような感じで外を見てもすぐ先に壁があるだけだが、小さな部屋が動く事に感動すら覚える。
「そろそろかな」
横から声が聞こえた丁度そのとき、目の前が白で埋め尽くされた。
「……うわぁ、なに、ここ」
広大な体積の空間。
壁から床まで、多方が白で塗られた部屋がそこにはあった。エレベーターは割と速く動いているようだが、それでもまだ到着までは時間がかかる程の高さを誇っている。そして何より、俯瞰して見ても部屋が広すぎて瞠目を禁じ得ない。
地下とは一言で言ってもここは坂の下。つまり岩山の中に広がる空間に過ぎない。ユニベルグズ特有の盛り上がった地形を上手く利用してある形になっている。
となると街を支える岩山の崩壊の危険性も考え得るが、その心配を取り払う為の白い壁やら天井やらなのだろう。崩落を防ぐ工夫などなど、そこまでして地下の開発を進めたと言うところに、流石、魔法研究主要都市だなと関心を覚える。
「どうだ、これが我らの誇るトレーニングルームだ。こんなに大きくする必要があったのかは確かに疑問だが、まあ沢山の人間がこの施設にはいるからな。これならどれだけの人数が魔法の練習なんかをしても混み合う心配はまずない」
聞きながらメイアは、広大な部屋で魔法を放っている人達をまじまじと観察していた。
模擬戦をしている人もいれば、他方に設置された的へ目掛けて魔法を撃ち込んでいる人もいる。また、奥の方に何やら大きな機械のようなものがあり、そこから伸びるチューブに繋がれているよえな光景も見て取れる。
そうこうしていると、チーンと鐘の音が鳴る。
背後で扉が開くのを確認してついに、ふたりはその測定場へと足を踏み入れた。
「よし、着いた着いた。ま、さっき上から見た通り、ここが魔法の精度や威力だったりを測定する場所だ。とは言っても肝心な測定方法は対人だったり、なんとも原始的な部分が垣間見えるんだがな」
苦笑を漏らしながらナハトが振り向く。
「今更かもしれんが、勿論、君は戦闘ができるんだよな? 見た目だけで言えばメイアはいかにも普通の少女、戦いに縁がないような人間なのだが」
「改めてそう聞かれると、自分がどれくらい戦えるのかは分かりません。私が住んでいる村では強い方ですけど、広い世界の中では全く通用しない程度かも知れませんし」
うーん、と何か良い話は無いかと思考を巡らし、
「そうだ、ついこの前お兄ちゃんと一緒に山賊7人を退治したんですけど、それって私が戦える証明になりますかね?」
「それは2対7ってことか?」
「そうです」
「それは……なるほど。君の兄の強さがどれほどかは分からないが、戦いのできん女子はそもそも山賊と戦うなんてできやしない。それさえ判ればとりあえずは十分だ」
ナハトはメイアの身体を足のつま先から脳天まで、全身を観察する。やはり弱々しく見えるし、非凡とも思えない。
( 彼女のどこに力が宿っているのか、その若さで何故そこまでの強さを持っているのか、何もかもが不思議な少女だな )
出会ったばかりの、しかも少女をここまで評価する日が来るとはナハト自身想像すらしていなかった。
「( 天真爛漫なだけじゃない。何かこう、強い意志のようなものが宿っているような、これは凄いことだな )」
メイアには聞こえないような声で語る。
「何か言いました?」
「いや、何でもないさ。………お、来たな」
話の流れを変えるようにナハトは首を90回転、奥から来る誰かを見て「こっちだぞ〜」と大きく腕を振っている。
それに続いてメイアも身体ごと回転させ、ナハトの目線の先にいる男性を視界に捉えた。
眼鏡を掛け、髪は肩にかからない位の長さで、20代くらいに見える男だ。体格は痩せているように見えるが、ナハトと同じく白衣を着ているため上手くその形を捉えることはできない。
「彼は?」
「あいつは、今から君の相手をしてくれるクフ・バッハだ」
相手。
そう、相手と言えば模擬戦、もとい魔力測定の相手ということだろう。つまりメイアは今からあのクフ・バッハという男と戦うことになる。
「見た目という点で言えば、私と同じで普通の人って感じがしますね。どこかエリート感もありつつ、それでも凡人止まりと言うか」
「はは、随分と辛辣だね。どうも、クフ・バッハです。君がメイア君か、手合わせ宜しく頼むよ」
うっかり口から出てしまった毒舌がバッハの頭にグサリと刺さる。
ナハトがエントランスの受付に行った時には既に彼の方へ連絡が行っていたらしい。だから自己紹介する前にメイアの名も知っていた。
「出会ってすぐで悪いけど、僕はまた測定の為の準備に戻るからナハト君とまた話したりして待っててください。準備とは言っても着替えるだけなのですぐ戻りますけど〜」
「はーい了解です!!」
メイアが返事をするとバッハは急足できた道を戻る。真っ白の部屋の中にもいくつか扉が設置されていたりする。おそらくその扉の先が準備室になっているのだろう。
「そういやメイア。まだ聞いていなかったが、君はどうして強くなろうとしているんだ? 今の時代、そう危険も無く安全な世の中で強くなる理由はそうそう無い筈だ」
「えーっと、本当はもっと別の理由があるんですが……今はとにかく、失踪したお兄ちゃんを探すためにですかね。あ、失踪って言うのは、ただ居なくなったという事ではなく、世界的未解決現象の失踪のことで、、」
「何? なるほど、なぜ君の兄はここに来ないのかと疑問に思っていたのだが、失踪か。確かあれはアル・ツァーイという村____厳密にはアル・ティニー国から始まったと言うことは知っているが、詳しいことは私も分からんな」
と、そこでナハトの脳内に疑問が浮かび上がる。それはちょっとした違和感のようなものに過ぎないが、無視することもできない疑問。
ナハトはメイアに、『なぜ強くなるのか』と問いた。
だが、その質問に彼女は『兄の失踪』の話を持ち出す。そこに違和感があるのだ。
「まさか、強くなる理由って」
「はい。結論から言うと、私はお兄ちゃんを救い出す。いや、お兄ちゃんも向こうで頑張ってる筈だから、正しくは迎えに行く、ですかね」
予想通りの答えだった。
まだ何もヒントも掴めていない「失踪」という事件。それを彼女は、しかし、そんなことお構いなしに突き進もうとしている。
本来なら、兄をすぐに迎えに行きたいはずだ。だが、流石の情報の少なさでは気軽に手も出せず、だからこの街を訪れた。しかも、自らの非力を認め、さらに強くなることをひとまず目的としていると言う。
「そう言えば、最初に私言いましたよね。超常現象の知識が欲しいって。そのときは誤魔化したんですけど、あれって、この失踪事件の事なんです。お兄ちゃんは目の前で消えた。それも、私達の力では全く太刀打ちできない謎の力で」
だから、と一言加えて、
「私は、お兄ちゃんはこの世界ではなく、別の世界にいると半ば確信しています。そして私は裏世界が怪しいと、いえ、裏世界の先にある『何か』が怪しいと睨んでいて。絶対に、私は辿り着いてみせます」
ナハトは驚きのあまり、声が出せなかった。
だが、その沈黙をメイアは元気に破る。
「ささ! 情報集めはおいおい遂行するとして、今は測定をやりましょう! バッハさんが来ました!」
「お待たせしました〜! 準備できたのでこちらに来てもらっていいですか?」
は〜い!と言ってメイアは彼の元へ駆け足で行く。
バッハはコンプレッションウェアの上に袖なしジャージを着ている。制服姿の時には分からなかった彼の身体の輪郭が浮き出て見える。決して細い身体というわけではなく、筋肉がある事によって彼の熟練された、長い間測定の相手役として戦ってきたのだろうと思わせるところがあった。
何より、髪を後ろで束ね眼鏡を外しているというだけでもう、彼は闘う者だ。
「ま、伊達に計測員やってないんで、手加減とか無しでやっちゃって大丈夫ですよ〜」
バッハは軽く言うが、メイアはその余裕のある言葉を勝手に挑発と解釈し、「へぇー?」と思わず呟いていた。目の前のバッハは気付かなかったようだが、後ろから近付いてきていたナハトには聞こえていたようで、メイアの耳元で小さく囁く。
「( まあまあ、あいつに挑発のつもりは無いしな。けど、言われた通りに手加減はしなくていいぞ )」
メイアは自信満々の表情で大きく頷く。
「では、私が指揮を取ろう。両者、準備はいいか?」
「「もちろん!」」
「よし、これより魔力測定模擬戦を始める。これはあくまでも魔法の精度、及び技術を測るもの。よって、両者共に魔法を主な攻撃手段として用いるように。では_____」
_____始め!
「『コルティツァ』ァァァァーーッ!」
合図とほぼ同時、メイアがその手の内に氷の槍を造り、あっという間に距離を詰める。高速のひと突きがバッハを襲うが、流石はベテラン、メイアの攻撃に驚きながらも身体を捻りながら地を蹴って右に回避する。
( えぇ!? めっちゃ殺意高くないですかっ!?)
内心冷や汗ダラダラな相手の様子など気にする様子もなくメイアは動きを止めない。
突きの姿勢のまま時計回りに回転し、払うように槍を叩き込む。しかしこれも両腕で攻撃をガードされ、相手を後ろに弾くだけで終わる。
「ほぉ、なかなか良い創造魔法だ」
審判役のナハトの声が聞こえるも、今はそっちに耳を傾けている場合ではない。
「なら、『コルティツァ』第二形態、『凍てつく鎚』!」
パキパキッ!と、氷の槍が変形を始めた。メイアの詠唱の通り、槍だったものはハンマー型へと変貌を遂げる。
そこまで大きいものでもなく、メイアのような女性にでも振り回せるような丁度いいサイズに調整されたものだ。その軽さにより素早く攻撃を叩き込むことが可能で、その打撃威力は強大なものとなる。
その武器の生成が終わるとすぐ、メイアは真っ先に攻撃へと移る。先程同様の素早い間の詰めだが、バッハとてそれを何度も許すような人間ではない。
「『プロミネンス』!!」
ゴウ!という音と共に彼の手から業炎が発せられる。そのまま灼熱の赤は一直線に目前の少女へと進んでいく。
( 私が氷の武器を使うから私が氷属性に特化していると思われたようね? でも!)
「はい!『エニグマ』ッ!」
詠唱の瞬間、メイアの周囲に不可思議な、虹色とも表せるし違う色とも言えるような謎のエネルギーが現れ、向かってくる灼熱をまるごと包み込む。
魔法『プロミネンス』上級に位置する魔法だ。しかし、メイアの放ったエニグマは軽々とそれを打ち消してしまい、同時に不可思議な力も消えてなくなる。
( 何?『エニグマ』だと? あれは超級に匹敵する魔法ではなかったか。私達の間でも使えるものはそういない!)
( ひぃっ! なんであの魔法を使えるんですか! これは恐ろしい、てかさっきからやっぱ殺意が強いなぁ?! )
バッハは目の前の相手から目を離し、爆風により腕で目を覆ってしまう。
その、ほんの一瞬だ。
バッハが自らの警戒を解いてしまったことにすぐ気付き、慌ててメイアの方へ向き直すも、
( いない!?)
「さぁて、呆気にとられてる暇があるのかな?」
声の主は間違いなくメイアだ。そして、その声はバッハの目線とは真反対の背後から響いた。
まずい!と振り返った時にはもう時既に遅し。
フルスイングで腹部に『凍てつく鎚』が叩き込まれ、後方へ吹き飛ばされていた。
_____そ、そこまで!
あっという間の勝負だった。
普段ならこう早く勝負が決することは無いらしく、今回戦ったバッハが弱い訳ではない。ただ、今回測定を受けたメイアが予想外の強さを誇っていたというだけのことなのだ。
彼女は試合が終わると、笑顔でナハトのもとへ駆け寄り、
「どうでした?! わたし、ちゃんと魔法使えたましたか?」
「ああ、もちろん。というか、ここまで出来る奴だとは思ってなかったがな。君のような実力のある人間はなかなか見ない」
施設で2番目に強いというナハトからの褒めの言葉に身をよじらせる。強い存在からの賞賛ほど嬉しいものはない。
「あ、そうそう。私さっき攻撃魔法使いましたけど、魔法球に魔力を注げない私が放てるってことはまだ、魔法の精度は低いんですかね?」
「ん、そうだな……あのエニグマは超級の魔法なんだが、あれを放てる時点でだいぶ精度はいい筈だ。しかし、、」
「しかし?」
「多分メイア君は技術的にではなく、単純な強さでゴリ押ししているだけなんだと思うよ。力と強さの違いって言うのかな」
先程見事に吹き飛ばされたバッハが腹をさすりながら戻ってくる。
「力と、強さ?」
「うん。確かにメイア君の魔法は素晴らしいものだった。けど、現在君は気体系の使い手だ。だから自然と液体系の、さっきの『エニグマ』なんかも多少は弱くなる筈なんだよ。でも、そうはならなかった」
「つまり、私は無理やり魔法の威力を強めてた?」
そうだね、とバッハは頷く。
一見、力と強さという2つの言葉は同じもののように思われる。だが、ここで言いたいのはこういうことだろう。
メイアの攻撃魔法が強い理由は、幼少の頃からの特訓によって鍛えられた純粋な「強さ」があるからだ。その基礎的な土台があるからこそ、無理やりに破壊力を引き出すことも出来てしまう。
一方、「力」と言うのは複雑な繋がりの中にあるもので、「力」という文字の付く言葉は数多ある。
例えば応用力、筋力、魔力、学力、などなど。
そして、その中でも筋力(攻撃力)に当たる力は「強さ」と密接な繋がりがある。
その観点で言えば、攻撃力なんかは「強さ」という土台の上に積み重なる一種の塔のようなものだ。
そして、その他の「力」が段々と塔に付随していくことにより頑丈で高い塔をそこに見出すことが可能になる。
結論、強さと力の違いとは、どちらが基礎でどちかが応用かと言う命題に等しい。
故に、メイアは土台はこれでもかとばかりに固めているものの、肝心な土台の上の積み重ねが出来ておらず、より良い戦い方が身についていなかったのである。
「だから、これからメイア君が液体系の適正を少なからず得ることができれば、もっと戦闘効率も上がってより一層のパワーアップが見込めると思うんだ」
「お、おおおぉ!!」
「どうだ、希望が出てきただろう。本来なら、ここで研修、もとい鍛錬を積んだり学んだりとするには費用が掛かったりするものなんだが……」
そのナハトの言葉に目を見開いて「お金の話は盲点だった!」と言いだけな表情を作るが、
「どうだバッハ、今回の検査結果は何ランクだ?」
「ふふん。そりゃあ勿論、最高評価に決まってますとも!」
「だ、そうだ」
「は、はあ。嬉しいですけど、それと費用との関連性は?」
つまり、とナハトが一拍置いて誇りげに、
「最高評価を得たものは無償で結構! メイアはこれから、好きなだけ強くなれるって訳さ。当然、本当に強くなれるかどうかは君次第だがな」
ナハトとバッハは少女の目を見て言う。
「改めて、ようこそ」と。
「加えてだが、君は遠くから来たのだろう? なら、私の家にでも泊まるといい。魔法技術の鍛錬と異世界に関する情報収集、そのどちらもここでやると言うなら長期滞在になるだろう。なら、ウチに来た方がコスパもいいだろう」
「え! あ、えと、いいんですか?」
「勿論だとも。大体いつもこの施設に籠ってるし、ひとりで住むには少し広いからな、空きスペースなら普通にある。あと、別に家賃的なものも気にしなくていいぞ。君が必死で目的のために動くと言うなら、それだけで私は十分な対価となり得るのでな」
「は、はい! そりゃ当然、全力でやりますとも! ありがとうございます!!」
今日この日、こうしてメイアは魔法研究施設アルティの特待生としてとんでもない優遇を受けることとなった。優遇と言ってもそこに贔屓など何もない、純粋な実力で得たものだ。
目指すは、液体系魔力を主とした全体的なメイアの魔力精度向上。より良いエネルギー効率を我が物とすることの重要な意義は語るまでもなく明らかだ。
だからこそ。
16歳、戦うにしては若すぎるその少女は。
「私は、強さではなく、力を以ってして強くなる!!!」
そう、心に誓った。
お読みいただきありがとうございます!
暗い慟哭の場面から始まったメイア編ですが、大都市という華やかなで壮大な場所に来ることで比例するようにメイアの心も明るくなってきました。
これから先、兄妹に何が起こるのか。
是非、これからもお読みいただけると幸いです!