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静岡県立美術館に行ってきました。

 静岡県立美術館に行ってきた。

 無言館と窪島誠一郎氏に関する展覧会で、靉光や松本俊介の他、個人的に戦争画の最高傑作だと思う藤田のアッツ島があって、見応えがあった。

 特に良かったのは戦没画学生の作品群だった。どの絵も真っ直ぐで、上手い下手関係なく輝いていた。理屈なんか抜きにしてとにかく良い絵だった。抽象的だが、良い絵を前にすると人は言葉を失うのだから仕方がない。

 そして、その画学生の中には死ななかったら画家として大成したであろうと思わせる人が何人かいた。これらの作家は画学生、或いは画家として活動し始めた矢先に亡くなった人たちで、他とは明らかに違っていた。それらの絵には透明感があった。透明感といっても別に水々しい絵とか、肌の質感とかそういうのではなくて、なんとなくそう感じさせる、雰囲気のようなもので一流の画家の絵には必ず備わっているものである。

 私はそれらの絵を見て才能の片鱗というものはこういうものなのだと改めて感じると創作に対するエネルギーのようなものを分けてもらったような気がした。

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