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ALIVE

作者:黒羽

死を願う君に

僕は何をしてあげられただろう?
君は君に何をしてあげられるのだろう?

君は孤独で
助けなど無くて…
救いなど無くて…
味方など何処にも居なくて…
居場所など何処にも無くて…
支えさえも失われてしまった

辛くて
苦しくて
哀しくて

生きることはまるで地獄のようで…

人は言う
助けを求めて良いのだと
人は言う
逃げ出しても良いのだと

「助けて」と叫んだところで
本当に救ってくれる人がどれほど居るのだろう?
逃げ出したところで
その先に何が在るのだろう?
耳障りの良い綺麗事で誰が救えるのだろう?
理解している振りをして何も解ってはくれないくせに
抱えている絶望の重さも知らないくせに
優しいだけの無責任な言葉は更に君を追い詰めるのに

結局は救いのないループ
世界は…こんなにも残酷だ

生きることが苦痛で絶望で…
死ぬことが願いで希望だ
なのに生きていく勇気も
死ぬ度胸も根性も無い
生きることは怖いのに
死ぬことはもっと怖い


人は何のために生まれ何のために生き
何のために死ぬのだろう?
何のため死ぬために生きるのか…
その答えはきっと…永遠に見つからない

どうせ死ぬのならば生まれてこなければ良かったのに
どうせ死ぬのならば今日死んでも同じではないか
そう思うのに…
何故こんなにも生きることにしがみついてしまうのか…

どれほどの絶望を重ねれば
この思考を止めることが出来るのだろう?
どれほど傷付き苦しめば
死へ向かって迷わず走ることができるのだろう?
それは誰にも推し量れない

ギリギリのところで踏み止まってしまう己を恥じる
自ら命を絶ってしまった人たちを羨んでしまう
生きたくても生きられない人たちに罪悪感を覚える
自分を責めたところで何も変わりはしないのに…

人は言う
越えられない壁は無いと
人は言う
神は乗り越えられる試練しか与えないのだと

神が何をしてくれるのだろうか?
所詮は他人事…言うだけなら誰にだって出来る
イマ目の前にある壁に圧し潰されそうなのに
そんな見えない未来に希望など描けない

死を望み…願い…祈り…求めることは
そんなにも罪なのだろうか?
死にたいと想いながらも生きてしまうのは
何故こんなにも苦しいのだろうか…

君が君を殺してしまったとして
誰にも君を責めることなどできない

けれど
君と同じ僕だから言おう
君は生きていて良いのだと…

何も出来ない僕だから
ただ祈る…君の心が救われることを
ただ願う…君の魂が癒されることを

生きる意味も生きる価値も生きる目的も無くて
死ぬこともできない愚かで臆病で滑稽な君へ

ただ伝えたい

君は君のままで良いのだと…


生きる意味など無くて良い
生きる価値など無くて良い
生きる目的も無くて良い

ただ「生きる」その為だけに生きてほしい
終わりなど無い絶望の中でも
ただただ生きてほしい
誰の為でもない…君のために
「君」という「僕」のために

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