表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で魔物使いやってます  作者:
異世界に来ました
14/276

ハニーと条件と魔石



「ヴヴヴッヴヴ!!」


「おおー!ハニー結構強いんじゃん!すごーい!」


「そうねぇ、レベルが低いから弱いんじゃないかと思ったけどぉ、魔法のコツを掴むのは得意みたいねぇ」



 現在、私達はキラービーの巣から出発して人里の方へと進んでおります。

 そしてついでにその辺にいる魔物を狩って今日はハニーのレベル上げとなりました。

 あ、ハニーってのは従魔契約したキラービーね。ハニーという名前を贈ったのであります。ほら、ミツバチって蜂蜜だからハニーって印象があるし、何か嫁入りのようにうちの子になったから。一番しっくり来たのがハニーだったんだよ。ネーミングセンスは幼稚園児の時に成長が止まっているのでツッコミは無用でござる。



「それじゃあ屍喰いカラスを五羽と草食ヘビを二匹狩った事だしぃ、ちょっと休憩にしましょうかぁ。ハニーを休ませた方が良いでしょうしねぇ」


「そうだね!」


「ヴヴヴヴッヴヴ!」


「「まだイケる!」って感じの気持ちなのはわかるけどね?ハニーは働き者の称号と蜂蜜生成スキルでのドーピングでどうにかしてるって感じでしょ?それにさっきも屍喰いカラスとのバトルで怪我して治したばっかなんだから大人しく休んで」


「ヴー…」



 ハニーは少し不満げだったが仕方ない。休み休み行くのは大事だし。

 飛んでいるハニーを両手で捕まえて腕の中へ。ぬいぐるみサイズだからすっぽり収まるっていうのと、抱きかかえるとちょっと大人しくなるんだよね。何でも働き者の称号のせいでじっとしてるのが苦手みたいだけど、だからといってブラックな魔物使いにはなりたくないのでありますよ。

 実際イースからブラックな魔物使いの話を聞いちゃったしね。



「休憩ついでにまた授業を始めるからハニーも大人しくしてるのよぉ?怪我したからミーヤが光魔法を実践出来たけどぉ、怪我をしないでいられるならしない方が良いものねぇ?」


「その通り!キラービーの巣にいた時は捨て身戦法だったのかもしれないけど、うちではキラービーはハニーしか居ないんだから!」


「ヴッ、ヴヴヴッ?」



 何となくだけど「そうなの?」って感じの感情を察した。



「そう!だから捨て身とかは止めてね!クイーンビー様にも頼まれてるんだからね!ハニーの心配してるの私とイースだけじゃないんだからね!」


「ヴ…ヴヴヴッヴ」



 何となく「う…わかりました。もうしないよう気をつけます」みたいな感情を感じた。まったくわかんなかったのに従魔契約したらわかるようになったから本当に凄いな従魔契約。



「はぁ~い、今日はその従魔契約の補足情報を教えまぁ~す♡」


「何故に女教師!?眼鏡属性無いのにときめいたよ!?」


「うふふ、それは良かったわぁ」



 ビックリした!ビックリした!!いつの間にかイースが服装変えてた!

 いやまあいつもに比べればグンと露出度は下がってるんだけどさ!でも胸元がっばぁ開いてて谷間丸見えだし、タイトスカート短いし、しかも深めのスリット入ってるし、何かガーターベルト履いてるし!

 髪型だっていつもは少し癖のある紫がかった銀髪を、前髪は少し右側に流してて、後ろ側はアラビアンにありそうな金属の髪留めでポニーテールにしてて!そんでポニテ状態だと後ろの髪の長さが首くらいまでで!でも今の髪型は前髪をピンで留めて後ろ髪を上の方で一つのお団子にしてて!色々と!色々とグッとクる!!



「うふふふふ~。やっぱりこっちの姿でも服装を変えてみて正解だったわねぇ」



 脳内の感想がイースにはダダ漏れだからか、イースはとても満足そうに微笑んだ。何か凄いご機嫌なんだけど。あと幻覚で教壇がセットされてて、今イース教壇の上に足組んで座ってて視覚的なあれこれが色々と凄い。



「はぁい、それじゃあ従魔契約についての詳しい説明~…って言ってもぉ、ちょこっとだけなんだけどねぇ?ミーヤと私、そしてミーヤとハニーで従魔契約したでしょぉ?」


「うん」


「ヴヴッ」


「それなんだけどねぇ?私ってばうっかり説明を忘れちゃってた部分があったのよぉ。本来従魔契約は「契約」と言うだけあってぇ、主側から色々と条件を付けれたのよぉ」



 …条件、とな?



「ええ。一般的には魔物が主へ攻撃するのを禁じたりぃ、命令を絶対に聞くようにしたり、ねぇ。言ったでしょぉ?魔物を囮に使う魔物使いも居るって。そういう魔物使いは絶対服従の契約を無理矢理結んでいる事も多いわぁ」


「うっわ」


「ヴー…」



 ハニーもドン引きしてるよ。私もドン引きしてるよ。魔物使いは従魔が居ないと駄目なのに従魔を疎かにするとか馬鹿なの?死ぬの?あ、だから死んでいくのか。



「でぇ、今ミーヤと私達の間には従魔として契約されているだけでぇ、そういう条件みたいなのが無いのよねぇ。何だったら今一旦契約を解除してぇ、契約をし直して条件を付け足したり出来るわよぉ」


「いや、しないけど」


「…本当にぃ?」



 何故確認する。いまいち何て条件をつければ良いのかわかんないし、イースもハニーも私がされて嫌な事はしないでしょうよ。あと攻撃を一切禁止っつっても、色々と試す時や修行で戦うかもしれないんだし、私が何らかの洗脳やらにかかった時とかに攻撃で洗脳が解けるーみたいのだったら詰むじゃんか。

 あと命令に絶対服従とかも従魔を生き物として認識していないようで不愉快である。確かに魔物をじゃんじゃんばりばり狩ってるけどさ、それはそれとしてうちの子はうちの子です。



「………♡」



 その思考を読んだのか、イースはにんまりとした笑顔になった。にんまりとした笑顔なのにエッチさが失われないって本当に凄いな淫魔。



「んん、コホン。でもねぇ?ほら、私は淫魔だしぃ、「主を性的に襲わない」とかぁ、そういう条件も付けれるわよぉ?」



 ……そういや前に淫魔は我慢が苦手って言ってたな。だからか?

 んー、でもなー…。

 腕に抱いたハニーをもふもふしながら考える。

 確かに性的に襲われたら嫌だけど、イースは心が読めるからか絶妙なスキンシップなんだよなー。あとどっちかって言うとセクハラしてるのはこっちだと思うし、正直襲われたら私のせいだと思うんだよね。

 つまり、イースの感覚的には目の前に超美味いご飯が置いてあるのに、条件を付けたらギリッギリで食べられない辛さを味わうという…あ、想像しただけで辛い。駄目だわコレ。



「うん、条件付けないでおく。どうしてもって言うなら付けても良いけど、私は別に良いかな」


「本当にぃ?言っておくけどぉ、貞操の無事は保障できないわよぉ?」


「んー…んー…」



 そこまで言われると流石に考えるけど、まあ、うん、その際は諦めて食われよう。淫魔だし痛いとかは無いだろう。多分。きっと気持ち良いはずだ。多分。ならもうそん時はそん時って事で!痛くなけりゃこの際良いとしよう!

 淫魔って言ってもイースにはこっち来てから全部お世話になってるし!恩返しみたいなもんだと思えばオッケー!よし!



「大丈夫!!」


「……あのねぇ、ミーヤ?私は心が読めるからぁ、色々と見えちゃうのよぉ…」



 顔を上げたらイースが珍しく顔を赤くして顔を逸らしていた。伏し目がちになってて睫毛めっちゃ長いのがわかる。わあすっげぇ美人。流石イース。



「ああもうわかったわよぉ!………もぉ、この見た目は結局幻覚でしかないのにぃ…。大体、そんな逃げ道まで用意されちゃったら自制心がそっちに流れて行っちゃうわぁ、もう…」



 小声だけど全部聞こえてますぜイースさんや。見た目は好みだし美人だしおっぱい大きいし、あとまあ色々と気遣ってくれたり助けてくれたり教えてくれたりに関しては幻覚じゃないしね。でも自制心云々に関しては私悪く無い。ちゃんと心の中で色々と考えて出した結論でやんす。口には出してない。



「わかってるわよぉ、もぉ!じゃあこの話は無かった事で良いわぁ。でも一応覚えてはおいてねぇ?」


「はぁーい」


「ヴヴヴーヴ」


「じゃあ次ぃ、この授業はとても大事だからよぉく聞いておいてねぇ?」



 そう言い、イースは胸の谷間に手を突っ込んでそこから小さな魔石を取り出……謎の女スパイかお前は!!似合うなその取り出し方!



「ありがとぉ♡でぇ、この魔石の話なんだけどぉ」



 魔石が何だろう。魔石って確か魔物の核であり、魔法を仕込む事が可能で、お湯にしたり灯りだったりに使われてて、あとは高値で売れるくらいしか知らない。



「合ってるわよぉ。ただぁ、これから先の内容はかなぁり昔に発見されたやつなのよねぇ。当時は何人か知ってる魔族も居たんだけどぉ、大戦という名の勇者対魔王様の戦いで死んじゃってもう私しか知ってる魔族はいないわぁ」


「めっちゃ重要な内容やんけ」


「ミーヤは時々謎の方言になるわねぇ」



 放っといてくりゃれ。



「でぇ、この魔石なんだけどねぇ?まずぅ、魔法じゃなくて魔力を仕込みまぁす」



 イースが魔石に魔力を注ぐと、普通にキラキラしていた魔石がギランギランと輝きだした。ミラーボールかよってくらいに輝いてる。え、魔法仕込んでもこうなったりすんの?灯りの魔法要らなくない?



「魔法を仕込む場合はぁ、どちらかと言うと術式を仕込むのよぉ。魔石自体の魔力でその術式を発動させる感じだからぁ、魔石に内蔵されている魔力が尽きれば使用不可能になるわぁ。だからここまで光り輝いたりはしないわねぇ」


「ほー…」


「ヴヴー」



 使い捨てタイプなのか。家電だと使い捨てとは言えないけど使用可能な期限はあるもんね。そんな感じかな?冷蔵庫でも長年使ってると冷凍が効き難くなったりするしね。



「でぇ、今魔石の中を魔力で満たしたこれを食べまぁす」


「食べるの!?」


「あ、言っておくけど魔物や魔族限定よぉ?人間が食べたら人間を止めるか死ぬかの二択だから食べちゃ駄目よぉ」



 なぜ二択だと断言した。それってつまり前に人体実験をしたって…あ、この件については掘り下げるのは止めておこう。イースがにっこりしてるもん。顔に影がかかった笑顔でにっこりしてるもん。良い子な私は何も考えていませんぜお姉様。



「ちょくちょく小物みたいな語尾になるのはなんなのかしらねぇ…?まあ良いわぁ。これを食べるとぉ」



 そう言い、イースは見せ付けるようにいやらしくベロリと魔石の表面を舐めてから口の中に入れ、ゴクンと飲み込んだ。すると一瞬、本当に一瞬だったがイースの角や羽、尻尾が少しだけ光った。あと胸の契約印も光ってた。



「今のは?」


「魔力を込めた魔石を食べるとぉ、魔力を直に取り込めるのよぉ。そうするとぉ、レベルが上がりやすくなってステータスも上がりやすくなりまぁす。あと魔法の幅も広がるみたいなのよねぇ。込めた魔力の属性によって魔法の伸びが違ったわぁ」


「イースすっげー…」


「ヴヴヴヴーヴ」



 思わずぱちぱちと拍手をしてしまった。でもハニーも合計四つの腕でぱちぱちしてるからやっぱ凄いよね?この反応合ってるよね?



「だからぁ、狩り過ぎた分の魔物の魔石はこうしちゃうのが良いと思うのよねぇ」


「あー、成る程。狩り過ぎても人間に売ったら色々言われるかもしれないもんね」


「そういう事♡それに私はともかくハニーの方はまだレベルも低いでしょぉ?効率的にレベル上げした方が良いものね♡」



 確かに。



「それにキラービーってぇ、基本的にクイーンビーの部下だからレベルが一定まで上がるとそこで頭打ちになりやすいのよぉ」


「そうなの!?」


「ヴヴ?ヴヴヴ」



 何となくだけど「あれ?ご存知無かったですか?」みたいな感情を察知。クイーンビー様がいらっしゃる事も思い浮かばんレベルの物知らずでございやす。



「だからハニーに出来るだけ食べさせるのよぉ?あとぉ、一つの魔石には一属性の魔力しか入れれないから注意する事ぉ。複数の魔力を入れると魔石が容量オーバーで壊れちゃうのよねぇ」


「試したんだ…」


「あとハニーにあげる時は風と火の魔力多めに、でも他の属性も時々あげてねぇ。そうすればぁ、キラービーは本来火と風しか使えない種族だけどぉ、使えるようになっちゃいまぁす!」


「マジで!?」


「マジよぉ」



 凄いな魔石。というかそれを発見したイースが凄い。



「うふふふふ。何で使えるようになるかって言うとねぇ?使えない属性の魔力はぁ、基本的に不活性化というかぁ…端的に言うと眠ってる状態なのぉ。だからその属性の魔力を仕込んだ魔石を食べるとぉ、眠っている子が共鳴して起きるのねぇ?そうすると使えなかった属性も使えるようになるのよぉ!」


「おおー!すっごい!」


「ただし光魔法だけは駄目よぉ。回復の為なら良いんだけどぉ、内側から光魔法の魔力を吸収したら魔物や魔族は死んじゃうわぁ。そこだけは気をつけてねぇ?」


「うっわ超怖い。気をつけます」


「はい、よろしい。というわけでイース先生の授業を終了しまぁす」



 その言葉と同時に、イースが乗っていた教壇が煙のように消えた。瞬きの内にイースの女教師服もいつもの胸元は布が垂らされているだけのエッチい衣装へと戻った。

 ……契約した従魔にエッチい衣装着せて、女教師や体育教師みたいなコスプレをさせてる私はかなりのブラック魔物使いなのでは…?



「どういう思考?これは普通に淫魔の趣味よぉ。代わり映えしないのは退屈だしねぇ」


「あ、そうなんだ。良かったー」


「単純にぃ、私はミーヤの魂が回復して嬉しい、ミーヤは私の着替えた姿を見て嬉しい、って事で良いのよぉ。淫魔にセクハラだ何だって気にしちゃだぁ~め!」


「そう言われるとそうだね!」


「ヴヴーヴ!」


「はぁい、それじゃあ人里までこのペースだとぉ…あと四日くらいかかるからぁ、今日はハニー、明日はミーヤ、その次の日はまたハニーって感じでぇ、交代しながら魔物とバトルねぇ。ある程度は平等にレベル上げしないとだものぉ」



 その言葉に、何となく違和感を感じた。



「急いでレベル上げした方が良い感じなの?」


「…急ぐ必要は無いんだけどぉ、人里だと絶対にトラブルが起きるじゃなぁい?だったらある程度問題無いレベルになっておかなきゃねぇ」


「あー…」



 ファンタジー小説でテンプレのやつだ。新米冒険者に喧嘩売ってくるやつだ。



「それに魔物使いだものねぇ。しかも従魔は淫魔とキラービー…。………確実にそういう意味で絡まれるわよねぇ。そうならないように一応策は考えといた方が良いかしらぁ…」


「「そういう」って、性的なアレコレ?」


「ミーヤって耳が良いのねぇ…。そうよぉ。淫魔を連れてると下世話な話をしてくる下半身馬鹿が寄って来ちゃうのぉ。一応人里では羽とかを隠して保護者の振りをしておいた方が良いのかもしれないわねぇ」



 うーむ…淫魔に対しての偏見は根深そうだしなー…。

 そう思い、私も考えに没頭しようとしたらいきなり目の前が真っ暗になった。訂正、褐色の肌で埋め尽くされた。はいまたイースのおっきいおっぱいですねー!正直一生分のぱふぱふを経験したんじゃないかって思うレベルでイースのおっぱいに顔埋めてる気がするよ!

 すぐに離れてくれたので、脳内で感触を反芻しつつ呼吸を整える。いきなりだと呼吸のタイミングがね、大変な事になるんだよね。



「ぷはっ、はー、はー」


「うふふふふぅ。ミーヤはそんな事考えなくて良いのよぉ。そういうのは私の仕事!ミーヤはバトルするハニーの姿を見て、ハニーの得意な戦法や立ち回り方を覚えて、それを活かせるように頑張るのが今一番大事な事よぉ!」


「まったくもって正論過ぎる!実際まだ私達レベル低いしね!よっし頑張ってレベル上げて人里まで行くぞー!」


「ヴヴヴヴー!」


「それと倒した魔物から出た魔石は一旦仕舞っておいてぇ、夜寝る時に食べましょうねぇ」


「ヴヴヴー!…ヴ、ヴヴヴヴヴ」


「ああ、キラービーは甘い物しか食べれないってぇ?大丈夫よぉ。従魔契約をしてたらぁ、主の魔力は極上の蜜らしいわぁ。勿論絆の質にもよるらしいけどぉ、それなら余裕で大丈夫だものねぇ?」


「ヴヴヴヴーヴ!」


「…それにキラービーってぇ、とびきり甘いのが好きってだけである程度の甘みがあれば普通の食べ物も食べれるのよねぇ」



 何故か小声で言っていたが普通に聞こえた。成る程ー、お菓子とか一定の甘みを超えれば食べれるのかな?…ま、それは毎回ハニーに確認すれば良いか!

 まずはハントが最優先!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ