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序章
序章
これは俺の過去の話だ。
まずは小学生の時から現在まで遡ろう。
何?なんか忘れてないかって?
あぁ、自己紹介がまだだったな・・俺は北上雪斗、職業は会社員だ。
さて、じゃあ俺の奇想天外な体験を語ろう。
え?そんなこと聞いてないって?
まあ、いいじゃないか、俺の話に付き合ってくれよ。
あれは俺が小学四年生の時だ・・・。
夏の蒸し暑い時期にそれは起こったのさ。
夜、自分の部屋で過ごした俺はゲームをしていつも通り寝ようと思った。
だが、どういうわけか夜中に目を覚めちまった俺は時間を確認しようと、時計を見た。
すると、全ての時計は0時0分0秒で止まっていたのさ・・・。
そんなことも意に介さず、小学生の俺は『まぁ、いいや』と思ってテレビをつけた。
で、そんときはまだブラウン管だったから、まだ何もやってない時間帯があったんだよ。
だから、画面が『ザァー』っと流れるだけだったからまた寝ようとしてテレビを切った瞬間・・・っとまあ続きはまた今度な。
俺はもう仕事の時間だ。