そんなこんなで大団円!?
「まあ、座ってくれ」
兄貴と舞奈さんの部屋に入った俺は、兄貴に言われてコタツに入る。
続いて、俺の右隣に兄貴、左隣に舞奈さんが入った。
「お前には、話しておこうかと思っていたんだが、
その前に、とんでもない事に巻き込まれちまったな」
そんな事を良いながら、兄貴が突然済まなさそうな顔で俺に頭を下げたので
俺は面喰ってしまい、ポカンと口を開いたまま何も返す事が出来なかった。
「……って、兄貴、一体何がどうなってるんだ?
ちゃんと順序立てて説明してくれよ」
頭を下げたままの兄貴を見ながら、俺がようやく呆然とした声を絞すと、
「ああ、説明させてくれ。
舞奈の事、俺達の事を」
そして、兄貴は淡々と語り出した。
兄貴は、役場の福祉課に勤務している公務員だ。
現在は老人福祉の仕事をしているが、かつて勤務していたのは
なんらかの理由で親を失った、もしくは親から不要とされてしまった子供の
面倒を見たり、世話をする部署……有体に言えば、児童擁護施設だという。
兄貴が福祉関係の仕事をしているのは知っていたが、
俺と兄貴がお互いの仕事の話などした事は殆ど無かったので
改めて聞かされた俺は少々驚いてしまった。
そして、舞奈さんは、兄貴が施設に勤めだした頃、
丁度今から十年前位、入所してきたのだと言う。
「え?だって、知り合ったのは去年の夏頃だって……?」
俺は兄貴の言葉に矛盾を感じ、直ぐに尋ねてみた。
「ああ、とりあえずそういう事にしておこう、と舞奈や親父達と相談してな。
これからする話だって、お前には一年程経ってからする積りだったんだ。
舞奈がお前に馴染んでから、な。
だが、今回の騒動を踏まえれば、すぐにでも話した方が良いと思ったんだ」
兄貴は話を続ける。
「舞奈の両親には、問題が多くてな……」
舞奈さんは父親が十七歳、母親が十五歳の時に生まれた。
両親とも、世間一般で言う所の普通の家庭で育っておらず、
父親は舞奈さんが生まれた直後に他の女と失踪、
その為に母親は精神を患ってしまい、自殺未遂や自傷行為を
繰り返すようになり、とうとう幼い舞奈さんを虐待する様になってしまった。
そして、舞奈さんが小学生になった頃、
母親には新しい男が出来て舞奈さんの家に入り浸るようになり、
男は舞奈さんを邪険にして母親と二人での虐待が始まる。
その内男の虐待は性的なモノも含むようになってきて、
また、ろくに面倒を見てもらえない舞奈さんは汚れた格好で登校する事が多く、
小学校でも陰湿ないじめの的になってしまった……
いつも生傷が絶えず、血塗れの下着やボロボロの服で家にも帰れず、
同級生から苛められた後に公園のブランコで泣いていた舞奈さんは、
ある冬の夜、家に帰らずに公園の象さんの滑り台の中で、
半ば凍え死にそうになっていたのを、近隣住民の通報によって保護されたのだ。
「だが、舞奈の親は舞奈を何故か離そうとはしなかった」
保護策として、兄貴の勤めている施設で一時的に預かりはしたのだが、
親が返せと言ってくれば無理に預かり続ける訳にはいかない。
厳重に注意をして舞奈さんを親に返すのだが、
兄貴をはじめとする職員の言う事など鼻の先で嘲笑し、帰れば直ぐに虐待が始まる。
しかし、再び始まった地獄の日々に舞奈さんは挫けずに耐えた。
「お兄ちゃんの……いえ、順一さんの優しさに触れて、
私は生きる事に喜びを見つけられたのです……」
それまで俯いたまま、兄貴の話を聞いているだけだった舞奈さんが
すっと顔を上げ、涙に濡れた瞳を俺に向けながら言葉を絞り出す。
そして、可愛らしい顔をくしゃ、と歪めて兄貴にもたれて嗚咽しだす。
「そして、俺達の奔走が実り、舞奈の両親に育成能力無し、と言う判断が下され、
中学に入る時から施設に正式に入所出来た。
だが、それとほぼ同時に俺の部署転換が決まってしまったんだ……」
兄貴はもたれてきた舞奈さんを抱きしめながら、再び語りだした。
兄貴は現在も勤務している老人福祉課へと回され、舞奈さんとの接点が少なくなってしまった。
それでも舞奈さんを気に掛けて休日などにはちょくちょく顔を出していたのだが、
下種な勘ぐりをした同僚により兄貴が舞奈さんに気が有るのでは、
と上司に密告されてしまい、兄貴は上司から厳重に注意されて
施設への訪問、というか舞奈さんとの面会を制限されてしまった。
「まあ、現状を見れば決して下種な勘ぐりとは反論出来ないんだがな」
少し顔を赤らめながら苦笑する兄貴。
だが、直ぐに真面目な顔に戻り、
「俺が殆ど会いに行けなくなった後、舞奈の次の地獄が始まったんだ」
と、苦渋に満ちた声を絞り出し始めた。
兄貴の代わりに施設へと転勤したのは、まったくやる気も無く
仕事に情熱など欠片も持たない男だった。
男はただ事務的に仕事を処理し、施設内の子供にまったく関心を持たず、
トラブルや問題が起きても知らん振りか責任転嫁しかしない様なヤツだったという。
そして、その男と同時期に入所してきた舞奈さんと同い年の男子によって、
舞奈さんへの性的な悪戯、いや、犯罪が始まってしまった。
その男子は札付きの不良で、親も学校も完全にお手上げ状態で放逐されて来た。
そして、間もなく男子生徒によって舞奈さんは強姦されてしまった。
「その不良ってのが、さっきショウくんにぶちのめされた連中のリーダーだ。
あいつらは舞奈に執拗に暴行を繰り返したが、職員は何も出来なかった。
もちろん、それは有る意味仕方が無い事だったさ。
そこで無理に止めにでも入れば、自分達が暴行され兼ねなかったからな」
そんな地獄の日々が続くうち、舞奈さんは自分で自分を守る為に、
抵抗をせず受け入れなければならないと悟ってしまう。
抵抗すれば殴る蹴るの暴行を受けた上で犯されてしまう……
だったら、抵抗せずに、ただ犯されただけの方がマシではないか、と。
ただ犯され、踏みにじられる毎日が淡々と過ぎて行く内に、
舞奈さんの男に対する感情が捻じ曲がっていった。
股さえ開けば、男は皆満足するのだ……
そして、その間は自分が自分で無くなっていれば、何もキズ付かずに済むのだ。
そう、舞奈さんの中には純真なままの舞奈さんと、
男に対して体を開く事によって自分を守る舞奈さんの二つの人格が現れたのだ。
「有る日、俺は久しぶりに施設を訪れた。
舞奈がどんなに成長しているか、楽しみにしながらな」
しかし、旧職場に足を踏み入れた兄貴は愕然となる。
窓ガラスは割れ、あちこちで不良少年がタバコを吸いながら座り込み、
本来の生徒達は小さな部屋で一般職員と共に涙を流しながら耐えている状況。
そこには、かつての温もりの有る施設の姿は無く、
不良共によって滅茶苦茶にされた地獄が有ったからだ。
「俺はなぜ、こうなるまで状況を放置したか、後任の職員を問い詰めた。
しかしヤツは、俺の責任じゃない、と人事の様に言い放ったんだ」
兄貴は職員をぶっ飛ばし、施設内を見回リ始めた。
そして、ようやく舞奈さんの姿を見つけた時、彼女は数人のガキに
代わる代わる犯されながら虚ろな瞳で天井を見上げていた……
「俺はキレた。
そこに居たガキ共全てを半殺しにしてやった……
その事で職場からも戒告、訓告を受けたが、俺は絶対に謝らなかったし
今でも悔やんでなど居ない。いや、一つ悔やんでいる事が有る。
なぜ、あの時アイツを殺さなかったか、とな」
舞奈さんを初め、暴行され衰弱した子供たちを病院に入院させ、兄貴は上司に噛み付いた。
あんな状況までになっていて、なぜ役所内で問題にならなかったのかと。
なぜ情報の一つも出てこなかったのか、と。
「上司はこう言ったよ。
個人情報の保護の観点から、公には出来なかった、とね」
そして兄貴は、不良共への暴行や越権行為についての責任を問われ……無かった。
「俺の口から、世間にバレるのを恐れたのさ。
こんな話は大問題だからな……マスコミが飛びついてくるだろう。
俺も、もちろん公表してやる積りだった。
だが、な……公表して喜ぶのは世間とマスコミだ。
そして、被害者である舞奈達はただ傷付けられるだけで終わってしまうだろう。
そんなことだけは許すわけにはいかない。
だから、俺は黙っている事を約束する代わりに幾つかの条件を付けた」
その条件は施設の状況改善に関する事が殆どだったが、
一つだけ、兄貴が自分の為に、いや、舞奈さんの為に出した条件が有った。
「それが、舞奈を俺の庇護下に置くという事だったんだ。
だが、幾ら何でも法律を捻じ曲げてまで無理矢理と言うわけにはいかない。
だから俺は考えた。そして、結論を出したんだ。
俺は、いつからかは覚えていないが、舞奈を愛し始めていた。
そして、舞奈も俺の事を愛してくれていた……
だから、俺は舞奈に嫁いでもらう事にして、婚約をしたんだ」
そして、舞奈さんはウチで暮らすようになった。
俺は兄貴の話を聞き終わり、余りの事に言葉を発する事も出来ずに
ポカンとアホ面を晒しながらコタツの上のみかんを見詰めていた。
「今日、お前達に絡んだガキ共には俺が再び思い知らせてやる。
まあ、遥の旦那のショウくんとお友達に手酷い目に合わされてはいるが、
あいつらはアレ位では懲りたりしない。
懲りるなら、俺がぶちのめした時に懲りているはずさ。
あいつらは屑だ。人間じゃない。反省などする訳がないんだ。
人間の中には、時々そう言う獣以下の鬼畜が現れる。
最近、その数が増えてきているのが薄ら恐ろしいがな……」
兄貴の言葉を聞きながら、俺は舞奈さんにふと目を向けてみた。
すると、俺を見詰めている舞奈さんと一瞬目が合ったが、
舞奈さんは直ぐに目を逸らしてしまった。
「雅人、さっきも話したが舞奈の中には二人の舞奈が居る。
もしかすると、お前は既にもう一人の舞奈に逢っているかもしれないな。
自分を守る為、男の前でメスを演じてしまう舞奈に」
俺は兄貴の言葉に驚き、バッと顔を上げて兄貴を見詰めてしまう。
だが、兄貴は穏やかな微笑を浮べながら俺を見返して来た。
「だが、俺はそれでも構わないし、舞奈の前でこんな話をするのも
もう一人の舞奈を受け入れ、愛する為の、言わば治療の一環なんだ。
幾ら二人の人格を内包しているとはいえ、舞奈は舞奈一人だ。
だからこう言う話を無理に隠したり聞かせ無い様にするよりも、
目の前ではっきりとした方が良いんだよ。
それに、幾ら舞奈が俺の事を愛してくれていると言っても、
まだまだ十七歳の少女だ。
もっと若いピチピチした男に惚れてしまう事も有るかもしれない。
その時は、ちゃんと話し合って、ちゃんと結論を出すのさ。
たとえ、舞奈と雅人、お前達が惹かれ合ったとしても、な」
「!」
俺は舞奈さんとの濃厚なキスを思い出し、顔がかあっと熱くなるのを感じて慌ててしまう。
と、ふと舞奈さんを見ると舞奈さんも顔を真っ赤にして俯いている。
「さて、俺の話をはこんな所だ。
解ったかな、沙紀ちゃん?」
兄貴がすいっと立ち上がり、ガラッと廊下への扉を開くと
「あわわわわわ!!!」「きゃあん!!」
ドッターン!といい音を立てながら沙紀とハル姉が部屋の中に転がり込んで来た。
「きゃあ!」
舞奈さんが驚いた様に悲鳴を上げ、
「!さ、沙紀!ハル姉!?」
俺もびっくりして叫んでしまう。
「おいおい、沙紀ちゃんだけかと思ったら、遥まで何やってんだよ……」
兄貴が呆れ帰りながら非難がましく言うと、
「だ、だってぇ!沙紀ちゃんがトイレに行ったまま帰らないから心配になっちゃって」
赤面して俯く沙紀の上で、ハル姉は頭をポリポリと掻きながら
バツ悪そうに言い訳をする。
「まったく……相変わらずだな、遥は。
おっぱいのデカさと好奇心のデカさが正比例してるよな」
兄貴が苦笑しながら呟くと、
「な!順ちゃんのスケベ!!」
ハル姉が沙紀の頭の上に乗っかっている巨大な乳を隠すように両手を胸元に持っていく。
って、覗いている谷間が強調されてもっとエロいんですが。
「遥姉さん、私の頭がおっぱいで埋まってるんですけど……」
沙紀が苦しそうに呟き、「あ、あらごめんなさいね!」
と慌ててパッと沙紀の上から退くハル姉。
「いやあ、しかし本当に遥のおっぱいは成長したよなあ。
昔からデカかったけど、ちょっとおかしい位デカくなってき痛てててて!」
ハル姉のおっぱいを凝視してニヤニヤしながら話し出した兄貴が
突然悲鳴を上げ始め、俺達は驚いてしまう。
ふと見ると、いつの間にか兄貴の隣にピトっとくっ付いていた義姉さんが
兄貴の背中をムギュウと抓っているらしかった。
「解った!もう言わない!勘弁してくれ!!」
流石の兄貴も涙目で悲鳴を上げている。
「ふ、ふふ……あはははは!順ちゃんすっかり敷かれてるわね!」
ハル姉が我慢出来ない、と言った様に笑い出し、
「うふ、うふふふ」
沙紀も口を押さえて噴出し始めた。
「やれやれ、兄貴でさえ女房には弱いんだねぇ」
俺も溜息を付きながら呟いた後、
沙紀とハル姉と一緒に大笑いしだした。
「なんだなんだ、何を騒いでいるんだ?」
俺達の笑い声を聞きつけたのか、ショウさんやその友人二人、親父とお袋が
ドヤドヤとやって来て部屋の中に入ってくる。
「ちょっと!この部屋にそんなに入ったら狭苦しくて死んじゃうわよ!」
ハル姉の笑いながらの文句を聞き、俺達は再び一斉に大笑いしだした。
「それじゃあ、また来るよ」
「ああ、春頃にはまた顔出せよ」
舞奈さんの肩を抱いた兄貴が笑いながら声を掛けて来る。
正月休みも終わりに近付き、俺も帰る日がやって来た。
「体に気を付けてね」「元気でやれよ」
お袋と親父が心配そうに言う。
親にとって、子供はいつまでも子供なんだよな……
そう、普通の親にとって、は。
「ああ、今度はゴルデンウィークに来れると思う。
っていうか、必ず来るよ」
俺はみんなの顔を見ながら、バッグをいよっと担いだ。
「雅人さん……ありがとうございました。
私も待ってますから、必ず帰ってきて下さいね」
義姉さんが少し涙ぐみながら俺に言う。
「うん、必ず来るから。義姉さんも元気でね」
溢れ出る涙をハンカチで拭きながら、微笑んで頷く義姉さん。
「じゃあ、またね!」
俺はそう言うと、玄関先で待っていてくれた沙紀の車に乗り込んだ。
「悪いな、沙紀。駅まで送ってもらっちまって」
「別に?どうせついでも有ったしね」
今日の沙紀は、何故かちょっとツンツンしているな。
俺は苦笑しながら、この正月に起こった事を思い返した。
ホント、驚かされたよな……
俺の脳裏に義姉さんの無邪気な笑顔がふっと過ぎり、そしてあのキスを思い出す。
もう一人の義姉さん、か……
人間ってのは不思議だよな。
それにしてもあの時の義姉さんの柔らかな唇と体の感触を思い出すと、
ついついある一部分が成長してきそうになっちまう。
「何イヤらしい顔してニヤ付いてるのよ」
沙紀の声にハッと我に返ると、沙紀が横目で俺を睨んでいる。
「どうせ、スケベな事考えてたんでしょ!!」
ビシッと決め付ける沙紀の声に慌てるが、なんとか平静を保ちつつ
「あ、ああ。お前としたキスを思い出していたのさ」
と誤魔化そうとした、ら……
「な!なななな!何いってんのよ!!」
ボッと音がする位の勢いで真っ赤になった沙紀が
猛烈な勢いで挙動不審に陥った。
キキィっ!
パパーーッ!!
「うわああ!」「きゃああ!」
ハンドルを切り損ねた沙紀が対向車とぶつかりそうになり、
クラクションを鳴らされて急いで回避する!
「おいおい、勘弁してくれよ……
こんな所で心中なんでごめんだぜ」
なんとか元の車線に戻ったのを確認し、ハンカチを出して冷や汗を拭く俺。
「だって!雅人がヘンな事言うから……」
って、何潤んだ瞳で俺を見つめてるんだ、沙紀は?
「ねえ、雅人……電車って、後何分くらいで出るんだっけ?」
「え?あと一時間位だな。なんで?」
沙紀が上気した顔を俺に向けている……
って、この顔は、沙紀が自分から求めてくる時の顔、だったよな……?
「その後は何時の電車が有るの?」
「あ、ああ。その後は二時間後に最終が……って、
なんでウインカー出すんだよ?駅は直進だぞ!」
「うっさいわね!ちょっと付き合いなさいよ!!」
あの、沙紀さん、その方向は地元で一番充実しているラブホ街ですよネ?
「バカ雅人!人の気も知らないで!!お仕置きしたげるわよっ!」
をいをい、俺、ホントに今日帰れるのかよ……?
ふう……ま、良いか。
「はは、ははははは!」
思わず笑い出した俺を横目で睨みながら、
俺達を乗せた車は、お城の様な建物の入り口を潜った。
俺の正月休みは、もう少しだけ、続きそうだな。
fin.
Ending image song : はぐれそうな天使
Artist : Takako Okamura
Special thanks to Kanako Onda&Takeyuki Kimura
And Very Thanks To All.
Presented by Shogo Hazawa
「アンダーエイジ・シスター」
ご愛読頂きましてありがとうございました!
中々の難産となりました本作、構想よりも少々重い感じとなりましたが、如何でしたでしょうか?
こう言った企画に参加する場合、次からは通常連載を休止して全力を叩き込むくらいの姿勢で無いと(特に期間が限られている件で)とても厳しいという事を思い知らされ、良い勉強となりました。
もちろん、本作にて手を抜いているという事ではなく、上手く纏めるのに時間が足りなかったのが大きいという事なので、自分の力不足を猛省し次回に生かそうと思っております。
また、本作へのご意見、ご感想等頂けましたら望外の喜びです。
本作品は「小説家になろう」スピンオフ企画
「春エロス2008」参加作品です。
本作品をお気に入り頂けましたら、リンクから投票して頂けると嬉しく思います。
それでは、またお会いできる事を楽しみに…
作者より、全ての読者様に親愛の情と感謝の念を込めて…
2008/4/17 羽沢 将吾