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助っ人ニート  作者: RPGをツクル
プロローグ
1/4

始まり

場所:???


男「フハハ。貴様との戦いも遂に終わる!これでトドメだ」


人の顔をしながら、漆黒の鎧、邪悪なオーラを纏った男が告げる。

頭上にかざした手からは、巨大な炎の球が太陽のような輝きを持ちながら、しかして男と同じように邪悪なオーラを纏っていた。


女「くっ、ここまで力を付けていようとは...」


男とは対照的に、純白の衣、神聖なオーラを纏った女が応える。

身体中に傷を負い、最早自身の体さえ支えることがやっとな状態の女は、片膝を付き、右腕を左腕で抑えている。


男「最期に何か、言い残すことはあるか?」


勝利を確信し、不敵な笑みを浮かべながら男が問う。


女「この戦い、最早雌雄は決したでしょう。しかし、私の身体が朽ちたとしても、人間の敗けが決まった訳ではありません。必ずや、あなたの野望を打ち砕くものが現れます」


息も絶え絶え、絶望を体現したような状態の女の瞳には、確たる希望が宿っていた。


男「ふん、この期に及んでもまだそのような綺麗事がぬかせるとは、つくづくつまらん女よ」


男の表情からは笑みが消え、女に対する失望で満ちていた。


男「まあ良い、どちらにせよこれで終いだ。さらばだ。古き神よ」


かざした手が女にそそがれるや否や、炎の球が女目掛けて動き出す。

眼前の炎の球を見据えながら、女は思った。


女「(力及ばず申し訳ございません。ですが、あなたの思い通りにはなりませんよ、魔王!)」


炎の球が女に触れると、龍のような火柱が立ち昇った。

断末魔すら燃え盛る炎に焼き尽くされ、後には女が居たであろう場所に、酷く黒ずんだ焦げ跡と悪魔のような煙が残るだけだった。


夢はそこで終わった。

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