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異世界で魔物使いやってます  作者:
異世界に来ました
29/276

おっぱいで大混乱



 イースの案内で獣人の村へ向かう為草原を歩く。

 ちなみにおっさん達三人をどうやって運ぶかで少し困ったりもした。引き摺って運ぶのはこっちも面倒だし、かといって歩けるように足を解放すれば逃げるだろう。風魔法で浮かせるのも嫌だなーと思い、色々と考えた結果土魔法で荷車を作りその上に詰め込んだ。

 本当は闇魔法とかで眠らせるのが良いんだろうけど、イースが魂を多めに食べたからか衰弱してうめき声を上げるしか出来なくなってるからまあ良いかとそのままにした。乗り心地は悪いし土臭いとは思うけど、これからの獄中生活に比べればきっと優しい対応のはずだからと心の中で言い訳をして引っ張る。

 持ち手部分を押して荷車を引っ張るのはリスクが高かったので、旅行用のバッグみたいにT型の持ち手にさせてもらった。これならゴロゴロしやすいもんね。



「あ」


「?どしたのイース」


「あそこに三匹も草食ヘビがいるわぁ。狩っておくぅ?」



 イースが指を差した方を見てみると、草が保護色になっていて見えてなかったが確かに草食ヘビが居た。しかも三匹。三匹共こっちに気付いた様子は無く呑気に草を食べている。



「この辺にも草食ヘビって居るんだ…」


「寧ろこっちの方が草食ヘビは多いわよぉ。食べ物が豊富にあるものねぇ」


「成る程」



 確かに木々が沢山の森よりも草だらけな草原の方が食べ放題だわ。

 あの草食ヘビ達どうしようかなー。一応狩っておきたいなー。草食ヘビ結構美味しいんだよなー。狩るとしたら何の魔法で狩ろうかなー。

 そんな風に考えていたらくいくいと袖を引かれたので振り向くと、ラミィがじっと草食ヘビの方を肉食動物の目で見ていた。



「……ラミィ?」


「…ミーヤ、ラミィ、あれ、狩るよ…?ラミィ、強いよ。役立つ、よ」



 何故か凄くアピールをされている。

 …うーん、狩る気満々だったのも事実だし、ラミィの戦い方も見たいからお願いしようかな。



「うん、ラミィに任せて良いかな?」


「……!うん…!」



 任せると言った途端にラミィは微笑む。笑顔がめっちゃ眩しい。左側の前髪を耳にかけてるから尚の事眩しい。

 ラミィは私の袖を掴んでいた手を放し、人間なら四つん這い状態のように低い体勢を取った。そしてそのまま、上半身を少し浮かせて音も立てずに下半身の蛇部分だけで草食ヘビの方へと近づいて行く。

 そしてあと一歩か二歩くらいまで近づき、一気に草食ヘビ三匹に飛び掛って咬み付いた。否、正確には真ん中の位置に居た草食ヘビに噛み付き、左右に居た草食ヘビ二匹はラミィの両手に捕らえられた。

 ………いや、アレ捕らえるっていうか爪で傷口を作ってそのまま力付くで指を押し込んで致命傷を与えてるな。あと草食ヘビってツチノコ体型だから咬み付き難いと思うんだけど、完全に牙で貫いてるよねアレ。だってラミィの後姿しか見えなくて尻尾がチラ見えしてるレベルなのにビクンビクンしてるもん。草食ヘビの尻尾の動きが完全に死ぬ直前か死後の痙攣。

 ラミィの両手に捕らえられている二匹の草食ヘビの方も痙攣を終え、完全に息を引き取った事を悟った。流石旅人を食ってただけあって強いわラミィ。

 数秒時間を置いてから、ラミィはむくりと起き上がりにっこり笑顔でこっちに戻ってきた。両手が塞がっているからか口に咥えた草食ヘビはそのままだ。血がダラダラと流れていてとってもスプラッタ。



「ちょ……ラミィ!」



 焦った私は思わずラミィの元へと駆け寄る。

 え、怪我はしてないだろうって?うん、怪我はしてないと思う。でも問題はそこじゃないんだよ!



「おっぱいが!おっぱいがぽろりしちゃってるから!ちょ、早く隠して!」


「…?」


「わああああ!?」



 そう、チューブトップタイプの水着のような服だったのが災いした。胸の真ん中で結んである感じのデザインだったのも良く無かったのだろう。

 何が起きたのかと言えばラミィの口から流れる草食ヘビの血が顎を伝い首を伝い、そのまま胸元へと垂れていた。おっきいおっぱいだからか谷間に血が流れていて中々の光景………じゃなくて!

 どうやら飛び掛った瞬間に草に引っかかったのか、胸当てがずり落ちて腰に引っ掛かっていた。昨日ずっと見ていたとはいえ今日は胸当てをしていたから油断していたのに、いきなりおっぱいが丸出しになっていればそりゃ驚くよ!

 慌てて胸当てを引き上げてラミィの胸を隠そうとしたが、真ん中で結んである作りのせいで動かすとすぐにしゅるりと解けてただの一枚の布になってしまう。



「ちょ、待って待って待って待とう!?」


「…んっ………!」


「いいいいいイース!イースちょっとおニューの胸当てプリーズ!ずれないやつ!」



 咄嗟にラミィの胸を隠してイースに叫ぶと、イースは地面の上で笑い転げていた。

 ……何故!?



「あっははははは!」


「ちょっとイース!?何笑ってんのさ!?」


「だ、だってミーヤ…あはははは!慌てすぎてラミィのおっぱいを掴んでる事に気付いて無いんだものぉ!あっはははははは!」


「……えっ?」



 ギギギギとラミィの方へ視線を戻すと、口に草食ヘビを咥えたラミィが少し頬を赤らめていた。両手は草食ヘビを掴んでいるからか顔の横に持ち上げられている。

 ……咄嗟にラミィの胸を隠したけど、私は一体何で隠したっけ?この両手の中にある大きいマシュマロのように柔らかい物は?

 だらだらと背中に変な汗を流しながら、視線を下げる。



「………ぴょえっ」



 私の両手がラミィのおっきいおっぱいを鷲掴みにしていた。下から上へ持ち上げるように掴んでいた。大事な部分が見えないようになっているが、弁解の余地は無い。私は完全にラミィの生乳を揉んでいた。

 うおわあああああ!やっべこれやっべ!ちょ、どうすっぺこれ!?どこの方言だよ落ち着け私!あー柔らかい!あー柔らかい!!イース程では無いけどラミィも結構なおっきいおっぱいだし、しかもイースは弾力性の高いおっぱいなのに対しラミィのおっぱいは低反発枕のように柔らかいおっぱいで新感覚な感触に思わず手を動かし…………動かすな私!あーあっぶねえギリギリセーフで留まれたよーしよーし!よく頑張ったぞ私!己の本能に繋がっているリードを手放すなよ理性の私!何で同性のおっぱい揉んだだけでこんなに混乱してんだよ私!わかってますよおっきいおっぱいが大好きだからですよね知ってる!(パニック)

 ああくそこんなにもあばばばって混乱してるのに何故イースはいまだに笑い転げたままなんだ!脳内か!?私の脳内のせいなのか!?ならせめて早くどうにかして!?どうにかしてくれないとこの状況打開出来ないよ!?通行人が居たら十人中十五人が通報するよこの光景!草食ヘビを両手に持ち口にも咥えてるラミアのおっぱいを揉む女とその近くで笑い転げてる淫魔って!どんな状況だよ!全て私がやりましたって答える以外の答えが無いよ!?



「あっははははははは!待って、無理、無理、無理!あっははははは!思考を止めてくれないと無理よぉ!あははははは!」


「私としては混乱が過ぎて笑い所じゃねーんだけどね!?ちょ、え、ハニー!ハニーヘルプ!下に落ちた布取ってラミィの胸に巻くの手伝って!今の私がこの手を外して色々と見ちゃうと気絶の危険性があるから!かといってこのままでも脳内がやべー事になってるから!そして何より私が両手で草食ヘビを受け取れないせいでラミィの動きまで封じちゃってるし!お願いハニー今ハニーしか動けるのが居ない!」


「あ、はい!了解しました!」



 どう動いたら良いのかわからないと言うようにおろおろしていたハニーに頼むと、ハニーは素直にこっちへ近づき下に落ちた布を拾ってくれた。そのまま四本腕を活かし、上の両腕でラミィに胸当てを付け、下の両腕でラミィの胸を掴んでいる私の両手を剥がした。上下の腕は完全にハニーの意識で動いている為、うっかり見ちゃって私が慌てたりする事も無く、チラ見えする事も無い完璧な動きで無事ラミィの胸には胸当てが装備された。



「これでよろしいでしょうか?」


「ハニーありがとう…。動揺してごめん…。ラミィも思いっきり胸鷲掴みにしちゃって本当ごめん…」


「…だ、いじょう、ぶ…。ちょっと、気持ち良かった、から、問題無い…」


「やめて私の煩悩を刺激しないで!今やっと心の中の童貞が賢者タイム入ったんだから!」



 本当に何なんだよこの私の中の童貞は!女だろうが私は!落ち着けよ!お風呂場では余裕じゃん!平気じゃん!大体昨日もラミィの胸見たのに何を慌ててるんだよ私は!心の童貞荒ぶりすぎだろうが!



「あっははははあはははは!本当に荒ぶってたわねぇ!あはははははは!」


「イースさんや、早くぽろりしないタイプの胸当てプリーズ」


「あはは、あは、ちょ、ちょっと待ってあははははは!」



 カップメンが余裕で出来上がる程の時間が経過し、イースの笑いはどうにか落ち着いた。本気でカップメンが出来上がるくらいには時間が経っている。二つ目のカップメンも出来上がるレベルでイースは笑い転げていた。笑いすぎだと思うんだ。



「いや…ふっふふ、あの混乱した思考を読んだらっふふ、誰だってぇ…」


「…まだ落ち着くまで時間いる?」


「だ、大丈夫よぉ……。すー、はー…ええ、もう大丈夫。ついツボに嵌まっちゃったわぁ。ごめんなさいねぇ?」



 本当にね。人の心を読んで大笑いって。



「仕方ないじゃなぁい?それでぇ、別の胸当てよねぇ?ずれないようなのならぁ……確かあったはずよぉ。ついでにラミィに付いてる返り血も拭っちゃいましょうかぁ」


「…ん」


「イース、第二の悲劇が起きないように目隠し作ってその中でラミィを着替えさせてくれないかな。その間に私は精神統一しておきたいし」


「あっははは!わ、わかったわぁ…っふふ」



 笑いながらではあったけど、一応ちゃんと土で目隠しを作ってくれた。イメージ的には試着室みたいだ。まあラミィの下半身が長いから足元が開いててそこからラミィの長い尻尾が出てるけどね。これは仕方ない。

 ラミィが着替えている間、私は少し離れて土の荷車の横に座って精神統一。邪念を払え。キラービー姿に戻ったハニーを抱っこしてる時点で邪念塗れ?人型のハニーを抱っこしてないだけマシでやんす。

 とにかくふとした瞬間荒ぶりそうになる己の心を抑える。どうやってと聞かれればひたすら宇宙についてを考えてるとしか答えられない。もしくは落語で有名なあの長いキラキラネームをひたすら唱える。だって般若心経は覚えてないもん。

 宇宙とキラキラネームの事を考えつつハニーを撫でていると背後からイースの、



「もう良いわよぉ」



 という声が聞こえた。

 言われるがまま振り向くと、ラミィはさっきまでとは違う胸当てを付けていた。さっきまでの胸当てはタオルのような形の一枚の布を胸の真ん中で結んだような胸当て。今の胸当てはクロスホルターネックタイプの胸当てだ。日本の水着売り場で見た事ある気がするデザインでとても安心する。



「どう?これも結構良いと思わなぁい?」


「……ミーヤ、これ…どう…?」


「めっちゃ似合ってるしぽろりが無さそうで安心。グッジョブ」



 グッと右手の親指を立ててそう言うと、ラミィは嬉しそうに微笑んだ。主である私がとんでもない奇行をしでかしたってのに……良い子過ぎる。そう考えるとハニーも良い子だ。良い子しか居ないな私の従魔。イースも良い………ん?



「ねえ、イースならぽろりの可能性に気付いてたんじゃないの?ラミアの戦闘方法も知ってたよね?」


「ええ、気付いてたわよぉ」


「なら最初からぽろりしないような胸当てを出してよ…」


「それじゃあ面白く無いじゃなぁい?うふふ、淫魔相手に油断しちゃだぁめってぇ、いつも言ってるでしょう?」


「そうでした…」



 忘れた頃にイースはトラップを仕掛けてくるなー…。致命傷にならないレベルのお遊びだから良いけど。というか絶対その辺の塩梅をわかったうえでやってるよね。まあさっきまでの胸当てもラミィに似合ってたし、今の赤色に黒い縁取りがされてる胸当ても凄い似合ってるから良いけどさ。

 三匹の草食ヘビもイースのアイテム袋に収納され、再び獣人の村へと向かって歩き出す。



「そういえばさ、獣人の村ってここからどれくらい距離があるの?」


「そうねぇ、長く見積もったら三時間くらいかしらぁ?」


「け、結構距離あるね?」


「ですがミーヤ様、ツギルクの町に戻る場合一日がかりになると考えるとかなり近い距離だと思われます」


「ん……。反対側の、町…遠い。沼、ラミィ、蛇だから…避けたら、凄く、遠回り…だった…」


「じゃあやっぱり獣人の村が最善手かー」



 ラミィが言ってる沼ってのは次の町であるグレルトーディアまでの道中にあるっていう沼かな?イースが言うにはまるで横断するように大きな沼地があるらしいもんね。真っ直ぐ行けば早くに町に着くけど泥だらけになるし、かといって迂回すると凄い遠回りとのこと。

 ああ、それにラミィの場合は地面を這うから沼は駄目なのか。お風呂好きなのも相まってキツそう。ハニーも綺麗好きの称号を持ってるから泥で汚れるの嫌だろうしなー……迂回コースかな、やっぱ。




 あれから大体三時間くらい歩いた気がする。途中で水分補給の為に休憩したし盗賊のおっさん達にも一応水を飲ませたからちょっと時間をロスしたけど、もうそろそろ近くまで来たはず…!



「あ、森が見えたわぁ。獣人の村……コルヴィネッラっていう村なんだけどぉ、確か森のすぐ近くにあったはずよぉ」


「よっしゃ!目的地周辺って事がわかるとちょっと元気になるよね!」


「うふふ、そうねぇ」


「ミーヤ様、荷車を引くのが辛いようでしたら代わりますよ?」


「いや、大丈夫。一応土魔法をちょこっとだけ使って少ない力で引けるようにしてるから。ずるだけどねー」


「……そうですか」



 断るとハニーはしゅんとしてしまったが、ここでハニーに甘えると私はこの先ハニーに対してずっぶずぶに甘えかねないからね。自分で出来る事は自分でやるようにしないと生きていけない気がする。

 イースは「キラービーは仕えるのが仕事だから手伝いたがるのは自然現象よぉ」って言ってたけど、それで従魔に頼り切ってたり面倒事を押し付けてたりしたらただのブラックだもん。ブラックな魔物使いにはなりたくない。



「…つ……!」



 ………ん?何か遠くから聞こえた気がする。進行方向からだね。



「……つね……!」



 あ、近いな。すぐ近くに誰かが居るらしい。あと魔法の気配もする。



「ねえ、イース。さっきから聞こえる声ってさ」


「あそこ、森の近くから聞こえるわねぇ」


「ん…。…熱、温度…上昇、してる…。多分、火魔法…」


「冒険者でしょうか?」


「いいえぇ。あの森の近くには村があるって言ったでしょう?村の住人である獣人が狩りをしてる可能性の方が高いわぁ。基本的に獣人は草食か肉食だから自分の食べ物は自分で狩る事が多いのよねぇ」



 成る程ー。そう話しつつ歩いているといつの間にか森のすぐ近くまで来ており、声の主は目視出来るくらいの距離に居た。



「狐火!」



 そう叫んで獣人は俊足シカに火魔法を放つが、俊足シカはステップするようにその火を避けた。周辺を確認すると俊足シカ一匹と獣人一人以外は私達しか居ないようだ。あとは獣人側の近くに俊足シカの死体が四匹。全部に焼け跡が付いている事から、きっとあの獣人が狩ったんだろう。

 攻撃を避ける俊足シカに苛立ったらしく、獣人は殺気を滲ませた唸り声を上げる。



「…ぐるるるるるっ狐火ぃっ!!」



 一際大きな声と共に放たれた火魔法はさっき見たのに比べると一回り程大きい火だった。さっきは気付かなかったけどあの獣人の火魔法、ファイヤーボールとは違うんだね。ファイヤーボールは火が球体状になってるんだけど、あの獣人が放つ火魔法は日本の幽霊の隣に浮いてる感じの火の玉だ。デザインがちょっと違う。

 獣人が放った火魔法は直撃し、俊足シカは悲鳴と共に絶命した。それを確認した獣人はとても嬉しそうに両手でガッツポーズして喜びの声を上げる。



「やった!俺だけでも俊足シカくらい充分狩れるんだ!これでもう馬鹿にされたり、なん、て………」



 あ、目が合った。火魔法が凄かったから思わず拍手しちゃったからかな。

 ちなみに目の前にいる獣人は恐らく狐獣人だと思われる。毛の色が黄色っぽいような茶色っぽいような色だし、耳の先は黒くて尻尾の先は白い。思いっきり火魔法を使う時に狐火って言ってたしね。

 でもイメージにある狐獣人って言ったら細身でシュッとした感じだけど、今目の前にいる狐獣人は筋肉質。狐っていったら商業ギルドに居そうな雰囲気って思い込んでたけど現実的に考えると狩りをするんだからそりゃ筋肉質だよね。でもやっぱり顔は狐って感じで格好良い。はい、妖怪の中では九尾狐が推し妖怪でした。狐って良いよね。

 しかし、今の狐獣人は驚いたように目を丸くしている。目がまん丸だと犬っぽくなるんだね。あれ、でも何で驚かれてるんだろう?あ、気付いて無かったとか?鼻が利くって言っても火魔法使いまくってたら焦げ臭いのが鼻にこびり付きそうだもんね。周りに焼けた俊足シカが倒れてるしその可能性が高いかな。

 とりあえずこの先にあるコルヴィネッラという村の方ですか、と聞こうと思って一歩踏み出すと、



「な、なななななんだよ!こ、この俊足シカの群れは俺が倒したんだからな!俺だけで倒したんだからな!俺の獲物だからくれてやったりなんかしねえぞ!つ、強そうな奴等ばっかだし、他にも魔物はいっぱい居るんだからそっちを狩れば良いだろ!こ、これは俺が狩ったやつなんだからな!」



 と、四つん這いになってまるで手傷を負った獣のようにフシャーと毛を逆立てて威嚇をしてきた。…………あ、何か可愛いぞこの狐獣人。



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